フレドリック・ブラウンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
フレドリック・ブラウンSF短編全集の第1巻
「最後の決戦(ハルマゲドン)」Armageddon
「いまだ終末(おわり)にあらず」Not Yet the End
「エタオイン・シュルドゥル」Etaoin Shrdlu
「星ねずみ」Star Mouse
「最後の恐竜」Runaround
「新入り」The New One
「天使ミミズ」The Angelic Angleworm
「帽子の手品」The Hat Trick
「ギーゼンスタック一家」The Geezenstacks
「白昼の悪夢」Daymare
「パラドックスと恐竜」Paradox Lost
「イヤリングの神」And the Gods L -
Posted by ブクログ
随分前にサンリオSF文庫『フレドリック•ブラウン傑作集』を読んだ覚えがあるのだが、内容は完全に頭から消え去っていた。しかし文字を追っている間に思い出すこともままあるので、久々に読んで思い出にでも浸ろうと考え、手にとってみた。悲しいことに、なんの記憶も蘇ってこなかった。しばらく読んでから思い出すことは諦め、初めて読む作家として本書に向き合おうと決めた。
さらりと全ての話に目を通した感触は悪くなかった。多くの作家から愛されてきただけのことはある。本書はさながら魅力的な原石がたくさん詰められた宝石箱のようで、特異な光を放つ短編のどれひとつをとっても退屈させられることはなかった。はずれの入っていない -
Posted by ブクログ
最近にわかにはまっているフレドリックブラウンの短編集。
各短編をコースになぞらえ、オードブルから始まり食後のコーヒーで締めるフレドリックブラウンのフルコースが味わえるという美味しい1冊でした。
以下お気に入り作品。
「殺意のジャズソング」
友人と中古車販売業を営む主人公。ある日友人が何者かに暴行される事件が起こり、犯人の目星がつかないまま、今度は昔の音楽仲間の一人が殺される。
最後のオチが予想外だった。信頼できない語り手。
「死の10パーセント」
俳優崩れの主人公がとあるきっかけで出会った男にマネジメントされトントン拍子にスターへの階段を上っていく。男との約束は、すべての10%を取り分とし -
-
-
Posted by ブクログ
・フレドリック・ブラウン「死の10パーセント」(創元推 理文庫)を読んだ。私はフレド リック・ブラウンをほとんど知らない。どちらかと言ふとSF 作家だと思つてゐた。さうではあるがミステリー作家でもあつ た。「フレッドは“二面を持つ作家”で、SF作家としてもミステリー作家としても同じくら いよく知られていた。」(ウィ リアム・F・ノーラン「序文ーフレッド・ブラウンを思い起こして」13頁)ここではミステリー作家としてのブラウンである。本書では「序文」以外はフルコース仕立てになつてをり、 最初のオードブルから始まつて最後のコーヒーまで13編所収、うち3編は初訳で、それらはいづれも第二次世界大戦前の若
-
Posted by ブクログ
越前敏弥さんが宣伝していたので知ったフレドリック・ブラウン、初読み。東京創元社から新訳の短編集が三冊出ているが、三つ揃って表紙もおしゃれ。『不吉なことは何も』という表題作のタイトルもかっこいいと思う。原題は”Nothing Sinister”で、旧訳では内容を汲み取っての『復讐の女神』だったのを、新訳にあたり改題したとのこと。
とても夢中になったという感覚でもなかったが一気読みした。つかみが上手いというか、いつの間にか入り込んでいる。保険外交員のヘンリー・スミス、私立探偵のピーター・キッドは特に台詞回しに特徴があって面白かった。中編『踊るサンドイッチ』も良かった。
気になったのは、スミス -
Posted by ブクログ
旧訳を読んだのはずいぶん前のことで、「後ろを見るな」がどうしても記憶に残ってしまっているが、そのほかは、全くの初読と変わらない状態。
謎の提示や不安感の盛り上げ方、そしてラストのサゲと、作り方が巧いなあというのが率直な印象。「闇の女」や「真っ白な嘘」、少し違うが「危ないやつら」がそんな感じ。
「背後から声が」や「キャスリーン、おまえの喉をもう一度」は、メロドラマチックではあるが、夢破れた男の悲哀を上手く描いている。
法律や通常の世界では対処できない、危険で嫌なヤツをどうすれば良いのか、「笑う肉屋」では本格ミステリー風に、「むきにくい小さな林檎」では犯罪小説風に描かれる。
いろ -
Posted by ブクログ
全体によくできている作品だと思いますが、ブラウンはSFの方が好みですね。収録作品では「世界が終わった夜」が好きです。
収録作品一覧
笑う肉屋The Laughing Butcher
四人の盲人The Four Blind Men
世界が終わった夜The Night the World Ended
メリーゴーラウンドThe Motive Goes Round and Round
叫べ、沈黙よCry Silence
アリスティードの鼻The Nose of Don Aristide
背後から声がA Voice Behind Him
闇の女Miss Darkness
キャスリーン、おまえの喉をもう