吾妻ひでおのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お心をやんで全てを投げ出して「放浪のたび」にはいったあずま先生。そのこっけいで痛々しいさまがなぜか笑えます。そして、アルコール病棟に入院したときのことは時々、ものすごく身につまされることがあります。
ぼくがこの初めて本を読んだのは、確か大学時代のことだったと思うんだけれども、作者の吾妻ひでおはここにはあえて書きませんがあるジャンルの漫画の第一人者で僕も詳しいことは知りませんが、彼の描く少女の絵は大好きです。
それはさておいて、ほのぼのとしたタッチで描かれている内容は悲惨そのもので、自身が連載しているマンガが描けなくなったあじま先生はすべての連載をほっぽり出して、ホームレス生活を送ったり、ガス会社の配管工として肉体労働に励んだり、重度のアルコール依存症でにっちもさっちも行かなくなって精神病院のアルコール病棟に入院するなどと、壮絶なことをコメディタッチで描いています。
でも、こういう状況になっても人は生きるんだなぁ、ということを思い知らされました。
知人の家で『逃亡日記』方も読んだのですが、吾妻先生がホームレス生活をしていたと場所の周辺が、何回か仕事で行ったことがあるところだったので、複雑な気持ちになりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレファーマータナカの本棚。
以前指摘した通り、TOKIO山口達也氏事件では、アルコール依存症の話で持ち切りとなっている感があるが、私と同様同じ穴の貉の諸氏には、現実の入院前に、手軽に壮絶なアル中及び病棟を体験できる漫画本が有用ではと閃いた。
吾妻ひでおは1950年生まれの全く同世代、才能があったが故の依存と鬱、その悲惨な現実を透徹だが重くならないタッチで綴った、300余頁の8年がかりの大作。
太宰治、中島らも、赤塚不二夫、高田渡、小田嶋隆…等々有名人依存者も挙げればきりがない程溢れ返っており、入院体験はどうか本の中だけにできないものかと祈る…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ失踪日記のその後。
二度目の失踪後、強制入院させられたアル中病棟での日記。
ある意味全くの未知の領域での出来事。
だけど、すべての人が陥る可能性と、鬱の発症は同じかなぁ…
ちょいと前の年代の人達から見れば、鬱もアルも大差ないんだろうな…
そういう系列の病院に入院したという事が『恥ずかしい』って言われちゃう。
いきなり死なれてからよりもマシだと思うのは、私だけではないと思う。
アルも、鬱も寛解しても、完治はしないんだなぁって。
ある意味物凄いもん見せられた感は否めない。
鬱は…結構書けないと思うんだよね。
ほら、そのまま自分責めて絶筆される人が多いから…
だから、吾妻氏のほぼノンフィクションって凄いって脱帽です。