二宮正明のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
面白かっただけに残念。
少し興味があったのでコワゴワ読んでみたらこれが面白い!
ストーリー自体がねっとり面白く、グロいシーンは思ってたより少ない。
その分排他的な村の陰湿さが現実的でゾッとする。
生きてる人間が1番コワイみたいな。
それでいて主人公がまだまだ人間できてません系なのもいい。
誰がいい人なのか悪い人なのか、そしてどこまで信用できるのかそれとも罠?など、サスペンスかと思いワクワク。
登場人物のセリフや表情など、何かの伏線?とか勝手にいろいろ想像して面白かったんだけど。
なのになぁ。途中までは良かったのに。
結局腹の探り合いしてだだけ。
私個人として気になってた前巡査は本当にパチンコで借 -
購入済み
思った以上にハラドキな展開!
内容としては、都市伝説的な話をかなり際どくサスペンスに画いた作品。
登場人物や物語の設定も良く練られており、読めば読むほど次の展開が気になってくる。
画のタッチも物語とマッチしていて、久しぶりにこういったジャンルで楽しめる作品だと思う。
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Posted by ブクログ
物語も佳境に入ったのかな?
前巻まで狂気の深みにはまって暴走が懸念された主人公が、娘の失踪から信念を揺り起こされ、ヒロイック路線に戻って一安心。
妻子を村から逃がすと決断し、「あんたも一緒にいこうよ」と説得する妻へ言い放ったセリフがぐっとくる。
それに返す妻のセリフもいい。
そして敵の本拠地で、一族総出のおもてなしを受けるのだが……
敵も一枚岩じゃなく、儀式に疑念が芽生える者など、分裂の兆しがさし始めて今後の展開が気になる。
狙撃の天才でもある末子が味方になってくれれば心強いのだが、意味深MAXの神主が敵か味方がいまだにわからないのが不安要素。
前作「鳥葬のバベル」は打ち切りっぽく、駆け足で四 -
Posted by ブクログ
―「この村の人間は人を喰っている」―
前任の駐在が不審な失踪を遂げた供花村に妻子ともども引っ越してきた主人公。
よそ者とからかわれながらなんとか村に溶け込もうとするも、山で遺体が発見されて……
これは面白かった!陰惨な因習の残る村、一見和やかだが閉鎖的で排他的な村人たち、そんな共同体に異分子として紛れ込んだ主人公。
これから何が起こるのか?謎を孕んだストーリーラインと、曰くありげな様子にハラハラドキドキが連続。家族パートが湧和気藹藹としているだけに、シリアスに切り替わった時のギャップが凄い。村人からも畏怖される後藤家の内情や「あの人」の正体など、グロ描写以上に人間関係が濃く緊迫した不気味さ -
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