吾妻ひでおのレビュー一覧
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天ぷら油がご馳走のホームレス生活、身分を隠しての家出体験、後半のアル中闘病記、美少女マンガで一斉を風靡した作者が落ちるだけ落ちた体験記ですが、なぜかほのぼのとしています。Posted by ブクログ
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なんだろなあ、この漫画を読むと湧き上がってくる感情を、うまく説明つける自信はまるでない。
ある種の、なんか自分にはないどこか異次元から湧いてくる不思議なパワーを感じる漫画。
いやオカルトとかそんなんじゃないんだが。
吾妻ひでお先生の全盛期の漫画は一つも読んだことがなかったのだが、この漫画には惚れたか...続きを読むPosted by ブクログ -
私は断酒歴26年なんですが、このマンガを読んで、一度呑もうと思ったアル中は、何人にも止められぬ。というセリフ、良く理解できます。¨一杯だけ。一杯で終わるはずがないのですから! アルコール症の奥深さを物語っています。酒癖の悪い人には、呑む資格ありませんね。肝に命じました。
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アルコール中毒について講義で学び、入院治療ってどんな感じなんだろ…と思ったときに大学の図書室でこの本を発見。
医療提供者目線ではなく当事者目線で書かれているためとても面白かった。漫画なためにサクサク読めるしなにより絵柄が好み。Posted by ブクログ -
コロナ禍でアルコールをやめた人増えた人、元々ストレスから摂取量が多い人
自分はそんなに酷くない等という評価はだいたい間違っているもの
お酒に飲まれる事が多くなってき始めたら読んでおいた方が良い本
気軽に読めるところも魅力 -
吾妻ひでお、今となっては晩年の傑作。
サイレントマンガが多いので、翻訳したら海外で受容されそうだ。
自画像のTシャツに SOBER と印字されている。そういうブランドがあるのかと思ったら「しらふ」という意味だった。
176頁の北海道に青函トンネルの穴が開いている!
182〜183頁、230...続きを読むPosted by ブクログ -
「失踪日記」の続編になり、アルコール依存症病棟での生活を描かれたものです。
少し懐かしいですね。アルコール依存症になると本当に眠れなくなるし、飲酒欲求なんかの手の振るえもあんな感じでした。睡眠薬も全然効いてくれないです。
半笑いで読みましたが、本当にあんな感じの生活をしていましたっけ。
アル中...続きを読むPosted by ブクログ -
ビブリオバトルに出場したときのチャンプ本。アル中、家出、自殺未遂などヘビーな中身なのだが、それすギャグになってる。丸い線がまたそれを引き立たせる。面白いと言っては不謹慎か。
本当に惜しいマンガ家を亡くしてしまった。Posted by ブクログ -
アル中になった漫画家が、自身の入院体験を書いた漫画。
アル中症状とかにまず驚いた。お酒で幻覚・幻聴があるとは。どれだけ恐ろしい病なのかが知って驚愕。怖すぎる。
入院して断酒しても、一年後には8割の人が再度飲んでしまうらしい。中々抜け出せない深い闇のようです。
入院患者たちのキャラクターも面白い...続きを読むPosted by ブクログ -
キンコンの梶原がしくじり先生で失踪の真実を告白していたのがきっかけで購入。
前から読みたいと思っていたけど、後押しがなかった。
面白かったのは、失踪してからの方が太ったというところ。
キンコンの梶原が一生付き合っていかないといけない病と言っていたように、吾妻先生も失踪を繰り返す。依存症やうつ病は...続きを読むPosted by ブクログ -
凄いマンガだなと思いました。
ここまで、結構、ひっ迫している状況をデフォルメできる能力に、
感服します。かなり際どい状況でも、著者のマンガのフィルターを通して見ると、
まぁ、しょうがない、もう少しやってみよう、と思ってしまうから不思議です。
現実を自分なりに解釈して、どこか滑稽なモノにする、こうい...続きを読むPosted by ブクログ -
先日 亡くなったニュースをみて、改めてこの本を読んだときの衝撃を思い出した。
アルコール依存性の凄まじさがリアルで 深く心にしみいった。おかげで自分の禁酒に役立たと思う。
感謝して、心よりご冥福をお祈りします。Posted by ブクログ -
失踪日記2 アル中病棟。吾妻ひでお先生の著書。飲みすぎ、お酒依存でアルコール依存症となってアルコール依存症専門病棟に入院された吾妻ひでお先生の実体験をわかりやすくまとめた良書です。アルコール依存症とひと言にいっても、アルコール依存症にきっかけやアルコール依存症の重症度は人それぞれ。アルコール依存症の...続きを読むPosted by ブクログ
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「第34回日本漫画家協会賞大賞」「第10回手塚治虫文化賞マンガ
大賞」「平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」「第37
回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門 」と、数々の賞を受賞
した漫画である。
漫画家・吾妻ひでお氏の2度に渡る失踪事件を、ご本人が描いた
実録漫画(?)で...続きを読むPosted by ブクログ -
最後に生き残る人っていうのは、実はこーゆー人ではないんかしらん? たくましい。負けてない。ギリギリのラインで踏みとどまっておられる壮絶をユーモアで表すその凄まじさよ。「鳥よ、俺って優雅?」「警察で色紙に「夢」」「俺泣く。看護婦笑う」ここらが最高。続編『アル中病棟』が楽しみ。Posted by ブクログ
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吾妻さん、破天荒すぎる!漫画家だけど、突然失踪してホームレスになる。ビニールシートや毛布拾ってきて寝る場所作って、食べるものはゴミ捨て場で調達。自販機で小銭探しをしてお酒を買う。空き缶に残ったお酒をかき集めて謎の一杯を作って飲む。自分の家があって奥さんもいるのになぜこんなことを。挙げ句の果てに失踪中...続きを読むPosted by ブクログ