jyajyaのレビュー一覧
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六条教授が怪しげなものを開発したようだ。
前作登場の「相談だんご」の力を転用して、人工知能を作り出した。
それは人を依存させ、判断力を鈍らせる。
ほしい言葉を言ってくれて、間違いが起こらないように先回り。
とても素敵だが、それは、人間が人間らしくある何かを壊してはいないか?
銭天堂の駄菓子は、きちんと注意書きを読まないことで不幸になることもある。
でも、その注意書きを逆手に取って、あえて自分の進みたい道を進もうとする人もいる。
これは珍しい使い方!
しあわせも、ふしあわせも本当は自分次第。
人生って奥深い。
それはまだ、この本の主な対象者の子供達にはまだわからないかもしれないけれど、終わりよければすべてよし。
最後に大きなマルを自分につけてあげられたら、それで良いんじゃないかな。
私はなかなか自分に合格点を出せないけれど、その代わり向き合う相手にはいつも「はなまる」をあげたいな。 -
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まだまだ六条教授は紅子のことを諦めない。
うーん、しつこい!
だからこそ悪役なのだけれど……。
今回の物語はは怖さ多め?
「相談だんご」は、悩みを聞くよと言いつつ、人の不幸話を楽しむ中学生の少女の物語。
大人になってもこういう人いる、気がする。
頼られるのは嬉しいが、いきすぎると…。
両親が忠告したように、人の気持ちに寄り添うのは簡単なことじゃない。
やっぱりやめる、ができないこともある。
「ごめんラーメン」は小学生のいじっぱりな女の子の物語。
ごめんごめん、じゃ済まないことも世の中にはたくさんあって。
加害者が謝ったんだから被害者は許さなければならない、というのはやってしまった側の傲慢。
許すか否かはやられた側が決めること。
人の忠告は聞いておかなきゃ。
子供の失敗に見えるけれど、大人の皆さん、自分にも心当たりはありませんか? -
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今回も6つのショートストーリーとエピローグだ。紅子さんは喪黒福藏のようなイメージだ。やりすぎたり、調子に乗ると酷いしっぺ返しが待っている。しかし、ちゃんと努力したり、真面目に想いを持っていると、幸せになれる。
怪盗ロールパンでの泥棒の秀元は果たしてどっちだ。ドクターラムネキットでは、医者になる夢を持つ5歳の千里はどんな想いだろうか。お稲荷せんべいの目立ちたいがために占いをする早苗の結末はいかに。
ミュージックスナックでの響はなにを求め、どうするのだろうか?しっぺがえしメンコでは、探偵の大輝、その探偵に依頼してきたのは、前作でカリスマボンボンに登場した美容師北島だ。おもてなしティーにおいては、みどりの願いは叶うのだろうか?
なんとなく人にはその人に見合った運があり、それを先取りするような感じも受けた。
私は小学生向きとか中学生向きとか書かれていると無性に腹が立つ。誰が読んでも面白いものは面白いし、そんなちっぽけな枠で縛られたくないからだ。誰が読もうが、読んだ人の感性によって、その作品はさまざまな色形を見せてくれる。このシリーズのように。 -
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今回の目次は可愛い。
戦国、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和それぞれの紅子。
ってことは…んん?
紅子さん、一体いつから生きてるの?
よ、妖怪?
「写柿」は怖い話。「押絵と旅する男」や「ドリアン・グレイの肖像」を思い出した。
子供向けだけど、ゾワっとする話。
「景気ケーキ」はバブルの頃の話。
私の親もバブル真っ盛りで公務員になって、周囲に馬鹿にされたらしい。
「わざわざそんな安いとこ勤めるなんて笑」と。
しかしご存知の通り、その後は安定安心親方日の丸、公務員は大人気。
税金泥棒(それしか人々は悪口を知らないらしい)なんて悪口罵詈雑言は日常茶飯事。
堅実は馬鹿みたいだけど、決して恥じることじゃない。
それにしてもトサカ前髪の紅子は珍しい。にあうよ。
銭天堂の始まりの話で一息入れた後は、六条教授との戦いが待っている。
続く! -
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紅子の売る駄菓子は幸せになれるとは限らない。
それは使い方を誤ってしまったため。
それから、ちゃんと注意事項を読んだり聞いたりしていないから。
注意書きや取扱説明書、契約書はきちんと読むこと。
適当に「同意」ボタンを押している大人の皆さん?それ、大丈夫?
仕事をしていると、「どこに書いてあるんだよ」「こんなこまけーのよまねえよ」「てめーは読むのか」
と言われますが、書いてあるし読んでますし同意したのはあなたです。
って言うと、「バカかオメーは」って言われるんですけどね、「バカはそっちです」(って言いたい)。
きゃーまた余計なこと言っちゃった!!
「とりあげもち」はちょっとこわーい。欲張りはダメ。
「ルールキャラメル」は、賢い子供のやり方に拍手!
それにしても食い尽くし系って、嫌だなぁー
今まで遠慮の塊(大皿で最後の一個を誰が食べるか)にしか遭遇したことがないので、想像を絶する。
物語は六条教授の他に、怪童やよどみも再登場。
やっぱり悪役やライバルがいないと物語は締まらない。
だけど、敵が増えてるよ!
紅子!どうする! -
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子供に人気の銭天堂シリーズ。
アニメも好調のようだし、遊園地や映画も。
(映画は天海祐希主演だそうだ。若い頃の母にそっくりで大好きな俳優なのだが、なぜ私は似ていないのだ グチグチ)
久々の続き。前の話なんだったっけ。
そうだそうだ、色々あって銭天堂の商売あがったりだったので、意趣返しするってえ話だ!
以前、ニセ銭天堂の商品で酷い目にあった人たちを救うべく、紅子が正規品をお届け。
「ごまかしボーロ」は、途中まで読むと、不幸虫が出てきてしまいそう。
ごまかしとは、ただの時間稼ぎ。
いつかは本当のことを言わなければいけなくなる。
大人の世界では、すぐ忘れてしまう人も多いようだけれど。
六条教授との戦いもいよいよ佳境。
がんばれ紅子!
続きが気になる!!!! -
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ネタバレ教授の新たな計画が動く巻。
『とりあげもち』
アニメでも見たので、その通りの物語だった。あげたものも取り返して、少しでもほしいと思ったものは取り上げる。最後には、『とりあげたものを大切にしなかった』ので、最初に取り上げた木馬の中に閉じ込められてしまう。ちょっとダークな終わり方。
『ルールキャラメル』
父親が家族の食事も食べてしまうので困るという物語。家族あるあるというか……ここまでではなくても、『少し席を離れたすきに父親が母親のものを食べる』という話題を見たばかりだったのそう思うのかも。銭天堂のルールキャラメルでルールを守らせる『××のときは、××すること』の形式なのは面白いなと思った。
『断捨離だんご』
断捨離が高じて家族の物を捨てることで離婚危機になる主人公。夫も同じく断捨離好きになれば離婚しないと思っていたけどという物語。
これも家族あるあるな気が。家族であっても他人の物に手を付けるのはアウト。
『とある部屋の中で』
プロローグと同じく物語の流れのシーンのようだけど、さっぱり分からない。
『おおらか落花生』
人の顔色を窺ってばかりなのでおおらかになりたい主人公。銭天堂のおおらか落花生を落としてしまって、一緒に探してくれた友達とおおらか落花生を分け合うという物語。
思春期の悩みど真ん中な感じがしたけど、物語はゆったりとして最後も『分け合った相手と強いつながりをもたなければならない』という副作用なのでほんわかしてしまう。
『いた板チョコ』
注射嫌いな主人公が痛みが消えるといういた板チョコを手にする物語。
特にこれと言った印象がない。大の大人が注射嫌いという点は子どもが楽しめそう。
『スカウトまんじゅう』
『エピローグ』
最後の物語がエピローグまで続いていて、分からなかった部分の物語が明かされる。
家族内でも『境界があるよ』という物語が多かったなぁと思う。あとは、商品名ありきのせいなのか、その悩み事は本当にその言葉で解決するものなのか??と思うものも。でもこれは、考えすぎかなー。あまり気にしてもしょうがないものな。
ごちそうさまでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2と同じく『若い肌』が気になってしまうけど、回数は減っていた。2と違って『迫力ある女性』の表現が多いような気がした。
印象に残ったものから感想。
『コントロールケーキ』だけは、家族の対応が酷いように感じてしまった。家族だから許される……のかもしれないけど、娘まで『痩せて綺麗になりたい』と思ってしまうのは、やはり家族内の対応のせいもあるのではと思う。この辺り、何もなしに『娘が痩せようとするのをやめて良かった』と書かれているのがモヤる。
::あらすじ::母親が銭天堂で食欲がコントロールできる『コントロールケーキ』を買う。どんどん痩せていく母を見て、娘も真似する。それを止めようとして、母親はコントロールケーキの力で娘の食欲を元に戻させる。その話を娘に話し、銭天堂を二人で探すが見つからなかった。しかし、筋肉がついて痩せる事が出来た。
筋肉は重いので痩せはするけど、体重はそれほど減らない。体のラインは綺麗になるけど、体重の数字だけを見てると変わらない。なので、運動で痩せる=体重を減らすを目的にしてると思った通りに行かないかも。健康的になるという利点はある。
『コントロールケーキ』のラストも『健康的にスマートになったからだ。』と書いてあるだけで、体重が減ったとは書いてない。よく読んだら、体重についてはどこにも書いてなかった。……配慮?
『天晴れレモン』
晴れになるレモンの形のキャンディ。雨女で悩んでいる女性が買っていく。友人の結婚式を晴れにしたくて使うが、雨になってしまう。雨になった事で落ち込んでしまうが、友人は彼のマザコンの本性が分かってよかったと主人公を慰める。
雨も悪くないという話。突然のハプニングは人の本性をさらけ出す。
レモンキャンディが欲しくなった。
『家カエル』
ぼぅっと歩いてしまって迷子になる主人公は、家カエルというキーホルダーを買う。遠足で意地悪な子とわざとはぐれて、困らせようとする。家カエルで帰る事が出来ると思っていたが、雨が降り出し山の中で迷ってしまう。一緒にいた子が意外としっかりと準備をしていてくれたので、雨宿りをすることができる。やがて意地悪な子とも合流し、雨が止んで山を下りる。
雨が人の意外な一面を見せてくれる話と言う意味では天晴れレモンと同じ。
天晴れレモンの対になりそうと思った。
『聞き耳グミ』
クラスの女子のひそひそ話が気になる男の子は銭天堂で聞き耳グミを買う。女子たちが話していたのは、自分を好きだという事を知るが、一方は自分を嫌っていることも知る。嫌っている女子に仕返しをして、味を占めた主人公はクラス中の秘密を暴露して、クラスの空気を悪くしていく。やがて、それに気が付いたクラスメイト達は男の子をのけ者にする。気を付けなくてはいけなかったと気が付いた男の子だが、後の祭りだった。自分を好きだった女の子も他の子と付き合ったと聞くが、聞き耳グミの効果が消えてしまう。
人の話って、気になるよねぇ……すごく分かる。暴露はともかく、子どもの頃の小さな気になる事を上手く拾って物語が作られてるような気がしてしまった。
大人になると下手に聞き耳を立てて不安を増やす方が面倒になる。
『アドベン茶~』『やりなおしおこし』
2作続きものの作品。お店に居候していた男の子が、賞味期限切れの商品『アドベン茶~』を他の子供に渡してしまう。
アドベン茶~で怖い世界に行ってしまった男の子。やり直すことを決心した事で、銭天堂のおかみが『やりなおしおこし』を持って現れる。どこからやり直すべきかと考えていたが、母親が後悔していた時間まで戻る事にする。母親は自分のための商品ではなく、親友のための商品を選ぶ。
この10巻はずっと『お店に居候している男の子、健太』が出てくる。最後に商品を買って『なかった事』になるのだけど……そうするとこの10巻のお客様たちはどうなるのだろう。健太に出会ってなかったことになるのか。そもそも、銭天堂に来ていない事になるのか。
時間を戻す話はパラドックスが出来てしまう。
そして、よく考えれば健太はある意味では虐待された子供で『酷い親』だな……という身も蓋もない話にもなるのだけど。うーん。母親が病む理由(自分一人だけが幸せになってしまった後悔)がちょと無理やりすぎる感じがする。父親もそれにうんざりして出ていくって……子供連れて行けと思ってしまうのだけど。病んでる女の元に子供を置いていく神経どうかしてる。
細かい事は考えてはいけない。考えてはいけない。
児童書なのだからそこを突っ込んだら、話が成り立たないというのも分かるけど……モヤモヤはする。 -
Posted by ブクログ
銭天堂チームは完全に調子に乗っているようだ。まぁ今売らなくていつ売るかというものなのだろうが。本作は,銭天堂の裏方である,金の招き猫に注目した外伝的なもの。全体の1/3ほどを招き猫名鑑が占め,1/3ほどを漫画(主に4コマ),残りを小説的なお話が占めている。本編を読んでいる限り,個別の招き猫に興味も持たないので名鑑はどうでもいいと言うか,こうした細かい設定を誰が考えるのだろうと感心するくらい。漫画ははっきり言って対して面白くない。小説部は本編と似たような形のお話だが分量が少ないので読み応えはない。アニメを含めたよほどのファンか子供なら喜ぶだろうが。
「こがねの休日」
働きすぎの工房長こがねをみんなで休ませようと張り切るが,そうは簡単には行かず結局こがねが色々することになる話。
「琥珀色の記憶」
新入りが得意な作業を見つけるための参考に,こはくが自分の時の経験を語るお話。
「こばんの新作せんべい」
せんべい担当のこばんが,偵察に出た外で見かけた女性の為に新作のせんべいを作る話。最初に作ったものは紅子に駄目だしされつつ,完成したせんべいは無事件の女性に。しかし強烈な副作用がついているのはお約束。副作用の注意書きは誰が考えるのだろうか。こばんにはそんな意図はないはずだが。 -
Posted by ブクログ
性懲りもなく銭天道を滅ぼすことに命をかけている六条教授。教授の次の手は,まさに今どきの話で,人工知能アプリの「小さな天使つぐみ」。このアプリは利用者の悩み相談に乗って的確なアドバイスをしたり,話し相手になってくれるという。これを使って人々が悩みを解決してしまうようになれば銭天道の需要はなくなり寂れて消えてしまうだろうと目論んでのことである。狙いは見事に当たり,銭天堂には閑古鳥が鳴くようになり,紅子は店を閉めることも視野に入れ始める。そんな時にやってきた思いがけない客とは...。
なんだか今回は終わり方が恐ろしく中途半端。次の展開が全く予想付かない。
「どっちウォッチ」
「優秀シュークリーム」
「リメンバーチョコレート」
「ある日の情報番組」
「もとどおりんごあめ」
「チャレンジオレンジジュース」
「満足缶」