吾妻ひでおのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一部の界隈で大変な人気だった漫画家(ロリコンの始祖とも)の自暴自棄になり文字通り失踪する日記漫画
話自体はものすごく暗いのに絵柄が明るい、且つ描き込みがthe昭和漫画家の非常に細かい
絵自体がアナログの最高クラスと思うし、おそらく大変な労力を注いでいる
SF界では多分知らない人いない漫画家なのですがこの漫画があまりに恥部を晒した内容なので一般方面にも受けベストセラーとなりました
残念ながら作者が亡くなられましたが、一種のサバイバル漫画とも読むことができますし、古さは感じません
コンビニの廃棄ゴミを食べたり
道路に落ちていたタバコを拾って吸ったり
捨ててあった食用油を飲んだり
畑から大根を取り -
ネタバレ 購入済み
身につまされます💦
私は断酒歴26年なんですが、このマンガを読んで、一度呑もうと思ったアル中は、何人にも止められぬ。というセリフ、良く理解できます。¨一杯だけ。一杯で終わるはずがないのですから! アルコール症の奥深さを物語っています。酒癖の悪い人には、呑む資格ありませんね。肝に命じました。
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購入済み
アル中の世界がよくわかる
コロナ禍でアルコールをやめた人増えた人、元々ストレスから摂取量が多い人
自分はそんなに酷くない等という評価はだいたい間違っているもの
お酒に飲まれる事が多くなってき始めたら読んでおいた方が良い本
気軽に読めるところも魅力 -
Posted by ブクログ
キンコンの梶原がしくじり先生で失踪の真実を告白していたのがきっかけで購入。
前から読みたいと思っていたけど、後押しがなかった。
面白かったのは、失踪してからの方が太ったというところ。
キンコンの梶原が一生付き合っていかないといけない病と言っていたように、吾妻先生も失踪を繰り返す。依存症やうつ病は一生、うまく付き合わないといけないのだ。
あとがきのインタビューにもあるように「みなさんに喜んでいただけるように」っていうサービス精神に二人の共通点を感じた。
それにしても、失踪するっていうのは「自殺」とも違うし、「生きたい!!」という渇望からくる行為のように思える。
それって依存行為とほぼ同じだ -
Posted by ブクログ
凄いマンガだなと思いました。
ここまで、結構、ひっ迫している状況をデフォルメできる能力に、
感服します。かなり際どい状況でも、著者のマンガのフィルターを通して見ると、
まぁ、しょうがない、もう少しやってみよう、と思ってしまうから不思議です。
現実を自分なりに解釈して、どこか滑稽なモノにする、こういう生き方って、
これから、どんどん必要になると思いますね。
いやはや、本当に、目から鱗が落ちるマンガだなと思いました。
閉塞感、生きにくいという不思議な表現がありますが、
それらは、自分への解釈次第では、自分と社会の関係性で、
また違った現実を作れるかもしれませんね。