有川ひろのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
完結
今巻1話時点で、原作の話は全て終わったようなものなので、あとはどんな話があるのかと思ったら、マンガオリジナルの話がいくつか。原作の文庫に収録されていた短編は別にコミカライズして収録されるらしい。まりえちゃんがワンピースタイプの水着なのが解釈一致。
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Posted by ブクログ
ネタバレ有川ひろは、言わねばならぬことは躊躇せず言う人だ。
だから作らなくていい敵をつくることもあるのかもしれない。
けれど、読者の心を耕すことがこの先も本を売ることに繋がり、本を売ることは本に係わる人たちの仕事を担保することであり、ひいては経済を回すことであるという信念のもとそれは行われる。
この本でも、ネットを通じて自分の趣味趣向を押し付けることがどれだけ他人の心を傷つけるのかと、何度も何度も書かれている。
同じ話を、結構念入りに何度も書いていても、通じない人には通じない。
そのもどかしさも含めて、有川ひろは正直に本書に記している。
それは、若い読者に対する大人の責任と考えるから。
甘々な恋愛 -
Posted by ブクログ
有川ひろさんのエッセイ集。
エッセイ集の中には、有川ひろさんの迫力ある伝えたい言葉が溢れていた。
東日本大震災のとき、電源も必要ない、腐らない、誰もが交換できる雑誌、本がどれだけ救いになったのか
。
阪神淡路大震災にまつわる鎮魂。
鎮魂は権利でも義務でもない、自由であるがゆえに責任もある。押し付けるものではない自由と責任がある。
「言葉」がインターネットに溢れている怖さと責任、より良いものにしていきたい意志。
様々な考えや伝えたいことが折り重なっていた。
短編読み切り「サマーフェスタ」。
切ない。
わかっていた切なさ。
でも、言葉にできた。言葉をもらった。
だから、次へ進めた。
有川ひろ