あらすじ
廓番衆の修験を通じて、目指すべき「お祓い」の形が明確になった楽丸とあお。そんな二人に哀ゐ丸が課したのは、言霊を封じ込めた「良い鈴」を作ることだった。言霊の良し悪しで鈴の音色は変わるそうだが、哀ゐ丸の嫉妬心と酒の力で、鈴作りは思わぬ方向に…!? もふもふ癒やされる、単行本限定の描き下ろし漫画『訓練日和』特別収録!
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Posted by ブクログ
あお(濃紫)の過去を知る編。
遊女は皆望んでなんかやっていないと知ってはいたが、やはり胸が痛い。
ただ妹に健やかに生きてほしいだけなのに。
ラストの『単行本限定訓練日和』で満面の笑みなうすいの神に癒されました。
!!!
ついにあおさんの過去に迫ります!
濃紫花魁になにがあったのか、どうして彼女は若くして冥土にきたのか、教えてくれます。
それから私はこの巻の読切2つがとても好きです。
みなさまもぜひお読みください。
切ない
徐々に明らかになる濃紫の頃のあおの話。
1巻に出ていた母親と妹が関係してましたが、この母親サイテーです。
うわーってなっちゃいました。
絵・時代考証・ストーリーが秀逸
遊女の華やかな部分が取り上げられやすい現代、経済的困窮や生活様式が取り上げられ、よりリアルに彼女たちの生き様が感じられる作品だと思います。
ストーリーも後の展開が気になってたまりません。
粋なあおさん
あおさんと楽丸さん、薄命、そしてエピソードごとに登場するキャラクター達。
皆それぞれに一生懸命で、生き生きと活動していて、新刊が出るのを楽しみにしています。
浮世と冥途の狭間が舞台なので、「生き生き」という表現は適切でないかもしれませんが、
大好きなお話です。
Posted by ブクログ
下戸なのになにかしなければとお酒を飲み干して
酔った勢いに任せてふたりをそれでも優しく諭す
楽丸がとても可愛い。
哀ゐも早とちりは良くないがきちんと謝ったし
恋する女の子で可愛かった。
楽丸のことを覚えていなくても、あおはあおらしくて
楽丸も自分の信念を信じて頭を下げるところが良い。
濃紫の過去の話は見ているだけでも辛く
本当に苦界という言葉のとおりだ。
色んな頓智で懸命に切り抜けて花魁まで上り詰めても
辛いことばかり。
ただでさえ辛い日々なのに、母親があまりに酷すぎる。
コウちゃんが心配で仕方ない。
脱走を企てた濃紫が待ち人にもうすぐ会えると微笑むのもまた悲しくなってしまう。
彼女なりに考えたとはいえ
外にも出られない身、現場の下調べが十分ではないのが仇となる。
妹に会いたいだけのことが何故叶えられないのだろう。