ひらりさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
筆者の東大卒という輝かしい経歴を見て、「言うてそんなに苦労してないでしょ?」と侮っていた自分を今は恥じたい。ページをめくればめくるほど、複雑な家庭環境に苦しんだ過去や、自己肯定感の低さ、異性・同性問わず対人関係を上手くドライブできない等の、ひらりさ氏が抱えた「生きづらさ」が剝き出しになって襲い掛かってくる。
特に「女友達に依存し過ぎて関係が壊れてしまう」系のエピソードが複数登場するのだが、これが自分の胸にもかなり刺さってしまった。筆者は女性に対し性愛的な感情を抱いている(レズビアン)訳ではないようだが、心を許せる「相棒」のような女友達が出来ると、とにかく大好きになってしまうみたいだ。それで、 -
Posted by ブクログ
2023年読書納めの一冊。不倫、ママ活、韓流スター、スピリチュアル等……様々な「沼」で溺れた女性たちのインタビュー本。作者は「何かに執着した結果、普通の幸せから外れた生き方をすること」を沼で溺れると表現している。こういう書き方をすると薄暗い内容の本のように思えるが、実際はそんなことはない。なぜなら、登場するのは揃いも揃ってタフな女性たちだ。ゆえに一時的に沼で溺れはしても、その後はきちんと岸まで泳ぎ切り、ポジティブに自分の人生を生きている。
不倫沼に溺れた女性は、慰謝料という痛手を負いつつ、関係を精算した後は仕事に邁進する日々を送る。ママ活沼の女性も、人恋しさはあれども自身の気持ちにはっきり区 -
Posted by ブクログ
自分がフェミだと自覚したことないし、フェミの文脈で物事を見たことすらなかったけど、読んでいて『あ〜〜〜〜………』となる箇所がいくつもあった。それはつまり、自分も多かれ少なかれ似たような経験をしたことがあって、その時は嫌な気持ちになるんだけど、それを咀嚼して考える努力を避けていたからなんだと思った。例えば飲み会の席で「女要員」として呼ばれるとき。『このメンバーなのに一人でよくきましたね』と意味深なことを言われるとき。ただの友人だと思っていた人に急に押し倒されるとき。
思い出したくなくて記憶から削除されていた過去のシーンがいくらでも甦ってきて、気分が悪くなった。笑
私が考えることを放棄していた -
Posted by ブクログ
web連載が好きだったので。
ひらりささんの自己分析の深さ、「女」というものに対する曲がりくねった感情、肥大する自意識、共感できるところもできないところも胸が苦しくて頁を捲る手が何度も止まった。
でも、自分だけは自分と別れず、生きていかなきゃならないんだよね。
特に神風怪盗ジャンヌと闇の末裔の回がどうしても好きなんだけど「腐女子」と言う言葉への気持ちとか、わかる〜〜!の連続でそれもまた胸が苦しかった。だけどひらりささんの素敵なところは、自分に影響をもたらし、負の部分まで自意識に落とし込んできた作品も、それでも好きと言い切るところと思う。
あと私も定期的に友達関係を壊すので、ひらりささんの女 -
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Posted by ブクログ
女らしさへの抵抗、外見コンプレックス、恋愛のこじらせ、BLに逃避した日々、セクハラ・パワハラに耐えた経験、フェミニズムとの出会い――。実体験をもとに女を取り巻くラベルを見つめ直す渾身のエッセイ!
ひらりささんっていったら、劇団雌猫の方で認識していて、面白い企画されるなあと興味はあった。経歴とか全然知らなかったけど、結構こじらせてたんだなあ~とびっくり。私も大概思考回路が面倒な女である自覚はあるけど、それとは違う意味で面倒な性格で、周りを巻き込むタイプ。分かる部分もあるけど、正直友達にいたらうげ~~ってなるかも(苦笑)でも人生で失敗はあっても、失敗した人生はないので、空回ったりぶつかったりしなが -
Posted by ブクログ
愛・社会・しがらみをめぐる沼に溺れた女たち。不倫・ママ活・スピ・推し・タワマン・・・その先でそれぞれが見つけたものとは?
全体的に面白かったけれど、さすがにちょっと倫理的にどうなんだろ、と共感できない話題もちらほら。まあここまで明け透けに話せることってないので新鮮ではあるけれど。自分は結構若いころネットの海で二次創作とかにハマってたしわりと沼りやすい(?)人だと自分では思っていたけれど、ここまで経済的に厳しいとかまでのめり込んだことはないし、その前に自分でストップかけていたなあ。タワマンとか家を買うとかいう選択は一般的に独女がすると批判されるけれど、本人がリスクとか承知なら好きにすればいいよね