森瑤子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
学生時代から友情が続いている5人の女性。ヒモみたいな同棲相手がいる劇団員に、シングルマザーの編集者、実家が裕福なピアニストとか、とても等身大とは言えないし、共感ができるところも少ないのだけど、イイ男に惹かれる気持ちや、逆に今の男に見切りをつける描写、揺れ動く恋心の表現は上手いと思う。ただ、作中にあるようなクールで知的な自立した『ハンサムな女』とは全く思わなかった。むしろ、男に寄りかかって、結局最後はイイ男が現れ、助けてくれるような印象だった。これが『ハンサムガールズ』というテーマじゃなければ、ありだと思うけど、タイトルと内容があっていないような印象を持ちました。
-
Posted by ブクログ
森瑤子さんは、私が読書を始めた頃すでに売れっ子作家になっていたけど、年齢的に大人の恋愛ものというジャンルに手が出ず、読まないうちにお亡くなりになってしまった。
年齢を重ねて、恋愛ものも好んで読むようになり、今になって読んでみると、作品の空気がバブルの頃といった感があるものの、表現は繊細だし、関係が醒めてきている夫婦の閉塞感が伝わってくる。
「誘惑」の夫婦は、ラスト修復の可能性が見えてきているけど、あれで本当に修復できるのか疑問を感じますねえ……。
「情事」「誘惑」とも夫がイギリス人で、やけに外人の登場人物が多いんだけど、それがこの作家さんの特徴なのだろうか?