ひらりさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ぐおー、おもしろかった
女と女のさざめく感情のやりとりが見られるのって松浦理英子の小説が一番だと思っていたけど、こんな往復書簡で読ませてもらった
自分の価値観や感情を文章にすることに長けている人たちの思考キャッチボールおもしろすぎる
「欲望を優先して他人を尊重するのをおろそかにしがちな人間」と出てきて、わ~!私だ~!と思った。ぶっちゃけていうと私はひらりさ氏のことが嫌いで、視点がおもしろくて文章も素敵でカルチャーに詳しいなんて絶対に好きなはずなのになんで嫌いでだろうなと思ったんだけどたぶん同族嫌悪なんだろうな…
この二人のやりとりやそこに流れる温度感、わからない人は絶対にわからないだろうし、わかる人はじくじくと沁みるぐらいわかると思う -
Posted by ブクログ
ネタバレ全く同質じゃないふたりの交換日記を読みながら最近の人間関係を重ねたり、ここ数年知人達にフェミニズムが全然賛同を得られなかった時の悔しさとそれによる失敗の数々や身近な友人との会話で感じていたわからないを思い出した
わりと長い年数をなんとなく摩擦が起きずらくする処世術でやりすごして来た身としては、居心地が悪い本だったし、2人の書いてる事が腹落ちしなかったりして、心から楽しめたのか?と言われれば、たぶん違いますね。と答えると思うが良い意味でもそうでない意味でも引っ掛かりというかチクチクする刺さりがたくさん感じられたし、何よりここが降りるべき駅だとわかっているのに読む事を止められず数駅先まで行って戻ってくるくらい熱中していた
ひらりささんの最後の
ねえ。次いつ会える?
には涙しそうになった -
Posted by ブクログ
ネタバレ・人間が一番恐ろしいのは、自分や他人を、どこのボックスに入れていいかわからない状態なのだと思う。〜そうやって雑なラベリングによる仕分けをすることで、誰もが安心したいのです。だけどそれは、難易度が低い生き方です。ほんとうは世界は二元論ではない。〜世界が二種類に分けられるわけがなく、本当は、そういう二つの事象の間に、数百、数千、無限通りのケースがある。それをたったの二つに分けて安心したがるのは、それこそ加害性を多分に孕んだ行為です。
・楽しんでつくっている人に、頑張ってつくっている人は敵わない
・人生には「can」なことと「can’t stop」なことがあり、収入に結びつきやすかったり、人から認められやすいため、多くの人は「can」ばかりしてしまうけど、本当は「can’t stop」なことを増やした方が、幸福度は高い -
Posted by ブクログ
みんな自己投資に無駄がなくて良いなと思った。
投資した分チャンスを掴んでいるところがすごい。
オンライン英会話とか、お金かけてもどうせサボるしなと思っていたけど、どんどん投資してみようかなという気持ちになった。
ミドリさん(39歳)の共同生活には一定の距離を保つことが欠かせないという話なるほどだった。結婚して夫婦というより同居人になった感じ。お金のことも、趣味も、仕事の具体的な話も、敢えて聞くことはしないという暗黙の了解があった。でも家族ではなかったかもしれない。
エミさん(48歳)スピリチュアルに1000万投じた。元JAXA職員。占いやスピリチュアルの知識をいいサーフボードとしていかしながらも、乗る波やタイミングは自分でしっかりコントロールしている。 -
Posted by ブクログ
東京育ちで女子校出身の著者。共感できるところが多かった。
私も女に抗うためにオタクをやっているのかもしれないとも思った。新卒で入った会社は、上司に「お尻触らせて」と言われるようなところだったし、やっぱり女はいかにおじさんを転がせられるかで勝負の決まる社会に期待とかなくなってしまって、なんか一線外れたいのかもしれないなと自分を客観視できた。
「やっぱり私は女が好きだから、どこかで自己愛が隠せていないだろう。」
私も『女の園の星』大好き。「女子校の楽しさ、悪どさ、くだらなさが絶妙に表現されている。」
節々に欅ネタ挟んでくるの大好き。女アイドルオタっていう趣味まで一緒。劇団雌猫の皆さま、自分と趣味合いすぎて共感もしまくれて大好きです。
「好きは趣味のままにして、もっとわかりやすいルールでのし上がり、お金を稼げる業界のほうが、わたしには向いているんじゃないか?そうして、法科大学院に入り弁護士をら目指すことに決めたのだが、予備校の雑居ビルで模試を受けている最中に東日本大震災が起きた。明日死ぬならやりたいことはこれではないと思った。」本が好きだから編集者になったけど、ストレスで体がボロボロになった。「ブスを放置しているのは電車の中のくせー浮浪者と同じ、そう書かれたメールは今も手元に残っている。」
確かに女はお茶汲みしかさせてもらえないし、コーヒーの入れ方で罵倒されるなら、女だけは学歴で採用せずに、面接でコーヒー入れさせたらいいのに。ごもっともだ。私も前職は紅茶にコーヒーを入れまくってフルーツをむいてケーキを切って男性社員に短いスカートでお茶出ししてたから共感してしまった。
「結局異性愛者のままに暮らしてきてしまった者が、それでも異性愛規範の中で息苦しくなったときに、どうしたらいいのだろう? -
ネタバレ 購入済み
やっぱり凪良ゆうは良い
初めて文芸雑誌のようなものを読んだ。
凪良ゆうが好きすぎるのもあるし、何よりもBL作家による非BL作品の特集というのに惹かれた。
BL作家に「普通」から少し外れてしまった息苦しさに寄り添っているのがいい。
半沢直樹のような、分かりやすい苦しさではなくて(そういった作品も面白いんだけど)、幸せに生きているはずなのにどうしてだか感じてしまう息苦しさを丁寧に掬い取って、少しの希望を見せてくれるようなそんな世界観が本当に好き。
凪良ゆう「汝、星のごとく」は、やっぱり凪良ゆうの書く小説に共通する苦しさと暖かさがあって良かった。
毎日のように後編まだかなと待ち望んで、先日やっと後編が出たから早く読みたくてうずうずしてる。でも同時に、この先どうなるんだろうという恐怖心もある。
(そして同時に、「こんな良い小説を雑誌時代から知っているんだぞ!」という優越感もチラリ)
他の連載小説は初めて読んだ作家さんばかりだったけど、どれもなんともいえない苦しさに満ちていて、それがかえって心地よかった。YouTubeのアイコンと赤い爪…。恐怖…。
BL評論もなんとなく考えていたことが綺麗に言語化されていった。ふんふん。面白い。
「美しい彼」対談は、普段小説からしか読み取れない凪良ゆうの考えに直接触れられて腑に落ちることが多かった。「分かり合えない」ことを「分かる」という考えは、じんわりと心に沁みる。
ドラマも見てみたいなぁ。
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購入済み
沼で溺れでみたけれど
「沼」と聞いて最初に浮かべたのが、アイドルや二次元といったものにハマることでした。
読んでみると非常に様々な「沼」が存在していて、知らない世界がたくさんで面白かったです。
特に“おわりに”では20代後半に差し掛かり、現在進行系で似たような気持ちを抱えもやもやしていたので、少し答えを得たようなそんな気持ちになりました。
自分の人生に何か還元できるかはまだ分かりませんが、読むことができて良かったと思う作品でした。