森瑤子のレビュー一覧

  • 美女たちの神話

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    ヨーロッパやアメリカで活躍した女性たちのストーリー。マリリン・モンロー、オードリー・ヘップバーン、イングリッド・バーグマン、フランソワーズ・サガン、ジャクリーヌ・ケネディ・オナシス、シャネルにエディット・ピアフなど15人。

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    2009年10月04日
  • デザートはあなた

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    森瑤子の作品の中でこれが私は一番好きな作品だ。
    彼女の描くストーリーにはどれもオトナの男と女が登場する。
    とてもウイットに富んだセンスのいい会話。男と女の心理などを見事に描写している場面。森瑤子の生きた世界がそこには広がっていて、とにかく“オシャレ”なのだ。
    この作品の主人公は大手広告代理店勤務、テレビ企画制作部所属の大西俊介。独身で趣味は手料理を作ってもてなすこと。その腕はかなり本格的なのだ。しかもかなりの金持ちという設定。
    以前、日曜日の夜の時間帯だったと思うが、岩城滉一が大西俊介役でドラマ化されていた。大西俊介のイメージと岩城滉一のイメージがまさにぴったりで、毎週楽しく見ていたのを覚えて

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    2009年10月04日
  • 少し酔って

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    森瑤子氏の「少し酔って」を読む。


    ホテルで、バーで、レストランで・・・・・・。

    一組の男女がグラスを重ねた時、そこには物語が生まれる・・・・・・。


    ブランデーで、バーボンで、カンパリで・・・・・・。

    酒の数だけある大人の男女は駆け引きを繰り返す・・・・・・。


    ちょっとほろ苦く、かっこいい・・・・・・。

    粋な大人の物語10編。


    晩酌のお供にいかがですか?

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    2009年10月04日
  • 恋愛論

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    これ読むとね、んもう、自分の恋愛がベイビーのようでねええ。

    こんな風に恋愛できる女になるべく精進いたします。

    わーいわーい。

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    2009年10月04日
  • デザートはあなた

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    食欲と性欲って、おんなじ種類のおのでちゃんとわかればこんなに気持ちいいことできるんねー♪

    大人の恋に憧れる一冊。

    ちなみに作中にでてくる「サーディン丼」は私も大好物☆

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    2009年10月04日
  • デザートはあなた

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    森瑤子の小説はクールでスマートで、なんだかとっても大人の世界って感じで好きでした。
    そんな中学時代。

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    2009年10月04日
  • 指輪

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    森瑤子さんが逝去されてから30年以上経つのですね

    大好きな作家さんでしたので
    書店で復刻版を見かけて懐かしくて購入しました

    時の流れを感じさせないスリリングな男女の情事、醜い言葉の争いとか、女たちのやり取りなどなど…久しぶりに森瑤子ワールドに浸りました

    短編集なので
    空き時間に一編ずつ

    中でも『イヤリング』はスリル満点ドキドキが止まらなくて…

    そして『蒸発』は心打たれました
    夫婦間の心情が読み取れて切なかったです
    珈琲の香り…泣けます

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    2025年07月12日
  • 指輪

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    美しく、でも苦しい。
    年頃の女として目を背けたい現実が描かれているから共感できる、だから悲しい。

    何の話してるの、自分とは別世界の話だわと思える年の頃は、それはそれで苦しかったのだが…。

    女の人生とは苦しいものだ。

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    2025年06月07日
  • デザートはあなた

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    表紙が可愛く手に取った本
    ドラマの中の様な1人の男性と十人の女性との恋愛関係やキザにも感じるセリフがこの小説だと不思議とオシャレにかんじた。
    何より料理の描写が美味しそうでとても丁寧に書かれていたのがよかった

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    2025年05月05日
  • デザートはあなた

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    平成初期のラブコメドラマのような軽快さで読み進めた。歯の浮くような気障なセリフの応酬も、この物語の雰囲気の中では馴染んでお洒落に響き合う。

    なんといってもこの小説の肝は数々のゴージャスな料理たち…!美味しそうでたまらない。涎をだらだら垂らしながら読み進めていけば、いささか調子の良すぎる主人公の言動も可愛く思えてくる。

    チャーミングな女性たちに翻弄される主人公に、くすっと笑いを漏らしつつも、男女の繊細な関係を描いたこの作品に感服した。

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    2025年04月22日
  • あなたに電話

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    解説にもあったが、電話というテーマひとつでこんなにもバラエティ豊かな作品たちを書かれた森瑶子さんすごいなと思った。

    ロマンティックな話ばかりだと思って読み進めていたらショートショート的怖さのある作品もあって中々面白かった。

    『アンサーフォン』の「もしもし、比呂子です。連絡ないんで淋しく感じてる比呂子です。」の台詞とか、デート場所も描写されている服装も何だか全体的にトレンディドラマっぽいというか、景気が良い。
    固定電話とスマホの違いを感じて読むのも面白かったけど、この作品たちが書かれた頃の羽振りの良さを想像して読むのも面白かった。

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    2025年04月10日
  • あなたに電話

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    1999年に書かれた電話にまつわる短編集。
    電話といっても携帯ではなく固定電話のお話。
    書かれている時代背景も懐かしくてトレンディで、何より固定電話というものの不便さがなんだか今考えると少しロマンティックだったり。
    家でひたすらじーっと好きな人の電話を待つ。
    携帯がある今は同じ「待つ」でもじっと家にいる必要はない。
    だから、その感覚が新鮮だった。
    久々のラブストーリーおもしろかったな。

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    2025年03月03日
  • 指輪

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    ネタバレ

    初めて読んだけれど、感情面は古びた印象を受けない。
    女性が当たり前のように全部家事をしているとかは、時代を感じさせる。
    (軽い気持ちで殴るとか、殴られた側もとんでもないこととは思ってないところとか)

    短編集だから仕方ないが、全く同じ表現が別の作品で出てきたのは、残念な気持ちになった。

    とはいえトータルでとても面白く、時に辛く読んだ。
    また別の作品にも出会いたい。

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    2024年12月30日
  • 望郷

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    美しい物語。
    ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝の妻、リタの伝記小説。スコットランドの風景や日本での暮らし、人に対する深い愛情、表現そのものも素敵だった。
    おばあちゃんが森瑤子さんの本が好きだというので読んでみたけど、とても良かったです!

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    2024年07月11日
  • 恋愛論

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    ネタバレ

    なんとなく、長女の恋愛や結婚が心配で…手に取った本。

    イギリス人の夫を持つ森瑤子さん。長女が、ベルギーで結婚。その頃に書かれた物かな。

    わかるような…わからないような…。
    私にとっては、楽しい読み物ですが、長女に読ませたいとは思わなかったかな。

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    2023年11月25日
  • 情事

    購入済み

    懐かしい

    30代に森瑶子に夢中になった。新刊が出るのを待って貪るように読んだ。この本はデビュー作だから絶対読んだと思いながら読み進み「うんうん、この男と女のやりきれないばかりの心理描写」に懐かしさが込み上げてくるのを感じる。続けて何冊か読んでみよう。逆に今の若者がこれを読んでどんな感想を持つか聞いてみたい。

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    2020年09月13日
  • 夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場

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    著者自身を思わせる女性の主人公が、南の島で夫との口論をおこなうシーンと、著者が心理療法家のもとを訪れ、幼いころからのトラウマに向きあうシーンが織りあわされながら、物語は進んでいきます。

    女性である著者が、家庭を顧みず小説を執筆することに不満をいだいている夫との口論は、二人のあいだのセックスの問題にもその影を落としていることが明らかになります。一方、心理療法を通じて著者はけっして彼女を愛することのなかった母親によって心のなかに埋め込まれた問題に直面することになり、激しい葛藤をくり返しながらも、すこしずつ内面の闇に光がもたらされていきます。

    会話文に引用符は用いられず、地の文のなかにそのまま取

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    2019年01月19日
  • 彼と彼女

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    都会のショートストーリー31編。
    カフェ、バー、ホテル、パーティなどで繰り広げられる男の女の会話。おしゃれで、スノッブで、洗練されている。
    深追いしない、見苦しいところを見せない、それ故に絶望や痛み、孤独が強く伝わってくる。
    (電子書籍 Book Live)

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    2018年04月15日
  • 夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場

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    夫との関係。娘、実母との関係。破綻をきたした女性が、夫と旅に出る。

    セラピストとの会話を回想しながら。現在、過去、空想、現実が入り乱れ、インスピレーションのままに吐き出されているような、そんな文章。

    きっとノンフィクション部分も多いのだろうと思ってしまう生々しさ。
    筆者の、そして我が身の体験であるように感じられる文章力はすごい。

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    2017年06月21日
  • 嫉妬

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    かなり前の作品ですが、人の内面や情景などが丁寧に描かれていて、登場する人たちの気持ちに寄り添って読むことができます。
    いつの時代になっても、男と女、親と子の感情は変わらないものなのかもしれません。

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    2017年01月29日