森瑤子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
恋愛にまつわるエッセイ。森瑤子の本は初めて読みます。
なんだかとてもオシャレというか、洗練されていて洒脱な内容でしたね。芯のある女性で憧れます。
三姉妹の母親でありながらも、女としての生き方を忘れず、結婚して妻でありながらも、小説家としての野心も失わない。
欲ばりにもがむしゃらな感じにもさせずに、そうした「なりたい自分」であるためにしなやかに生きている姿はどうしたって憧れてしまう。
「風と共に去りぬ」のスカーレットのような。読んだことないんですけど、森瑤子さんが自身をそうたとえているので俄然読みたくなってきました。
結婚での教訓もいくつか。
結婚生活で、できるだけ長くドキドキしていたかったら -
Posted by ブクログ
学生時代から友情が続いている5人の女性。ヒモみたいな同棲相手がいる劇団員に、シングルマザーの編集者、実家が裕福なピアニストとか、とても等身大とは言えないし、共感ができるところも少ないのだけど、イイ男に惹かれる気持ちや、逆に今の男に見切りをつける描写、揺れ動く恋心の表現は上手いと思う。ただ、作中にあるようなクールで知的な自立した『ハンサムな女』とは全く思わなかった。むしろ、男に寄りかかって、結局最後はイイ男が現れ、助けてくれるような印象だった。これが『ハンサムガールズ』というテーマじゃなければ、ありだと思うけど、タイトルと内容があっていないような印象を持ちました。
-
Posted by ブクログ
森瑤子さんは、私が読書を始めた頃すでに売れっ子作家になっていたけど、年齢的に大人の恋愛ものというジャンルに手が出ず、読まないうちにお亡くなりになってしまった。
年齢を重ねて、恋愛ものも好んで読むようになり、今になって読んでみると、作品の空気がバブルの頃といった感があるものの、表現は繊細だし、関係が醒めてきている夫婦の閉塞感が伝わってくる。
「誘惑」の夫婦は、ラスト修復の可能性が見えてきているけど、あれで本当に修復できるのか疑問を感じますねえ……。
「情事」「誘惑」とも夫がイギリス人で、やけに外人の登場人物が多いんだけど、それがこの作家さんの特徴なのだろうか?