白尾悠のレビュー一覧

  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    住民同士のほどよい距離感。
    助けられたり助けたり。そうするうちに、小さくかたくなった心が大きく柔らかくなっていく。
    出ていっても帰りたくなる場所。
    いいなあ、こんなところがあったら入居してみたい。
    せめてコハンだけでも参加したい。

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    2025年03月29日
  • 魔法を描くひと

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    ウォルトディズニーの会社になぞらえた、架空の会社、架空の人々、戦前戦中戦後を生きたアニメーションに携わる女子4人。第二次世界大戦、ストライキ、赤狩りに翻弄される時代を生き抜いた4人。僅かな痕跡しかない4人の業績を現代の同じ会社女子が解き明かしていく過程が面白い。大変な時代だったなと思うと同時に女性の地位がとてつもなく低くて不安定だった時代。
    ディズニー映画好きだから、たいへん興味深く読めました。
    映画題名も微妙に変えてあるから、これは白雪姫、これはバンビのことか?これはファンタジアだな?と想像するのも楽しい。
    ただ漫画映画の素晴らしさを文字にするのはホントに難しいんだなとは思いました。ちょっと

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    2025年03月28日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    ちょっと変わったシステムのシェアハウスのお話
    最初はこういうとこ私は無理だな…と思ったけど、読み終わった頃には…ありかもしれない、に変わってた不思議
    子供が欲しいと思えない男性のお話に1番共感
    子供が欲しくなくても結婚していいし、逆に籍入れてない2人に子供がいてもいいし、自分の子供じゃなければ育ててみたいと思う人がいてもいい
    この国もそのくらい柔軟な考えが普通になればいいなと思った
    男女共に働きやすく生きやすい社会になってほしい

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    2025年02月25日
  • いまは、空しか見えない(新潮文庫)

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    父親を喜ばせるように振る舞い、父親の思う通りに生きることを強いられた智佳を中心に、智佳の母、大学の同級生の翔馬、高校の同級生の優亜、それぞれの内なる闘いを描く連作短編集。

    中でも、高校生の頃にレイプされ、美容師になった今でもPTSDに苛まれる優亜の物語は秀逸。
    男性恐怖症の優亜を心配して、大人になりたくないと泣いた少年のくだりは泣けて泣けて。

    物語それぞれの主人公が、今ある状態に留まり流される安易さを選ばず、前に進むために闘う姿が清々しい。
    閉塞感から抜け出すには闘うしかないこと。闘えば、傷ついても次にもっと広い場所に行けること。そんなエールを贈ってくれるお話でした。

    気がかりだったのは

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    2025年02月17日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    登場人物たちがそれぞれ色々な人生の帰路に向き合った後、どんな生活してるのかもうちょっと深掘りして読みたかったなぁと思ったり、あとは想像に任せて自由に彼らの未来を想像しようかなぁと思ったり。
    余白があるのが良かったのかなと思います。
    あのアパートが出来たいきさつにフォーカスしなくても、物語が成り立つ時代にはなってきたのかなと思います。
    やっぱり人間って、年代も性別も家族構成もバラバラな人たちで寄り添って生きるのが、結局理にかなうのかな、と言うのも考えさせてられました。
    保育園だったり、おひとりさまだったり、老人ホームだったり、良いと思ってやってみて、色々な考えが時代と共に生まれても、またぐるっと

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    2025年02月08日
  • サード・キッチン

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    留学生の直美がアメリカの大学で人種差別やジェンダーの問題に直面します。差別の構造がいろいろな面から明らかにされます。私の中にも差別意識があるのに気づきました。

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    2025年02月08日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    北欧型コミュニティマンションに住む、色々な家族(親子、夫婦、カップル)のそれぞれの人生と、マンション住人との交流を描く小説。
    乾いた笑いを浮かべながら読んでたと思ったら気付くと涙がボロボロ溢れているような作品。
    特にモラハラ夫との結婚生活の終わりまでを語ったエピソードでは、恐怖で鳥肌がたち、無事離婚できてよかったねーと知人かのように泣けた。
    好きずきがあると思うけど、子育て中の悩み多い人に響くのかも?

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    2025年02月02日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    家族単位でも入れるシェアハウス。
    シェアハウといえば個人なイメージ。でもここは個人でも、家族でも、カップルでもいい。小さなこどもがいる家庭やシングルパパ、ママ達はお互いに助け合える。理想的。コハンという当番制の食事会もみんなでワイワイして楽しそう。理想的。
    将来こんな環境で生活できたら理想的。

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    2025年01月31日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    R-18文学賞大賞・読者賞をダブル受賞した『いまは、空しか見えない』以来ずっと注目している白尾悠さん。

    最新作はコミュニティ型マンション「ココ・アパートメント」で暮らす人々を描いた連作短編集。

    世代は違えども、皆それぞれに事情を抱え、心の痛みと闘っている。

    特に第4章で描かれる家族関係はあまりにも歪で吐き気を催すほど。
    主人公の女性の苦しみが伝染し胸が抉られた。

    家族じゃなくても共有出来る思いはある。
    この場所で出逢った人達との縁は必然だと思えた。

    諦めない心を持ち続ければ、きっと私たちはいつでも前へ進むことが出来る。

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    2025年01月09日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい 【無料お試し版】

    購入済み

    由美子さんはいいオバサン

    ためし読みで途中までしか読んでいませんが、この先由美子さんがお兄さんや甥っ子と関わるなかでどのようなおばさんに成長するのか楽しみなお話です。ココアパートにも興味があるし、おもしろい住人達にも会ってみたいです。

    #ほのぼの #切ない #ドキドキハラハラ

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    2024年12月04日
  • サード・キッチン

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    ネタバレ

    【自分が持つ差別意識と向き合い続ける物語】

    以前読んだ短編集「舞台!」の5人の作家で一番気になった、白尾悠の作品である。

    アメリカ合衆国に留学しているとは言え、決して英語がぺらぺらなわけでも頭が冴えているわけでもない主人公、尚美。彼女は、今まで気づかなかった自分の中にある差別意識や、国際感覚のなさに日夜うにょうにょしながら、非白人が集まる学内組織「サード・キッチン」に少しずつ居場所を得ていく。

    40年前、多少はひっかかりひっかかりしながら、留学先のメキシコで自分の立ち位置を探していた僕。自分が差別意識の固まりだからこそ、その意識と「社会的に差別されている人たち」に対する向き合い方は区別を

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    2024年11月15日
  • サード・キッチン

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    偏見や差別、マイノリティを描いた物語。
    難しくも考えさせられた。

    主人公が他者からの差別意識を感じ取ったり自分の持つ偏見に気付いたり、根深いそれらに傷つきながらも真摯に向き合っていく姿が苦しくも美しかった。

    自分自身も無意識に差別意識を持っていて、いきなり変えることはできないけれど知ること、向き合うことはできるんだと思った。

    ☆3.7

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    2024年10月10日
  • サード・キッチン

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    人権、多様性、バイアス…。現代で注目されているキーワードですが、何となく知識的という感じもありましたが、本書を読んで、日常に潜むリアルとして受け取ることが少しはできたかもしれません。考え方や視野を広げさせてくれる一冊。よい読書体験になりました。

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    2024年08月31日
  • サード・キッチン

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    こうして人は成長するのだなと、感銘を受けた。
    人種、文化、ステレオタイプ、色んな悩みと向き合って、生きていくことは大変だけど。絶対に人生を豊かにするんだ

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    2024年07月25日
  • サード・キッチン

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    あらすじを読んだ時、留学前かつ国際寮で生活する私にとって、通ずるものが多いと感じ、手に取った。

    誰でも差別をする側に回る可能性があるが、それを恐れて人と接することを避けるのではなく、相手と自分の体、心、言葉で向き合うことが大切だと学んだ。

    国際交流に限らず、人と関わる上で大切なことについて描かれているため、全ての人にお勧めしたい本である。内容は簡単とは言えないため、少しずつ読み進めていくスタイルをとった。

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    2024年07月22日
  • アンソロジー 舞台!

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    【日常の中にいる、クララとドロッセルマイヤー】

    ミュージカル、2.5次元、バレエ、ストレート・プレイ……様々な舞台を題材に描かれた5編が収録された短編集である。

    ただ、「華やかで遠く感じる『舞台』というその空間は、自分という役を生き、誰かの人生に思いを馳せる私たちにとって、意外に身近な場所なのかもしれません。」という扉に書いてある触れ込みって、読んでみたら結局、3編目の白尾悠「おかえり牛魔王」だけの話なんとちゃうのん?と感じた。

    毎日定時で退社する、社内の人付き合いも忖度もへったくれもない後輩の派遣社員、桐ヶ谷を探るうちにその演劇の指導者しての並々ならぬ実力に触れ、自らも演劇に助けられた

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    2024年07月15日
  • いまは、空しか見えない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    父親からDVを受けている智佳と、過去のレイプ体験に怯える優亜の二人を主人公に据えたお話で、有り体に言えばつらい体験を克服していくお話。つらい過去のお話は読んでいても辛いのだが、希望を持って生きようとする姿は読んでいて応援したくなる。良作。

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    2024年05月31日
  • アンソロジー 舞台!

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    舞台をテーマにした5作の短編。
    舞台を見る人なら、いろいろとわかる!と思うことあって楽しく読めると思う。

    『ここにいるぼくら』
    2.5次元舞台に出演することになった主人公。しかし、その役はシリーズもので、彼はいわゆるキャス変だった。
    いやー、2.5のキャス変は私も経験あるからわかるなー。(見る側だよ、もちろん)演者側からの立場として読んでて面白かった。

    『宝石さがし』
    バレリーナと衣装デザイナーの話。
    舞台の衣装って、いろいろなことを考えて作られているのと同時に、演者にとってはその役になるために、舞台に立つ上ですごく大切なんだなって感じた。2人の関係性がとても素敵だった。

    『おかえり牛魔

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    2024年05月16日
  • サード・キッチン

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    単に、留学先でいろんな国のご飯の話かと思って読み始めたので、内容、重かった。
    留学さえしたことがない私には、差別は頭の中で考えてるだけのことなのか、、、しっかり勉強しなくてはと思う。一方で永遠と身につくことがないことではないかとも、思ってしまう。
    他人の立場になって、行動するのは、なんて難しいことなんだろう。
    ため息しか出ない。

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    2024年03月09日
  • サード・キッチン

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    差別ってなんだろう。
    ノーマルではなくマジョリティ。
    日本にいるとわからない部分がたくさん。肌の色とか、国々の歴史的な背景とかではなく、その人個人個人を大事にしたい。

    自由のために、自立して考えて知性を育てる。先入観とか思い込みとかをなくして世界を見てみよう。

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    2024年01月08日