あらすじ
夏が、終ろうとしていた。――デビュー作『情事』を、この書き出しではじめた著者は、様々な“終り”のなかに、男と女、人間のドラマを見いだし、創作へと駆り立てられつづけた作家でもあった。愛する家族のこと、気のおけない友と過ごした時間、創作への情熱、新鮮な驚きと刺激を与えてくれた旅の話…。人生の様々な“終り”のなかで、寂寥感とともに、作家の胸に去来する人、言葉、風景――。惜しまれつつ急逝した著者の、エピローグを飾る名エッセー集。
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Posted by ブクログ
森瑤子さん最後のエッセイ。子供女の子3人とイギリス人の夫を持つ作家。夜遊び、酒、海外旅行が好きで、バンクーバーの島ガルフ・アイランドの1つに別荘を持つ。自由奔放な人だが、憎めないと思った。風と共に去りぬが好きで、続編は自分が書きたかったらしい。不可能になった時点で、翻訳をかってでたという。