杉浦範茂のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ第一作の『ルドルフとイッパイアッテナ』、第二作『ルドルフともだちひとりだち』を初めて読んだのは20年ぐらい前の小学3、4年生ぐらいの時で、それから大学生の頃、児童文学論の講義を取っていたこともあり買い直して読み直し、やはり名作だと再確認してからは何度か読み返している大好きな児童文学のシリーズ最新作。
知らぬ間に最新の第四巻が出ていた。1年も前に。
で、さっそく購入。
1作目2作目にあった面白さに加えて目頭が熱くなる終盤の展開は、3作目『ルドルフといくねこくるねこ』にはなかった。というか2作目のラストがきれいすぎて、以降は蛇足になるのは致し方ない。今作『ルドルフとスノーホワイト』も、その面白さは相変わらずながら3作目同様、名作『ともだちひとりだち』の後日談に過ぎない印象でした。
とはいえ、シリーズの一ファンとしては十分に満足できる内容で、楽しめました。次回作も続くことを願います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルドルフとイッパイアッテナの3作目。
2作目に出てきたドラゴン兄弟がやってきます。自分たちの仲間がどこかの犬にやられたので、仇討ちをしてほしいと頼みに来ます。イッパイアッテナが出向くのですが。残ったルドルフとブッチー、また、人質ならぬねこ質として残ったドラゴン兄弟のテリー。鳩を捕まえたいというブッチーの願いで、3匹で電車で浅草に行ったり、ブッチーの飼い主が引越していたり。最後は、イッパイアッテナたちが探してるはずの犬がルドルフたちの街にきていて。ルドルフたちは、イッパイアッテナの帰りを待たずにその犬を成敗する。色んな出来事が盛り沢山でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
ルドルフとイッパイアッテナシリーズ5作目。
子どものときに初期作品を読んで、岐阜に帰ったルドルフがリエちゃんの家から東京行きのトラックに乗るまではぼろぼろと泣いたのは自分だけではないかもしれません。ルドルフに感情移入したゆえなのですが、これは何に価する感情なのだろうかと。幼い頃は感情の名前を知らないから、驚き、戸惑う。それは登場人物もそうで、成長するにつれ、大人になるにつれ、そういったことはなくなっていく。思い入れの強い作品なので、どこか無個性な児童文学のシリーズになってしまったかな、という感じ。
内容に関しては可もなく不可もなくという少々無難なもののように思えましたが、御年89歳の杉浦範茂さんのイラストが見れるだけでもう胸が一杯です。最高傑作ではないと思いますが、今までで一番絵も大きく、多かったのではないでしょうか。
このイラストあってのルドルフなので、彼らの最善の形での完結と成長をせつに願っております。