jyajyaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は小冊子付き。
この小冊子、これは…なかなか怖いぞ。
分身を作る、という話で、有名なところだとドラえもんの「コピーロボット」だが……。
藤子・F・不二雄先生は、大人向けの短編集などでかなり恐ろしい話を書いている。
それを思い出してヒヤリとする。
さて、本文は、たたりめ堂のよどみの脱走から話が始まり、またしてもおかみの紅子と対決する。
二つの駄菓子がぶつかって…さて、いったいどんな結果になることやら。
「いそげもちとのんびりりんご」の話は、友情物語。
相手を理解する、向き合う、立場に立ってみる、と言ってしまうと、
教育的なお話になってしまって面白くないが、解説せずとも感じるものはあるはず。 -
Posted by ブクログ
「酔わんようかん」は、酒飲みの大人なら、ちょっとほしいおやつだ。
いやいや、元々はひどい乗り物酔いの人のためのもの。
なんでも過信はいけない。
主人公の女性は気の毒だが、なんでも噛んでもいっぺんに手に入れることはできないのだ。
「底無しイ~カ」に登場する少年。
これはなかなか憎ったらしい。
紅子さんを脅す、だなんて!
これは痛い目を見ないと!
でも…子供だから結局責任は親が取るんだよな…なんか、親って切ない。
「カモメアメ」は別の意味で悲しくなる。
「私はカモメ」とある女性宇宙飛行士は言ったが…空高く飛ぶことだけが幸せなのか。
地を這い、それでも前を向きたい、強く生きたい、と願うのは…だい -
Posted by ブクログ
NHKでアニメも始まり、なんとなく、ポンキッキーズの「トイレの花子さん」を思い出した。
さて、本作では、銭天堂の駄菓子がまたまたおかしなことになっている。
正しき使い方を試みるも、どうもおかしい。
よもや、あの子のせいではあるまいな…。
おっかさん仮面は、世の、子供のことを愛してやまない母親を、まったくもって大事にしない子供たちと、父親たちと、母親業を舐めまくっている人々に是非現れてほしい。
まあ…フェミニズム的観点から言えば、おっかさん仮面の見た目はとても画一的、というか、思い込みのような姿なのだが、まあそこはわかりやすさを優先したとして。
バイリンガールは、私の個人的な傷をえぐってきた。 -
Posted by ブクログ
・スマホのシステムアップデートを始めたとき読み始め、終わる前には読み終わってた。
・この巻の商品は・・・
【怪盗ロールパン】怪盗になれる。ひげっぽい形をしている。
【ドクターラムネキット】お医者さんぽくなれる。ラムネがお薬。
【お稲荷せんべい】百発百中のおみくじが手に入る。信じることが大切。
【ミュージックスナック】音楽の達人になれる。ただし一袋につき一人の音楽家にしか対応していない。
【しっぺがえしメンコ】白いメンコに相手の名前を書いて悪魔の絵のメンコでひっくり返したら仕返しできる。
【おもてなしティー】心寂しいときにふさわしい相手を呼び出してくれる紅茶。
▼銭天堂についての簡単なメモ(第 -
Posted by ブクログ
「シェフ・ショコラ」は悲惨すぎる。
児童書でこれを書いちゃうのか。
言葉を文字通りうけとめても、もっと大人向けに読み込んでも、この話はなかなか辛いものがある。
まあ、こうやってたまに本当に怖い話を紛れ込ませてくるところが本シリーズの楽しみで魅力。
昔、「彼氏にカレーを作ったら味がなかった」と言っていた後輩は、ちゃんと子供に味のついたカレーを食べさせてあげているだろうか。
無理しなくてもレトルトで十分美味しいからね!
それはさておき、この家庭が、なんとか良い方向に進むことを願いたいが…
このお母さんは銭天堂に辿りつけるだろうか。
さて、本書で読み逃せないのは、エピローグ。
なぜ、よどみがここま -
Posted by ブクログ
紅子さんが風邪をひいた?!
弱ってる時に病気はかかりやすいもの、だけど…あれあれ、具合が悪いのだろうか。
いつもはしないような不手際が続いているぞ??
「ビッグリもなか」はぜひ食べてみたい。
結末も、これまでのシリーズを考えると、何だか次がありそうな気がする。
一方、「ラプンツェル・プレッツェル」なるお菓子、娘の父親を思う気持ちが愛おしい。
禿げてるパパなんて、というけれど、禿げてても、チビでも、デブでも、自分のことを大切にしてくれる人は大事にしなくちゃ。
そりゃあ、第一印象はそこに目がいってしまうけれど、大事なのはハート。
まあ…うちは禿頭家系なので、耐性があるというのもあるかもしれない -
Posted by ブクログ
「おじょうさまココア」!
うふふ、そんなレディになってみたくってよ。
目標は柳原白蓮よ。
でも、残念ながら、わたしは下町育ち、荒神輿で育っている。
私以外の私になりたいけれど、私以外は私じゃない(マイナンバーカードの時に大臣が歌っていたっけ)。
でも、頭の中でなら別人になれる。
「イケ面」はイケメンになれるらしい。これは、欲しい…。
美男美女が幸せとは限らないとしても!でも!なってみたいよ一度はイケメン。
宝塚歌劇団で写真でも撮ってみるか(残念ながら宝塚行きは延期になってしまったが)。
さて、この話では、幸運の持ち主でない人に、勝手にばらまかれた商品が悪さをする話なのだが、一体誰がばらまい -
Posted by ブクログ
6話の物語。
私にも、銭天堂が目の前に現れたらいいのにな…
「虹色水あめ」はおいしそう!
昔水飴が欲しくて欲しくて母に買ってもらっては一人でこねて食べていた。
ただ甘いだけの、溶けやすいお菓子。
虹色の美しいお菓子ではなかったけれど、わたしにとっては水晶だった。
食べても才能が手に入るわけでも、自信がつくわけでもなかったけれど、それでも、ちいさな魔法が今も心を温める。
さて、一方で「眠り貯金箱」は大人が欲しい駄菓子。
ここぞの時に貯めておいた眠りを使う、これで徹夜も可能!
…だけど、それが仕事のあるべき姿ではないはず。
眠らずにこなさなければ終わらない仕事って、なんだろう。
どれだけ必要性 -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目!
今回は、たたりめ堂という怪しげなお店が登場!
赤い舌の女の子は一体…?
紅子さんは知っているようだが、どんな関係?!その謎は次巻以降にもちこされる…
が、ここで呪いの菓子!それによって苦しむ人を、紅子さんパワーははねかえせるのか?!
「留守電でんシール」はイマドキの話だなあという感じ。
常に返事を返さないといけないプレッシャー。これは辛い。
でも、私のような人間から言わせれば、なぜそんなことを強要されないといけないのかわからない。
付き合わせる方は暇なのか?
まあ、付き合いが悪いと何か言われるのは大人社会も同じ。
そんなTHE・昭和な考えを子供達がやっているのをみると、なん -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
今宵も6人のお客様。
さて、お好きな菓子をおひとつ、どうぞ。
「怪盗ロールパン」は、さえないどろぼうの物語。華麗なる天才大泥棒に変わった男の結末は?
何事も調子に乗るな、程々に、ということだろうか。
それにしても、「アルセーヌ・ルパン」はすごい。
いまだにこうやってインスピレーションを作家に与え、子供も大人も楽しませるのだから。
「おもてなしティー」ではサンタクロースがお茶会に来てくれる。
最近はもっぱらコーヒーを飲むことが多いが、元々は紅茶党。
なんでもカフェインは紅茶の方が多いとか。
最近は職場に蜂蜜入りのぬるめのアールグレイをホットで持っていっている。
アンチ・カフ -
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