森瑤子のレビュー一覧

  • ハンサムガールズ

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    それぞれの女性が恋をして成長していく話。読んでほっこりとした。タイトル通りみんなハンサムでカッコいい!

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    2016年09月27日
  • 恐怖小説集 金曜日の女

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    婚礼の前日、出会ったばかりの男と駆け落ちを企てる女、別れた男からの電話を待ち続ける女など、女たちの胸の奥の出口のない想いを描く短編集。
    サイコホラー集というが、森瑤子さんらしくお洒落に仕上がっているし、女性の痛いぐらいのプライドも健在である。
    面白かった。
    (電子書籍 BookLive)

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    2016年02月28日
  • 情事

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    『情事』『誘惑』の二編。森瑶子さんを初めて読む。主人公が女性であり、女性目線であることがまた男性とは違う恋愛(浮気)感情を綴る。
    登場人物がイギリス人である設定と美しい文章の表現が情景を一層浮世離れさせているのかもしれない。

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    2016年01月28日
  • 望郷

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    文章が翻訳調な感じがして若干気になりましたが、あの時代に国際結婚をした波乱万丈なリタの人生が興味深かった。
    好きになった相手に対して情が深すぎる人だからこそ、思い切ったことができたんでしょうね。
    幸せの中にも苦労の連続であった彼女の人生、もし日本に来ることを選ばなければ……ということを、読後にふと考えてしまいました。

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    2015年12月28日
  • 望郷

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    『ヒゲのウヰスキー誕生す』を読んで、リタから見た竹鶴夫妻の歩みを知りたいなあと思ったので、ずっと読んでみたかったこの本を購入。
    分厚いけど、夢中になって一晩で読み終えた。

    リタの最初の婚約者のこと、竹鶴との出会い、妹エラとの確執、日本での戸惑いなど、リタ側から見た生活ぶりがたっぷり描かれていた。特に幼少期~大学まで、どんだけひ弱な女の子だったかというのもよくわかった。それなのに日本に行くと決心して、日本人になりきって、よくそこまで頑張れたもんだなと感心。それだけ竹鶴のことを信頼してついていったんだろう。リタのお母さんが夫をうまくたてる人だから、そういう育ちも影響していると思う。
    ただ、サラを

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    2015年08月02日
  • 終りの美学

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    一人で行動するのが様になる女、森瑶子さんってそんなイメージです。旅先でのこと、アシスタントのいる生活のことなど綴られています。

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    2015年05月18日
  • 望郷

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    リタの芯の強さが伝わってくる。ドラマとは違うまっさんとリタが見えてくるかも。エリーは可愛らしい中にも母性とか芯の強さを感じる本当に可憐で素敵な女性

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    2015年01月24日
  • 望郷

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    竹鶴リタの物語、読み終わりました。森瑤子ワールドの中のリタはなんだか悲しいなあ。一生懸命生きて、愛する夫はきっと労わってくれた、でもそれ以上に日本に同化しようとすごく努力した、だけど完全にはなれなかった、それを「望郷」という題名で表したのではないか。

    「望郷」ではリタの戦死した婚約者への感情の動きから描くことで、よりリタという人間の根っこのところへの理解が深まる。。子供を流産してしまい、自分の血の入った分身との生活が叶わなくなって、「初めてニッポン人にならなければならないと悟った」と描いている。そしてリマという養女との行き違いの生活を森瑤子は想像たくましく描く。ここのところがこの物語を読んで

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    2018年07月25日
  • 非常識の美学

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    非常識といいつつ、真っ当な美学だと思います。ご紹介いただいた本ですが、私自身の「素敵な女性像」にも重なりました!

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    2014年10月19日
  • あなたに電話

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    電話にまつわる恋愛小説。短編集。すべて失恋で怖い女心が印象的だ。嫉妬や因縁という言葉がどの作品にもあてはまる。読み終えるたび、怖いと感じた。

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    2014年08月08日
  • 親しき仲にも冷却あり

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    プリーズやサンキューという言葉の大切さ。外国でのマナーなど役立つ事がたくさん書かれています。お嬢さんが書かれた後記からは森さんの楽しいお人柄も伝わって来る。

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    2014年08月05日
  • 美女たちの神話

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    ネタバレ

    大好きなヴィヴィアンリーについて読みたくて購入。
    名前は知ってるけれど詳しく知らない有名な女性たちの話。
    この本によって興味を持った人もいる。
    どれも悲しい話が多いけれど
    何故か惹きつけられる。

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    2016年02月08日
  • あなたに電話

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    電話をモチーフとした12編の話。
    どれも面白かった。
    電話での会話を主軸によく12編も書けたものだと感嘆。
    携帯電話がなかった時代、電話の持つ重みを感じる。

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    2013年10月12日
  • クレオパトラの夢 世にも短い物語

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    ふとしたことから日常が一変する、その瞬間を切り取った短いお話が集められていておもしろい。
    しかし、不倫とか友だちの恋人を奪うとかそういった話が多すぎる。大人のための短編集、とは言え節操がなさすぎるんじゃ…。

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    2013年03月05日
  • 恋愛関係

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    若い女性には到底薦めることは
    できない本ですね…
    ダイレクトに言っているわけではないのですが
    尻軽女を批判する内容ではあります。
    なので該当する(?)女性の方は注意。

    夫婦関係の深さ
    そして関係の難しさ…
    いろいろと難しいものがありますね。
    なので適度な距離は必要だな、と思いました。

    それとタブー内容が結構出るので
    読む際は要注意。

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    2012年07月27日
  • クレオパトラの夢 世にも短い物語

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    毒が強い本だなぁ。
    私は男性向けの本ばかり読んでいたけれども
    これは明確な女性向けです。
    でもそれにしても性的要素が強め。
    まあ、露骨ではないですけれどもね。

    分かる!と思ったのは
    ほんの少しの要素で幻滅する瞬間。
    些細なことで愛情なんか冷めてしまいますからね。

    火遊びがばれる作品も
    中々面白いですよ。

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    2012年04月04日
  • デザートはあなた

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    15年前(?)にテレビ化されたのを見て原作を読みました。
    それから何故か読んでしまう。。
    きっと主人公に憧れたからなのか。。

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    2012年01月13日
  • デザートはあなた

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    料理好きの主人公が、一話ごとに別の女性と、素敵な食事をしてお洒落な会話をするという短編集。誰かと食事をする喜びと「飽食の後の一抹の寂しさ」、共感できる。
    出てくる女性がみんな、セレブリティでゴージャスなのは置いておくとして、きどらない、柔らかい、教養があり、社会性もある。時には主人公を叱ってしまう母性もあって、
    最後には「女は売らないけど、女も捨てない。これがヒケツだわね」うーん、かっこいい、森瑤子さんの世界。

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    2011年10月02日
  • 甲比丹

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    ネタバレ

    歴史小説というのか、江戸時代の長崎出島のオランダ人たちの物語。もちろん実際に会ったことを飼料に丁寧に時代考証されていて読みごたえがある。残念なことに執筆の途中で森瑤子さんが亡くなられたので、続きを作家志望だったお父様が書かれたとか。しかしもともとは作家志望のお父様がこの題材の物語を書きたくて、長年資料を収集整理してきたものを、瑤子さんが譲られ書き始めたものらしい。森瑤子ファンにはそのあたりも面白く感じるかも。もちろん私もワクワクして読んだ。これを読むまでカピタンのことは全然思いが及ばなかったけど、あたりまえだけどこういう人たちが実際に日本にいてたくさんの情報をもち当時の幕府や文化人は影響を受け

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    2011年06月16日
  • 嫉妬

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    ◇あらすじ◇
    心躍るようなときめきはなくとも、穏やかな夫婦関係に満足していた妻。
    しかしその妻の考えは、ある事故をきっかけに一変する。
    事故で意識がもうろうとする中、信じていた夫に浮気を告白されるのだ。
    変わりゆく夫婦関係、そして妻と夫の心の揺れ動きを繊細描いた作品。

    ◇感想◇
    感情の捉え方が繊細で女性らしく、美しい作品だなと思いました。
    もっと暗くドロドロした感じを想像していたのですが、案外さらっと読めます。
    メインは妻と夫の関係、そして妻と娘の関係。
    どちらもどことなく納得できてどことなく納得できない考え方が浮き彫りにされちて、非常に興味深く読み進めることが出来ました。

    表題以外では気

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    2010年09月26日