あらすじ
「朝五時。渋谷、宮益坂上」。 その9文字が、良井良助の人生を劇的に変えた。飛び込んだのは映像業界。物語と現実を繫げる魔法の世界にして、ありとあらゆる困難が押し寄せるシビアな現場。だがそこにいたのは、どんなトラブルも無理難題も、情熱×想像力で解決するプロフェッショナル達だった! 有川ひろが紡ぐ、底抜けにパワフルなお仕事小説。
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実は去年、最初の数ページで挫折した1冊。再チャレンジのタイミングが的確だったのか、今回は瞬く間に読めました。面白かった!過去の有川ひろ作品で出たセリフとかが出てくると、勝手にニマニマしてしまいました(具体的には結婚式の話とか、ノビルの話とか)。
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「イマジンだ。こういうときこそイマジンだ」
イーくんのキャラが良いよね、良井だけに。
映像業界かっこいい!
ひとつの作品にこれだけ多くの人が関わっていて、下支えの方含め全員が作品に愛を持っていて。
敬意を持って、作品を楽しんでいきたいと思った。
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主人公はハンサムじゃない。でも、だんだん生き生きとしてくる。映画やテレビ制作業界のお仕事ストーリーとしても面白いけれど、登場人物の性格や動きの魅力が詰め込まれている。さすがだなあ。また、楽しませてもらっちゃった。
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登場人物の人間味ある描写と、主人公への親近感でとても楽しく読めました。
主人公の言動を見て、仕事に素直に対峙することの大切さを改めて感じました。
全ての仕事がこんなにうまくいくことは少ないと思うけど、でもうまくいくためにはきちんと理由があって、その一つが「イマジン」なんだなと。
爽やかな気持ちになりました。
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やっぱりいいわ。有川ひろの作品でした、どんどん進むって事。なんでこんな面白いんだろうか、制作会社の知らない世界の話だけでなく、もっとこう何か一本筋があるからだろうか。めちゃくちゃ軽い感じの良井だけどしっかり仕事をこなすしイマジンしてるし、もちろん人に恵まれているけど、殿浦の見る目があるよ。ドラマに映画に有川ひろの作品がドーンとでてるのも好きだわ、思い出すしまた読みたい思うし、時々の良井以外の語り口も良いと思う。良い悪いが常に付き纏うって事
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ゴジラに見下ろされながらはじまった物語が、ゴジラに見守られながら締められるのが最高に気持ちいい。
映像業界を舞台にしたお仕事小説。
会話のテンポとノリがよくて、分厚いのにぐいぐい読める。
特にイーくんがさっちゃんに恋心をこぼしたときの2人のやり取りがべらぼうにかわいくて面白くてハッピーです!
イマジンの大切さと、情熱の尊さを思い出させてくれて力を貰える物語。
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全く意表をつかれて、思わず涙。
さくさく軽い感じで映像制作現場と人の描き方がきれい。
話の筋は映像化を念頭に置いているんじゃないかと感じるほど。
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本書を含め、この著者はあまり深く考えることなくサクサクっと読める感じが割と好み。
あらすじとしてはかつて映像系の仕事に憧れたアラサーの青年がひょんなことから制作会社に拾われて、日々奮闘するというもの。個人的には社名につけられた「殿浦イマジン」の如く、想像力を働かせて場を和ませたり、困難に向かう姿は、純粋に人生の中でも大切な考え方を学ぶいい機会になったと思う。
主人公の良井を含め、主要な登場人物の殆どが変に屈折していなく真っ直ぐな性格というところが冒頭に書いた通りで読んでて疲れない。
逆に言えば、刺激は少ないわけだが…それもよし。
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有川浩さんの文章は本当に次々と読みたくなります。
お仕事小説です。
番組を支える制作会社に入ることになった主人公の目を通して、楽しくも忙しい日々が描かれています。
恋愛要素もちょっとあったり、有川浩さんの他作品を思わせるものがあったりして、その部分も有川さんの小説だなと思いました。
仕事の中にも青春があるのが羨ましいです。
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映像業界だけじゃなくて、社会人になった人なら誰でも勉強になるであろうお仕事小説。
トラブルをどう乗り切るか、どうしたら相手を喜ばせられるか。仕事で想像力が必要な場面っていっぱいあるよなと。
あまりにも制作現場がキツそうすぎて、自分の映像業界への憧れを打ち砕くには簡単だった。笑
結局、この人についていきたい!という人が職場にいるかどうかってめちゃくちゃ大事だよなと思った。
有川さんのファンが楽しめる要素満載で最高だった!!
Posted by ブクログ
映像関係の仕事にあこがれた青年が、やっと映像関係の現場の仕事に働くことができ、いい映画・ドラマを作ろうと頑張る物語。
有川さんの作品は純粋で読んでいて気持ちがいいから大好きです。
今回も概ねすっきりとした話でとてもよかった。
過酷な現場だけどイマジンして、乗り越えていくことろ
いい現場・悪い現場も両方描写していること
強面だけど、性格はかなりいい社長・先輩
少し残念だったなっと思うのは、終わりの東京ロングデーのシリーズが、続編決定されずに悲しい雰囲気で終わってしまったことかな。
良井の幸へのストレートな愛の表現は面白かったけど。
惚れました。嘘です。ずっと前からです。
っていう感じ面白かった。
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「空飛ぶ広報室」を書いた作者が小説からTVドラマや映画に描いて行く中での裏側の様子を描いており、天候やロケ現場の近隣での工事で発生するノイズなどに降り惑わされやすい事が描かれていました。
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有川ひろ(名前変わったんですね)さんらしい素直な人達のまっすぐな話でした。
映画やドラマの裏側?みたいなことも知れたし満足でした。ただ、ちょっと綺麗すぎる気が、、、
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映像業界の舞台裏を描いたストーリー。主人公含め、殿浦イマジンのメンバーが魅力的だった!続編ができたら読みたいくらい世界観に引き込まれた。有川作品、映像化が多い印象なので、配信の連ドラとかで見てみたいなと思った。
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やっぱり有川浩のお仕事小説は素敵だなぁ。
こんなにもたくさんの人が関わって映像作品はできているんだと、当たり前のことながら全く意識していなかったので新鮮で、興味深かった。
有川浩のあの作品じゃん、みたいなのがゴロゴロしていて、その小説をまた読みたくなっちゃった。
きっと自分の作品が映像化されることで感じたリアルな気持ちややり取りが反映されてるんだろうけど、どこまでリアルでどこからが創作なんだろうと思いつつ、有川浩はその境目が上手いよなぁと改めて思った。嫌な思いをする原作者さんが少しでも減りますように。
原作の映像化、私は苦手で、有川作品はわりといい映像化が多くてわりかし見てるけど、「いやこのキャストはないわ」みたいなので見てないものももちろんあって。有川作品以外だと見た上で「この脚本はないわ」とかって思う作品でいっぱいで。だからこそ様々な事情があるんですよ、と教えられてグサッときた。けど全肯定するわけではなく、「見ない権利」にもきちんと言及してくれるのが優しいなぁと。様々な事情があったとしてもやっぱりその作品を映像化するからにはきちんと作ってほしいので、これからもいろいろ文句言ってしまうと思うけど、この本のおかげで文句を言う前に一度考える時間を設けることはできそう。
佐々の恋愛、もっと見せて〜〜!
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制作の裏側はこんなにも過酷なのかと思いました。演者側も裏方もそれぞれの大変さがありながら、良い作品を作ろうとしてくれているのを改めて感じました。ただ、やはりパワハラセクハラの場面は胸が苦しかったです。
自分自身も一視聴者として石を投げる人にならないように気をつけていきたいです。
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非常に面白かった。有川さん作品を数冊読んできたが一番面白い。過酷なメディアという職業、様々な思いが絡まり合って作り上げられる作品、読み進んでいるうちに熱くなってしまう一冊。
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久しぶりに読んだ有川さんの作品、やはりおもしろかった。
もともと、読みながら映像が思い浮かぶのだけど、この作品は特に、実際に映像化された過去作を思わせるモチーフなので、より楽しい。
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映像現場の裏側を見れた感じがします。
そして、久しぶりの有川作品ですが、
有川節が全開に感じられました。
相変わらず、テンポがよく、
登場人物の機微がよくわかる感じです。
また、自身の空飛ぶ広報室や植物物語を
オマージュしていた部分も重ねてよかったです。
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人を成長させる組織「殿浦イマジン」魅力的な会社ですね。
見返りを求めないプロフェッショナリズム、仕事の成功への主体的なイマジン、この連鎖が職場のメンバーの絆を強くし、組織を魅力あるものにしていますね。
人材育成、良い組織作りとして学ぶべき事が多い小説でした。良井くん、良い職場を見つけましたね!
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イマジンのメンバー最高です。
私はワタさん推しです。
いーくんのようには立ち回れない。
有川浩さんの言葉選びには毎度感嘆させられてます。
普段から、こんな言葉がスルスルと出てきたらいいのに、、、
Posted by ブクログ
「この人、気が利かないな」と思ってしまう人がいる。
「仕事できない人だな」と思わせる人がいる。
この人たちに共通しているのは想像力のなさだ。
「このタイミングでこう動いたら彼はああ言うだろうな」「この文面のメールを送ったらこう返信が来るだろうな」「ここで怒ってみせたら彼らはこういう反応をするだろうな」などと、これから起こるであろうことを想像できる人とできない人の違いが、冒頭の評価に繋がる。
登場人物の心の機微を描かせたら有川ひろの右に出る作家はいない。彼女は実に繊細に心模様を描写する。だから読者はいつの間にか心がシンクロして感情移入してしまうのだろう。
この作品は、イマジン=ただの「想像する」ではなく、どういう未来(数分先でも数年先でも)を想像してどうやってそこへ向かうか、意識的かつ積極的に「想像を働かせる」イマジンだ。
相変わらず有川ひろの作品は読後がとても爽やかで気持ちがいい。
Posted by ブクログ
ゴジラの映画に地元別府の風景が写ったことで映像業界を目指した良井良助、念願の映像業界の会社に内定したが、会社は出社前にトンズラしていた。業界に多大な迷惑をかけた会社の関係者(?)というだけでイイは映像業界へは入れなかった。イイの強面先輩の佐々に誘われ、手伝った仕事が「天翔ける広報室」の撮影現場を支える制作会社の殿村イマジンだった。
イイは明るさと元気さで現場の空気を浄化し憧れの喜屋武七海とも出会え、殿村イマジンで働くことになる。
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映画の制作会社の人たちが、現場を走り回りながら、さまざまな作品を作り上げて行くお話。
多くの人が関わって、我慢して努力して奔走して…そうやって素晴らしい作品が出来上がっていく様子に感動した
有川先生の作品が好きな人は、ぜひぜひ読んで欲しい!ところどころに有川先生の他作品が出てきて、ワクワクが止まりません!
Posted by ブクログ
2023.10.06
ハリーポッターの幕間ですらも読んでしまった
つくづくお仕事小説が好きなんだなぁと思う
そして、有川ひろが好きだ。
こんな風に誇りと腕をもって熱く仕事がしたい
ーはい、カット!もっかいちょうだい!
俺たちが聞きたいのは、すみませんじゃアないんです。俺たちは、あなたを支えたことが誇りなんです
救われた今日に尽くすことが、いつかの明日をまた救う。
自分たちの仕事は、そういう仕事なのだ。
Posted by ブクログ
底抜けにパワフルなお仕事小説
という広告文に惹かれて買った本。
広告のとおりにとてもパワフル。
とにかく右へドタドタ、左へバタバタ。
映画の裏でこんなにも活躍している人たちがいるなんで、これまできちんと想像したことが無かった。
体力勝負だけではなく、気遣いや心遣いを必要とする繊細な仕事。強面の殿さんも佐々さんも実はとても繊細な人なんだろうなあ。
良井の豆柴力見習いたい。
あと幸の隠れた気の強さも。
個々のキャラクター像がしっかりしているおかげで、全く知らない業界の話だったけどスルスル楽しく読むことが出来た。
パワー補給に良い1冊。
Posted by ブクログ
有川浩らしい生き生きした内容で
なんか懐かしい感じで読めたけど
ただなんというか
ワンパターン感も否めず
設定とか物語の流れとか真新しさが欲しい。
文章は上手いんだからもったいない
ちょっと上からでスミマセン
Posted by ブクログ
するする読めて元気をもらえるお仕事小説。
元気系でありながら無鉄砲すぎず、イマジンを働かせるのが美味いイーくん、この物語の主人公として完璧。ひたすら素直で相手を警戒させない人たらし能力は、この業界でなくともめちゃくちゃ重宝するやろうな。
有川ひろ作品は周囲に出来た大人が多いぶん、悪役キャラとの人間性の落差にうっとなる(胃もたれする?)時があるけど、この作品ではあまりそういう感覚にはならなかったかも。イーくんがわき目をふらずに仕事に打ち込んでるからかな?
いくらでもシリーズ化できそうなので、次はホラー映画と漫画実写化と日曜劇場を題材にして欲しいなあ。