フレドリック・ブラウンのレビュー一覧
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ブラウンの短編全集3巻。早川書房から出ている「さあ、気ちがいになりなさい」と半分が被っているが、全集なので問題なし。むしろ、翻訳者さんが違うとこんなにも印象が変わるのか、という楽しい発見。
表題作が好き。
安原氏の翻訳はアメリカンな雰囲気がありオシャレ。キャラクターのジョークも軽い感じ。
「狂った惑星プラセット」とかほんと好き。オチでニヤリとできる。
ブラウンあるあるなのかもだけど、言葉遊びでのひっくり返しがあるので、日本語だとその辺りがすぐにわからないのが悔しい。原書で読みたい笑
以下、読書中ツイート。
ブラウンの「すべての善きベムが」を読み始めたんだけど、冒頭の話を星新一の文章で読んだ記憶があって、でも星新一のショートショートにはなくてめちゃくちゃ探していたら、早川書房から出ている星さんが翻訳したブラウンの短編集に収録されていたわ……(笑)
星さんの翻訳はもう星新一作品なんよ笑
星新一氏の文章って、こう……存在感がすごいというか、唯一無二というか……いやもう、すごいな……。翻訳作品でも星新一っぽさが出るという……。
翻訳者さんって何気に作家さんと同じようにそれぞれ特徴があるんだろうなぁ。 -
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SF短編全集第二巻。表題作含め9編収録。
どの作品もブラウンらしいライトな読み心地からの見事なオチで楽しい。
結婚前の男に降り注ぐたくさんの椿事の謎を解く「天使ミミズ」が特に秀逸。ブラウンの短編、ほんと好き。
機械が意識を持つ「エタオイン・シュルドゥル」の終わり方もたまらない。途中が少しホラーっぽいだけにいいよねあの緩急の付け方。
表題作の「星ねずみ」は明らかにテーマパークの王様のキャラクターから来てるし(笑)木星の第四惑星であるカリストで起こった殺人事件の謎を解く「白昼の悪夢」は→
ミステリ要素もありつつきちんとSFしてるのが楽しすぎる。
「イヤリングの神」や「帽子の手品」あたりのダーク寄りもたまらん。
第三巻は八月発売とのことで、他のSFを読みつつ正座待機してます! -
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ミステリーとSFで知られるフレドリック・ブラウンのミステリー短編小説集。
1950年代の小説ではあるもののさほど古さも感じず、空いた時間に少しずつ読もうと思ってたのに、どの話も広げ方と畳み方が上手く次はどんな話なんだろうと途中から止まらず。
「叫べ、沈黙よ」はアンソロジーなどにも収録されている名作だけど、「世界が終わった夜」「背後から声が」「闇の女」なども面白く、表題作の「真っ白な嘘」は個人的に大好きなクリスティの「春にして君と離れ」を思い出す既視感も。
一番最後に読むようにと帯に書いてあった「うしろを見るな」は期待の割に驚きは少なかったけど、読者を巻き込む仕掛けがあり、短編集の最後の話にすべき趣向を凝らした一作。
空いた時間に読もうと思った短編集が、短編集を読むために時間を空けようとするくらい楽しめて、またこの作者の別の作品を読んでみようと思った一冊。 -
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この本は確かアガサクリスティの文庫を読んだときに巻末に載っていて面白そうだと思ったので読んでみた。他のアンソロで「後ろを見るな」だけは読んだことがあったけど(もちろんそのアンソロでも一番最後に収録されていました)他の短編も総じてクオリティが高く面白い!
一見どういう意味…?という短編もありますが、じっくり考えてみると意味が分かって後からじわじわと怖さが来る作風が特に好みでした。
以下お気に入り作品。
「叫べ、沈黙よ」
駅で電車を待つ男。そばに座っている男はどうやら耳が聞こえないらしい。駅員が語るその男の罪とは。
これ最初どういう意味?と思って何回か読み返してるうちに理解して、ぞっとした。真相はわからないところがまた闇深い。
「背後から声が」
妻との喧嘩の末「あたしを捨てるなら殺してやる!」と言われ、背後から追ってきた妻を逆に刺し殺してしまう夫。
なんとも皮肉な結末。悲劇だけどちょっと滑稽。
「闇の女」
とある下宿屋にやってきた謎の女。夜中も電気を消して部屋から出ようとしない。近くで起った銀行強盗の犯人一味なのでは?と女主人や下宿人は疑いだすが…
これは面白いミステリ。最後のオチもなるほどな!となった。
その他にも、新婚夫婦が破格の値段で手に入れた家はいわくつきの物件だった「真っ白な嘘」駅の待合室で居合わせた男が近くの精神病院から脱走してきた殺人犯なのでは?と疑う男の話「危ないやつら」などはまるでコントのようなすれ違いからの結末が面白い。
そして言わずもがなの「後ろを見るな」や「町を求む」は、他人事として読んでいるうちにいつの間にかこちらに銃口を向けられたようなヒヤリ感が最高でした。
SF短編集も出ているようなので、そちらも読んでみたい、 -
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星新一とクリスティーが好きならと、bookmania1105さんにおすすめしていただいたフレドリック・ブラウン。
とても面白かったです!!
奇想天外な結末が星新一のような感じ。
更にゾクゾク、ドキドキするようなスリルまで味わえる。
大好きな『藤子・F・不二雄の異色短編集』にも怖さと意外さが似ていた。
1番好きだったのはタイトルにもなっている『真っ白な嘘』
新婚夫婦が格安で購入した家は曰く付きの物件で…。
短いのに何でこんなにドキドキするんだ!
没入感が高くて最高に好きなタイプの作品でした(☆▽☆)
江戸川乱歩の『世界推理短編傑作集』に選出された『危ないやつら』も面白かったし、『世界が終わった夜』『カイン』も結末に驚いた。
でも1番驚いたのは、「1番最後に読んでください」と注意書きにもあった『後ろを見るな』。
深夜に1人で読んだことを後悔した笑
猟奇的な作品は苦手だったけど、色々なタイプの作品があって楽しめた。
次は星新一訳の『さあ、気ちがいになりなさい』を読みたい。
また好きな作家さんが増えて、更に読書が楽しくなりました☆彡
bookmania1105さん、本当にありがとうございました。◕‿◕。 -
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ブラウンのミステリ短編集第三弾。エド・ハンターシリーズから2作品入ってボリュームたっぷりの最高に楽しい一冊!→
シカゴ・ブルース大好きな私はエドたちがでる2作品がイチオシだけど、それ以外ももちろん良作。
「5セントのお月さま」は皮肉が効いていてマル(大衆が求めるのは月ではなく……?)
「球形の食屍鬼」「殺しのプレミアショー」は謎解き部分が好き。
「愛しのラム」は読み進めると感じる違和感の→
正体が分かった瞬間に「ああッ……」ってなる。
「どうしてなんだベニー、いったいどうして」はラストに「うわぁぁぁ」ってなったなぁ。
「死の警告」のなんとなく感じるコミカルさや「最終列車」の余韻など、ブラウンは空気を描くのが上手いんだよなぁ、としみじみ。
最高のコース料理でした。満足! -
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ネタバレ目次
・不まじめな星
・ユーディの原理
・闘技場
・ウェイヴァリー
・やさしい殺人講座全十回
・夜空は大混乱
・狂った惑星プラセット
・ノックの音が
・すべての善きベムが
・ねずみ
・さあ、気ちがいになりなさい
・一九九九年の危機
・不死鳥への手紙
・報復の艦隊
・最終列車
訳文にそれほど違和感を抱かないのに、タイトルの変更がとにかく気になってしまう。
「不まじめな星」は「シリウス・ゼロは真面目にあらず」だし、「夜空は大混乱」ではなくて「狂った星座」でなくては。
「狂った惑星プラセット」は別に旧タイトルの「気違い惑星プラセット」にはこだわらないけれど、「狂った」だと、最初から狂っていたとも途中で狂ってしまったようにも取れるので、「イカれた惑星プラセット」でもいいと思うのだが。
そして、「ウェイヴァリー」はダメよ。
確かにWaveriesを発音通りに書くとそうなるのかもしれないけれど、ここは「ウァヴェリ地球を征服す」よりもっと古い「電獣ヴァヴェリ」が断然良い。
若い頃にはピンと来なかったけど、今の時代にこそ読まれてほしい作品。
新しいタイトルがよかったのは「報復の艦隊」。
「報復宇宙船隊」だといまいち重量感に欠ける気がするので。
でもって、これこそSFのとある分野の金字塔と言ってもいい作品だと思っていますが、それしか書きようがないのがもどかしい。
解題でも”テンポの良い語り、閃光のようなアイデア、皮肉な結末。ショートショートの見本のような作品である。ネタをわってしまうので、うっかり内容紹介ができない。”と書いてある通り。
多分私が初めてブラウンの短編を読んだのはこの辺りの作品。
作品としては長編の「発狂した宇宙」が最初だけど、短編がめっぽう面白かったので、手当たり次第に短篇集を買ったのでした。
特に「狂った星座」とか「ノックの音が」が好き。
「さあ、気ちがいになりなさい」は、タイトルのインパクトもさることながら、結構内容も衝撃的で、読後しばらく放心しました。
そして、その中に出てくる「明るく輝くもの」は、「明るく輝けるもの」でお願いします。
何十年もそれで刷り込まれているので。 -
Posted by ブクログ
SF。ファンタジー。短編集。
『未来世界から来た男』『天使と宇宙船』『さあ、気ちがいになりなさい』と読んでいるので、何作も既読。
タイトルが変わっていて、読むまで分からない作品も多々。
既読では、やはり「天使ミミズ」(旧題「ミミズ天使」)がとても面白い。
初めて読んだ作品では、「星ねずみ」「白昼の悪夢」「イヤリングの神」がどれも好き。
ショート・ショート好きには「いまだ終末にあらず」「最後の恐竜」、ミステリ好きには「白昼の悪夢」、ホラー好きには「ギーゼンスタック一家」、パズル好きには「エタオイン・シュルドゥル」と、SFファン以外にも楽しめる、多才な作家さんです。
ここ数年、バラード、ヴォネガット、コードウェイナー・スミスあたりの短編全集が出版されていて、更にブラウンと、新規のSFファンとしてはとても助かる。次作にも期待。