ひらりさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ロンドンに留学したり、会社員と文筆業を両立したり、バレエに通ったりとエネルギッシュな生活の中で、自分の言いにくい経験も開示して下さるのが、とても信頼できました。
恋人との関係でぼろぼろになる、友達と縁を切るなど、エッセイではあまり目にしないけど、絶対に起こり得る体験を盛り込んでいただいたことで、等身大の生活の輪郭のデコボコがリアルに感じられました。(自分だけではない安心感。。)自炊をする章では「『自炊に抵抗がなくなった』だけで『自炊を楽しめる』境地というのに至らない。」、バレエの章では家でストレッチをしないで、教室でキツめに先生に注意されるなど、前向きなことをする≠飛躍的にのめり込む、上達する -
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分のことを、相手のことを、ここまで細かく言語化できるってことは普段からそれだけ色々なことを感じて考えてるってことなんだろうなと思う。
感覚と擬音語擬態語で済ませてしまう自分には難しいところも多かったけど、お2人のやり取りの行方をちょっとハラハラ(それは…言い過ぎでは?とか)しながら読みました。
読みながらずっとうっすらもやりと思ってたことが、ひらりささんの " だって、負け戦では?" で決壊、あぁそれだーーーーと頭を抱えました。
自分を出し、相手を知ることで刺し違えることも厭わない覚悟を感じた、初めて読むタイプの往復書簡でした。 -
Posted by ブクログ
【友達】ってなんだろう。
友達じゃないかもしれない、ひらりささんと上坂さんは、互いに心の内を往復書簡としてしたためる。
それはさながら本気のボクシング、いや、異種格闘戦のようで、ほんとに人と人とが対話するということは、どこか格闘技めいてくるのかもしれない。
途中に挟まれる短歌がまた、意味深く輝いている。
ひらりささんは文筆家で、エッセイを書いていて、別名で短歌も発表している。劇団雌猫というユニットでオタク活動も。
上坂あゆ美さんは人気歌人で、エッセイも書いていて、ポットキャストや演劇、スナックのママと、いろんな方面で才能を発揮。
対話型AIのようなひらりささんと、自分自身を怪物という上坂 -
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Posted by ブクログ
筆者の東大卒という輝かしい経歴を見て、「言うてそんなに苦労してないでしょ?」と侮っていた自分を今は恥じたい。ページをめくればめくるほど、複雑な家庭環境に苦しんだ過去や、自己肯定感の低さ、異性・同性問わず対人関係を上手くドライブできない等の、ひらりさ氏が抱えた「生きづらさ」が剝き出しになって襲い掛かってくる。
特に「女友達に依存し過ぎて関係が壊れてしまう」系のエピソードが複数登場するのだが、これが自分の胸にもかなり刺さってしまった。筆者は女性に対し性愛的な感情を抱いている(レズビアン)訳ではないようだが、心を許せる「相棒」のような女友達が出来ると、とにかく大好きになってしまうみたいだ。それで、 -
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2023年読書納めの一冊。不倫、ママ活、韓流スター、スピリチュアル等……様々な「沼」で溺れた女性たちのインタビュー本。作者は「何かに執着した結果、普通の幸せから外れた生き方をすること」を沼で溺れると表現している。こういう書き方をすると薄暗い内容の本のように思えるが、実際はそんなことはない。なぜなら、登場するのは揃いも揃ってタフな女性たちだ。ゆえに一時的に沼で溺れはしても、その後はきちんと岸まで泳ぎ切り、ポジティブに自分の人生を生きている。
不倫沼に溺れた女性は、慰謝料という痛手を負いつつ、関係を精算した後は仕事に邁進する日々を送る。ママ活沼の女性も、人恋しさはあれども自身の気持ちにはっきり区 -
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自分がフェミだと自覚したことないし、フェミの文脈で物事を見たことすらなかったけど、読んでいて『あ〜〜〜〜………』となる箇所がいくつもあった。それはつまり、自分も多かれ少なかれ似たような経験をしたことがあって、その時は嫌な気持ちになるんだけど、それを咀嚼して考える努力を避けていたからなんだと思った。例えば飲み会の席で「女要員」として呼ばれるとき。『このメンバーなのに一人でよくきましたね』と意味深なことを言われるとき。ただの友人だと思っていた人に急に押し倒されるとき。
思い出したくなくて記憶から削除されていた過去のシーンがいくらでも甦ってきて、気分が悪くなった。笑
私が考えることを放棄していた -
Posted by ブクログ
web連載が好きだったので。
ひらりささんの自己分析の深さ、「女」というものに対する曲がりくねった感情、肥大する自意識、共感できるところもできないところも胸が苦しくて頁を捲る手が何度も止まった。
でも、自分だけは自分と別れず、生きていかなきゃならないんだよね。
特に神風怪盗ジャンヌと闇の末裔の回がどうしても好きなんだけど「腐女子」と言う言葉への気持ちとか、わかる〜〜!の連続でそれもまた胸が苦しかった。だけどひらりささんの素敵なところは、自分に影響をもたらし、負の部分まで自意識に落とし込んできた作品も、それでも好きと言い切るところと思う。
あと私も定期的に友達関係を壊すので、ひらりささんの女 -
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Posted by ブクログ
オタク的な推し活だけじゃなくて、不倫やスピみたいな「社会的にはよくないとされているもの」についても、否定せず(肯定もせず)インタビュー先の人の話を聞いて引き出す姿勢がインタビュアーとして良いなぁと思った。
自分とはまったく属性の違う人でも、根っこにある情動やお金についての考え方には分かる部分はあったりして、身近にいる普段あんま絡みのない人ともこうやって共感できる部分は多少あるんだろうなーと改めて思ったりした。
コロナ前にインタビューした雑誌掲載分とあわせて、コロナ禍を経て改めてインタビューした書き下ろしがあるのも良い。
意外とみんな「あのときお金使わなければよかった……」みたいな状態にはな -
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Posted by ブクログ
年齢も肉体的にも大人になったのに、
精神的に大人になった気がしない…
と思う自分に
ストレートに刺さるテーマのエッセイでした。
著者のひらりささん自身の日常で起きることについて描かれているエッセイです。
個人的には、人に叱られることと友達との
関わり方についての話がその考え方も
ありだなと心に残りました。
大人になることは自分に合ったやり方を見つけて
いく作業という話が出てきました。
そのためにも自己との対話が大切で
だけど、中々現代では1人になることが
難しい。(スマホではSNSで結局色んな人の情報が入ってきたりするなど)
少しでもひとり時間を大切にしていきたいなと
思いました。
あと