有川ひろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっぱり有川浩のお仕事小説は素敵だなぁ。
こんなにもたくさんの人が関わって映像作品はできているんだと、当たり前のことながら全く意識していなかったので新鮮で、興味深かった。
有川浩のあの作品じゃん、みたいなのがゴロゴロしていて、その小説をまた読みたくなっちゃった。
きっと自分の作品が映像化されることで感じたリアルな気持ちややり取りが反映されてるんだろうけど、どこまでリアルでどこからが創作なんだろうと思いつつ、有川浩はその境目が上手いよなぁと改めて思った。嫌な思いをする原作者さんが少しでも減りますように。
原作の映像化、私は苦手で、有川作品はわりといい映像化が多くてわりかし見てるけど、「いやこのキャストはないわ」みたいなので見てないものももちろんあって。有川作品以外だと見た上で「この脚本はないわ」とかって思う作品でいっぱいで。だからこそ様々な事情があるんですよ、と教えられてグサッときた。けど全肯定するわけではなく、「見ない権利」にもきちんと言及してくれるのが優しいなぁと。様々な事情があったとしてもやっぱりその作品を映像化するからにはきちんと作ってほしいので、これからもいろいろ文句言ってしまうと思うけど、この本のおかげで文句を言う前に一度考える時間を設けることはできそう。
佐々の恋愛、もっと見せて〜〜! -
Posted by ブクログ
「この人、気が利かないな」と思ってしまう人がいる。
「仕事できない人だな」と思わせる人がいる。
この人たちに共通しているのは想像力のなさだ。
「このタイミングでこう動いたら彼はああ言うだろうな」「この文面のメールを送ったらこう返信が来るだろうな」「ここで怒ってみせたら彼らはこういう反応をするだろうな」などと、これから起こるであろうことを想像できる人とできない人の違いが、冒頭の評価に繋がる。
登場人物の心の機微を描かせたら有川ひろの右に出る作家はいない。彼女は実に繊細に心模様を描写する。だから読者はいつの間にか心がシンクロして感情移入してしまうのだろう。
この作品は、イマジン=ただの「想像する」ではなく、どういう未来(数分先でも数年先でも)を想像してどうやってそこへ向かうか、意識的かつ積極的に「想像を働かせる」イマジンだ。
相変わらず有川ひろの作品は読後がとても爽やかで気持ちがいい。