有川ひろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいて、
これは沖縄のガイドブックなのか家族の日記なのか
という気分になってきた本。
“ガイドブック”なのかと思わせるところも、
登場人物である“おかあさん”が沖縄でガイドをしているから。
そしてその“おかあさん”と“リョウちゃん”が沖縄を巡り、亡き父親に思いを馳せながら、おかあさんとリョウちゃんの会話を楽しむそんな話。
沖縄の、日常に溶け込んでいる神様の在り方と不思議な感覚にとらわれるリョウの三日間に、ほんわかと読んでいる方も不思議な温かさに包まれる物語です。
↓ネタバレ↓
この不思議な三日間でリョウは過去の自分から
「いくら沖縄が慈悲深くても、これ以上はきっと許さない」 -
Posted by ブクログ
「この人、気が利かないな」と思ってしまう人がいる。
「仕事できない人だな」と思わせる人がいる。
この人たちに共通しているのは想像力のなさだ。
「このタイミングでこう動いたら彼はああ言うだろうな」「この文面のメールを送ったらこう返信が来るだろうな」「ここで怒ってみせたら彼らはこういう反応をするだろうな」などと、これから起こるであろうことを想像できる人とできない人の違いが、冒頭の評価に繋がる。
登場人物の心の機微を描かせたら有川ひろの右に出る作家はいない。彼女は実に繊細に心模様を描写する。だから読者はいつの間にか心がシンクロして感情移入してしまうのだろう。
この作品は、イマジン=ただの「想像する -
ネタバレ 購入済み
完結
今巻1話時点で、原作の話は全て終わったようなものなので、あとはどんな話があるのかと思ったら、マンガオリジナルの話がいくつか。原作の文庫に収録されていた短編は別にコミカライズして収録されるらしい。まりえちゃんがワンピースタイプの水着なのが解釈一致。
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Posted by ブクログ
ネタバレ有川ひろは、言わねばならぬことは躊躇せず言う人だ。
だから作らなくていい敵をつくることもあるのかもしれない。
けれど、読者の心を耕すことがこの先も本を売ることに繋がり、本を売ることは本に係わる人たちの仕事を担保することであり、ひいては経済を回すことであるという信念のもとそれは行われる。
この本でも、ネットを通じて自分の趣味趣向を押し付けることがどれだけ他人の心を傷つけるのかと、何度も何度も書かれている。
同じ話を、結構念入りに何度も書いていても、通じない人には通じない。
そのもどかしさも含めて、有川ひろは正直に本書に記している。
それは、若い読者に対する大人の責任と考えるから。
甘々な恋愛