井手英策のレビュー一覧

  • ベーシックサービス ~「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会~(小学館新書)

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     教育・医療・介護・障害者福祉をベーシックサービスとして無償化する。加えて、品位ある最低保障を実現して「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会を実現する。その理論と、実際の方法論を提供する。財源は消費税。16〜20%にすれば、ベーシックサービスを無償で提供できる社会が実現する。そうすると、将来の不安から解放され、将来のために貯蓄に回っていたお金が今を生きる、楽しむために使うことができるようになり、経済も活性化する。

     実際、北欧社会はそれを実現している。将来の不安、長生きするのがリスクの社会、チャレンジするのがリスクでしかない社会、息が詰まりそうな社会を変える処方箋。

     具体的な行動に移そう、という

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    2024年10月12日
  • ベーシックサービス ~「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会~(小学館新書)

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    これでうまくいくのかは丁寧に考えてみないと何か言うのは難しそう。さらっと流すとまずそうな感じがする。暑苦しいのは別に構わないのだが。

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    2024年09月11日
  • 18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの

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    題名だけ見ると、『難しそうかな?』と思ってしまったものの大きい字とたくさんのイラスト、イラストに囲まれた文章に支えられてすぐ読み終えられました。
    私は家が貧乏で、当たり前に塾や習い事はできずにごはんもお腹いっぱい食べられない家庭で育ちました。今は自分で働いて生活できてるけど、フードドライブと社会福祉協議会への寄附続けてます。井手教授は私とおなじではないもののやはり裕福ではない家庭で育ち学者になった方なので、書いてある事が現実離れせず万人に優しい政策をこの本で提示してくださっていたことにほっとしました。

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    2024年07月09日
  • 幸福の増税論 財政はだれのために

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    本書に考えさせられた記述が多々。

    一つは、「働かざるもの、食うべからず」の価値観。我々は生活保護受給者を快く思わないが、それは不正受給への疑念もあるが、根底には、真面目に働く自分がバカみたいに見えたり、支給に対して感謝されるような実感がないからではないか。しかし、これは保険のようなもので、本当に困ればお互い様、と考えても良さそうなものだ。

    こうした価値観を補強するように日本には、勤労の義務と生存権がある。通常は、これらを両立させる必要があるが、前記は生存権のみの主張だ。ソ連の憲法の中にも、働かざるもの、食うべからずの原則に従った義務と言う記載があったという。ここでの「働かざるもの」とはレー

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    2024年05月24日
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

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    友達に紹介されて読んでみました。
    主人公は小学生。でも中身は、大人向きかも。と思いながら読んでいました。

    大人じゃなかなか口に出せない疑問を
    聞いてみる。考える。
    世の中での不思議に思っていることを率直に聞いてみる。
    大人として考えるさせられる本でした。

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    2024年01月27日
  • いまこそ税と社会保障の話をしよう!

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    消費税の必要性を強く訴えるリベラルな学者。
    納得できる所は多い。
    政治的には挫折した案であるらしいのは残念だ。

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    2023年12月12日
  • 18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの

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    ネタバレ

    助け合いは、多くの場合、人間に共通の必要を満たすために生まれました
    税への抵抗が強い社会は、誰かのために負担を嫌う冷たい社会
    貧困に喘ぐ人々を見て、見ぬふりをする社会を僕達は生きている
    同情とは愛する人を張りつける十字架である。哲学者、ニーチェの言葉
    僕たちは、連帯や団結を強いることはできません。なぜなら、人間は人間の心を支配することはできないからです。

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    2023年07月28日
  • 富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く

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    ブックカフェにて流し読み

    富山市在住です。
    歴史的変遷や、統計の数字を並べながら、富山の住み心地の良さを分析している本。
    そうだったのかー!とか、(他との比較で)そうなの?とか、色々な発見がありました。

    スウェーデンは世にしれた高福祉国ですが、富山の在り方をスウェーデンと比して書いてあるのは、なんだか目から鱗な気分でした。

    なーん、そんなことないちゃ
    (いやいや、そんなことはないですよ)
    と、自己肯定感が低めの県民性ですが、外側から客観的に見た豊かさの指摘は、なるほど!と思わされると共に、自信や心のゆとりにも繋がりました。ありがとうございます。

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    2023年02月11日
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

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    設定は小学生ですが、大人向けの本。
    やや社会主義的な感じがしたが、色々と考えるきっかけを作ってくれる。
    大人も子供も正解がない中で悩みながら迷いながら生きているのです、ということが伝わればいいなと思いました。

    息子たちに読ませたいが、勝手に興味をもって読みださないと読んでくれなさそうなので目立つところにおいておく。(テスト)

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    2023年01月02日
  • 分断社会を終わらせる ──「だれもが受益者」という財政戦略

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    人種や思想の違い、さらに政治的思惑によって分断が起きる。その結果誰が喜ぶのか?人々が分断で安心する、見下す、そして仲間内で結束する、集団のリーダーや為政者がこの企みで甘い汁を吸う。そこに私たちは気づくべきであろう。民主主義は思想の違いを乗り越えて共存していく過程がイデオロギーとして存続する。痛みが伴う茨の道だが多様性はそれも含んでいる。決して理想郷やバリアフリーな道標ではない。

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    2022年09月05日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    綺麗事でなく、ソーシャルワークを行っている人たちの文章が、響きました。

    「ソーシャルワーカー」という職業は日本にはないが、さまざまな専門職が、ソーシャルワーカーとなり得る。

    わたしも今は児童発達支援事業所の一担任ではあるが、福祉施設従事者として、ソーシャルワークの視点を持ち続けたいと思った。

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    2022年08月15日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    その仕事の醍醐味や苦しみが伝わって来た。
    自分に目指せるものなのか、その覚悟は本当にあるのかを考えるために読んだ。もう少し同じ分野の本を読んで引き続き悩みたいと思う。

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    2022年04月16日
  • 18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの

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     イラストとわかりやすい文章で書かれているので、格差について知るための入門書にも最適。鬱々とした気持ちを抱える中間層が、なぜこんなに生活が苦しいのかを知るためにも役立つ。自己責任って知らず知らずのうちに使っているが、改めて嫌な言葉だと感じた。
     弱者を助けるのではなく、全員で負担し、全員がサービスを受けるとは、例えばどういうことなんだろう。具体的なイメージが湧かない。犯人探し・責任追求の政治は、国はもちろん、もっと小さい企業や地域、家庭単位でもダメだよなぁ。

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    2022年04月07日
  • 富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く

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    1.なんで富山がスウェーデンなの?どういうこと?と思ったので読みました。

    2.富山県は県民の幸福度や女性の正社員比率が高いという数値が出ており、日本の中でも住みやすい県となっております。寒い気候だからとか、東京からのアクセスが悪いからと言って敬遠されがちですが、侮れません。富山県は「このゆとーまれ」という事業を起こしたのですが、これは「金は出さないが口も出さない」という内容で、どこの行政も行っていないことです。このように、ユニークなアイデアが出せる行政と、共同体の名残が残り、人との繋がりを実感できる環境であることが住みやすさを生み出しています。このほかにも、富山県の魅力について本書は書かれて

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    2022年02月21日
  • 財政から読みとく日本社会 君たちの未来のために

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    日本の財政の特徴や問題点をデータに基づいて解説しており、よくまとまっている印象だった。ただし、提示された疑問点に対する回答が少し曖昧だったり、解決策として提示されたものが今一つ根拠に乏しかったので-1点。

    主だった問題点として、以下の3点が印象に残ったので、寄付や選挙、仕事を通じてこのような社会課題を解決していきたい。
     ①社会保障が高齢者に偏っており、現役世代や若年層への支出が低い
     ②公的な教育支出が低く、私的な教育支出を含めてもOECD平均に届かない
     ③実際の租税負担割合25%と低いため財政赤字が多額になっているにも関わらず、国民の税負担感が強い

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    2022年02月12日
  • 18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの

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    18歳からのとあるようにイラストが織り交ぜられていて容易に理解できる。このテーマに興味があるのならば、18歳未満の高校生にも勧められる。
    作者も書いてあるがこの意見の賛否は分かれるだろう。
    私としては賛成だ。
    ただこの国で税金を上げるのに抵抗があるのは、負担率が他国より低いということへの無知のほかに、政治に対する信頼の無さがあると思う。そのため、本書でも語られる分断を煽る政治の罪は大きい。

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    2022年02月06日
  • 幸福の増税論 財政はだれのために

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    オランダのCPBについては、恥ずかしながら知らなかった。65歳以上の高齢者を15~64歳が支えるということでなく、非就業者を就業者が支えるというのは、単純になるほど! と膝を打つ。
    頼りあえる社会をつくろう! 全国のソーシャルワーカーを勇気づけてくれる一冊。

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    2021年10月03日
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

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    小説家が書いたものかと思っていたら財政社会学の専門家であった。財政社会学を子どもの生活にしてよく書いてある。自分が勉強ばかりでできなかったことを書いているとあとがきであった。わかりやすくて小学生がすぐ読める本である。

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    2021年09月03日
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

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    このコロナ禍を生きる子どもたちに、そして大人たちにも読んでもらいたい。

    負けたことではなく、負けたことの意味を考える。
    毎日数字に踊らされ、何が正しいのか、どう行動すればいいのかも人それぞれになってしまっている今、大事なことを語りかけてくれているように感じる。

    これ以上、不要な分断を招かないために。

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    2021年08月24日
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

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    「公」「共」「私」の新しい関係を提案し続けける財政学者、井手英策。「経済の時代の終焉」からずっと気になる論者でしたが、最新刊は、こどもたちに向けた本です。毎日小学生新聞の2018年4月から2020年3月までの連載をまとめたもの、ということでコロナ禍の小学生ライフには触れていませんが、アンダーコロナでの「ふつうに生きる」という視点も知りたかった。って、自分で考えなくちゃいけないんですけど…ずっと彼が語って来たことを、こども向けにわかりやすく落とし込んだ良書です。主人公の倫太郎が、あまりにいい子なのでこども的にはどうなの?とも思いますが、あとがきに書かれているように、著者が「なりたかった子ども」と

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    2021年08月28日