フレドリック・ブラウンのレビュー一覧

  • 真っ白な嘘

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    この本は確かアガサクリスティの文庫を読んだときに巻末に載っていて面白そうだと思ったので読んでみた。他のアンソロで「後ろを見るな」だけは読んだことがあったけど(もちろんそのアンソロでも一番最後に収録されていました)他の短編も総じてクオリティが高く面白い!
    一見どういう意味…?という短編もありますが、じっくり考えてみると意味が分かって後からじわじわと怖さが来る作風が特に好みでした。

    以下お気に入り作品。
    「叫べ、沈黙よ」
    駅で電車を待つ男。そばに座っている男はどうやら耳が聞こえないらしい。駅員が語るその男の罪とは。
    これ最初どういう意味?と思って何回か読み返してるうちに理解して、ぞっとした。真相

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    2025年08月16日
  • 真っ白な嘘

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    星新一とクリスティーが好きならと、bookmania1105さんにおすすめしていただいたフレドリック・ブラウン。

    とても面白かったです!!
    奇想天外な結末が星新一のような感じ。
    更にゾクゾク、ドキドキするようなスリルまで味わえる。
    大好きな『藤子・F・不二雄の異色短編集』にも怖さと意外さが似ていた。

    1番好きだったのはタイトルにもなっている『真っ白な嘘』
    新婚夫婦が格安で購入した家は曰く付きの物件で…。
    短いのに何でこんなにドキドキするんだ!
    没入感が高くて最高に好きなタイプの作品でした(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)

    江戸川乱歩の『世界推理短編傑作集』に選出された『危ないやつら』も面白かったし、『世

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    2024年08月18日
  • 死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選

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    間違いない。大好きだ。読めば読むほど、この人の小説が好きになる。ミステリーもSFも、そして意外にもホラーテイストの作品まで、傑作揃い。もともっと読みたいぞ!!
    長編「シカゴブルース」を読んで、好きな方は必読だよ。

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    2024年06月24日
  • 死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選

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    ブラウンのミステリ短編集第三弾。エド・ハンターシリーズから2作品入ってボリュームたっぷりの最高に楽しい一冊!→

    シカゴ・ブルース大好きな私はエドたちがでる2作品がイチオシだけど、それ以外ももちろん良作。
    「5セントのお月さま」は皮肉が効いていてマル(大衆が求めるのは月ではなく……?)
    「球形の食屍鬼」「殺しのプレミアショー」は謎解き部分が好き。
    「愛しのラム」は読み進めると感じる違和感の→

    正体が分かった瞬間に「ああッ……」ってなる。
    「どうしてなんだベニー、いったいどうして」はラストに「うわぁぁぁ」ってなったなぁ。
    「死の警告」のなんとなく感じるコミカルさや「最終列車」の余韻など、ブラウ

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    2023年10月20日
  • 不吉なことは何も

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    ネタバレ

    機知に富んでいて、洗練されていて気品があるよね。
    本当に素晴らしい。
    今のミステリーと比べると物足りなく感じる事は有るけれど、たまには微笑みながら、物語の世界に入り込めるのも良いもんだよ。

    踊るサンドイッチの結末は、思っていたのとは違ったけど、
    ピーターが振られた方が、結末としてはビターな味わいで良かったと思ったけどな。

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    2023年10月05日
  • 真っ白な嘘

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    この作家さんの作品は長編でも短編でも本当に外れが無い。
    才能豊かで、ミステリーだけでなくSF作品も多く書いている、これも、とても楽しい。
    もっと、もっと読みたいと思わせる素晴らしい作品ばかりだ。大満足だよ。

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    2023年09月02日
  • 不吉なことは何も

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    ショートショートの名手F.ブラウンのミステリ短編集。読んでいて楽しい。笑えたのは「ティーカップ騒動」でニヤニヤできるのは「生命保険と火災保険」
    「さまよえる少年」はじんわり優しく「サタン1.5世」はホラーサスペンス寄り→

    「象と道化師」は童話感あるし、表題作の「不吉なことは何も」はオチが秀逸。
    中編の「踊るサンドイッチ」はミステリとしても良作。ラストがいいんだよねー。
    80年ぐらい前に書かれた話なんだけど、新訳でとても読みやすくなっているので、海外ミステリ初心者にもオススメ。

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    2022年11月11日
  • 真っ白な嘘

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    18篇からなる短編集。
    巧みな文体、奇抜な設定、余韻の残る結末、それぞれの短編が本筋とは関係のない描写などにより独特な雰囲気を持っていてハマります。
    笑う肉屋、叫べ沈黙よ、キャスリーン、むきにくい小さな林檎、真っ白な嘘、そして、後ろを見るな、あたりが好みですが、その他のものもオススメできますね。作者の他の作品も気になりました。

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    2021年09月05日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人

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    初めて買った文庫本がフレドリックブラウン
    でした。子供の私に、良く見つけたねと、褒めてあげたいです。

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    2021年07月22日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが

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    ネタバレ

    目次
    ・不まじめな星
    ・ユーディの原理
    ・闘技場
    ・ウェイヴァリー
    ・やさしい殺人講座全十回
    ・夜空は大混乱
    ・狂った惑星プラセット
    ・ノックの音が
    ・すべての善きベムが
    ・ねずみ
    ・さあ、気ちがいになりなさい
    ・一九九九年の危機
    ・不死鳥への手紙
    ・報復の艦隊
    ・最終列車

    訳文にそれほど違和感を抱かないのに、タイトルの変更がとにかく気になってしまう。
    「不まじめな星」は「シリウス・ゼロは真面目にあらず」だし、「夜空は大混乱」ではなくて「狂った星座」でなくては。
    「狂った惑星プラセット」は別に旧タイトルの「気違い惑星プラセット」にはこだわらないけれど、「狂った」だと、最初から狂っていたとも途

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    2021年06月22日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初のタイムマシン

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    短編集。ショート・ショート。
    『未来世界から来た男』である程度は既読。
    SF。ファンタジー。ホラー。ミステリ。ユーモアなど。
    多様な作品があり飽きない。
    特に好きな作品は「緑あふれる」「立入禁止」「雪男」「クマんにひとつの」「青の悪夢」「人形劇」「エージェント」。
    個人的に、ショート・ショートというジャンルは、日本では星新一、海外ではフレドリック・ブラウンがベストです。

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    2021年05月07日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人

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    割とシリアスとか、サスペンス物が多い感じ。多くの作品の共作相手のマック・レナルズの作品も読みたくなった。

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    2021年03月29日
  • 真っ白な嘘

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    ブラウンのミステリはあまり読んだことがなかったが、「後ろを見るな」を読みたくて、選びました。実は絶版になっていて、新作でやっと読めました。どこかで見たことや聞いたことのあるプロットがいくつかありましたが、ああ、ブラウンが最初だったのね、と改めて感心する次第。次のミステリ短編集も新訳が出る様子なので、楽しみに待ちたい。

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    2021年02月07日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人

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    SF。短編集。シリーズ3作目。
    いつも通り、すべての作品が好き。
    「最後のハネムーン」「ドーム」「賭事師」が特に好き。

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    2020年10月26日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが

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    SF。短編集。全集の2作目。
    既読の作品も多いけど、どの作品も面白い。
    全ての作品が面白いと思った短編集も久しぶり。
    大森望さんの解説通り、とにかくアイディアが良い。
    ユニークなバカSFの「夜空は大混乱」、ロマンチックな「狂った惑星プラセット」、結末の切れが良い「ねずみ」、メタミステリ的な「一九九九年の危機」が特に好き。
    本当に好きな作家です。

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    2020年02月26日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ

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    SF。ファンタジー。短編集。
    『未来世界から来た男』『天使と宇宙船』『さあ、気ちがいになりなさい』と読んでいるので、何作も既読。
    タイトルが変わっていて、読むまで分からない作品も多々。
    既読では、やはり「天使ミミズ」(旧題「ミミズ天使」)がとても面白い。
    初めて読んだ作品では、「星ねずみ」「白昼の悪夢」「イヤリングの神」がどれも好き。
    ショート・ショート好きには「いまだ終末にあらず」「最後の恐竜」、ミステリ好きには「白昼の悪夢」、ホラー好きには「ギーゼンスタック一家」、パズル好きには「エタオイン・シュルドゥル」と、SFファン以外にも楽しめる、多才な作家さんです。

    ここ数年、バラード、ヴォネガ

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    2019年11月23日
  • 不吉なことは何も

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    小粒の作品が集まり、バラエティに富んでいて楽しめました。さまよえる少年と慇懃無礼な保険屋さん出てくる作品が面白かったし、ラストの中編も印象的でした。いつも読んでいるミステリとは異なる軽妙な文体で、作品舞台の雰囲気も味わえました。訳は越前先生、イベントで文庫に先生にサインしてもらったので宝です。

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    2025年09月26日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ

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    ネタバレ

     フレドリック・ブラウンのSF小説を初めて読みましたが、この人って読者に何か語りかけるような、こういうSF書くんだって思って次も読んでみようと気になってます。
     個人的に気に入っているのは「星ねずみ」「天使ミミズ」「パラドックスと恐竜」ですね。

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    2025年08月13日
  • 不吉なことは何も

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    「生命保険と火災保険」、「姿なき殺人者」に出てくるヘンリー・スミスがいいキャラだった。シリーズ化してさらにドラマ化してほしい。

    全部面白かったけど、「サタン一・五世」、「踊るサンドイッチ」がミステリだけでなく恋愛要素入ってて粋だった。「踊るサンドイッチ」は読みごたえあり!面白かった!

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    2025年02月16日
  • 真っ白な嘘

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    ★★★★☆東京創元社の中の人が選ぶ1冊と帯に書いてあったのでついつい買ってしまいましたが、なかなか面白かったです。短編集でミステリー系で内容は好きな分野でした。ただ、やっぱり私には海外作品がちょっと読みにくく感じてしまいます。印象に残った作品は「メリーゴーランド」「真っ白な嘘」です。

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    2024年11月24日