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Posted by ブクログ
遊郭を中心とした死者の念はどれも多種多様……そんな言葉がぽろりと出てしまうような2巻目だった
ネタバレ防止で多少は濁すが、今回の巻は恨み辛みの内容が現実の人間にも当てはまるものだったり共感できてしまうもの、感情移入してしまうものが「女性目線」でかなり多かった気がする
単行本の中には作者の書置きとして当時の遊郭に関する情報なんかも書かれているので、そこも読み込むとよりキャラクター達の感情や境遇のリアリティさが増していくのではないかと思われる。当時の時代ではそれが当然だったのだという歴史的視点でのおぞましさなんかも私個人としては感じた
恐宮司やあおの謎など、まだ明かされてないものは数多いので次巻が楽しみ。1巻では兄弟が食い殺されない為にあおが自ら売られたのは発覚してる為、その子を守るためにお金に執着してるんじゃないかと個人的には考察
どんどん引き込まれる
巻を追うごとにどんどん引き込まれていく作品です。
秘められたたつきの過去や花街に生きる人々の思いなど、重いテーマを扱いながらも、軽妙なやりとりでテンポよく読むことができます。
Posted by ブクログ
『忘八』かあ、と思った。あんなに信じたととさんに、息があるのに見捨てられ、樽ごと生き埋め。呪い殺したくなってもおかしくないと思う。
一方で生きている私たち同士も、理不尽な目に遭って恨む事はあるけれど、結局恨むほうばかり苦しくて、恨まれている側は平気でいる。自分ばかりで酷い目に遭ったほうの事なんかこれっぽっちも気がついていない。恨む相手は『魂の死んだ』ひとと思って、忘れちゃうのがいちばん楽になるんだろうな。そうも出来ずに苦しんでしまうのが人間なのかもしれないけど……。
『定めというものは巡り合わせ あなた自身が引き合わせるものだ!!』という言葉が心に残った。
どんなによい事が起きそうな時でも、自分でふいにしてしまったら意味がない。どんなに悪い時でも、自分でよいものを引き寄せていけば、自分の持ってるカードなりの幸せは掴めるのかな、と。
そして今回もうすいの神がしゅんとしたり芸を覚えさせられようとしたり、キリッとして見せたり、可愛かった。
あと遊女たちの指や足の書き方が色っぽいなと思った。彼女たちの武器であるから、一層丹精込めて描かれているのかもしれないけど、首筋の細さや立ち姿、指先や足が色っぽい。描写が好き。
面白さが増していく
1巻にもあった引き込まれる世界観はそのままに、面白さを持続しているのが作者の技量を感じる。
化け物退治、そのほとんどが遊女でありながら、問題や解決策がワンパターンじゃないのがよい。
生前の思いにとらわれた姿をしているがそのキャラの造形も様々で面白い。
ゲストキャラだけではなく、重要なキャラも増えてきてますます今後が楽しみな作品。
七里の回は本当に切ないというかやりきれない話だった。
これを言ってしまうと話が作れないが、かむろに仕置きを受けさせているやり手を諫め、背負ってくれるほどに優しかった彼の性格が非情になってしまったのは口惜しいし、一方で非情でなければ遊郭の主など務まらないのかとも考えさせられる。
孔雀打掛を体にまとって胸を張る七里の絵がとても美しく、印象的でした。
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