白尾悠のレビュー一覧

  • いまは、空しか見えない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最後智佳が父親に電話するシーンかっこよかった
    無茶苦茶な人間に何を言ってもこちらの声なんて届くことはないけど、智佳の最後まで貫き通して冷静に話す言葉。父親は支配出来なかったことに絶望を覚える。最高の復讐。

    あと智佳の母の回が個人的に1番好きだった。
    望まれず産まれた 無関心な母親の元で育った雪子
    そんな雪子の母親の危篤を聞いて重い腰をあげて尋ねる。この人に以前は認められたかった。でもそれをやめて自分の家族を作れた時 息が吸えたような感覚。亡くなった母親に自分を見て欲しかったと最後ビンタするシーンに雪子の苦しみが溢れてた。
    そしていま自分の家族も危ういことを認めざるえなくて、でもそれが果たして

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    2022年11月22日
  • いまは、空しか見えない(新潮文庫)

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    何のために頑張っているのか、
    頑張った先に何が待っているのか。

    誰しも漠然とした将来への不安を抱えたことがあるのではないでしょうか

    人は生きている限り悩み、苦しむ運命にあるんだと生々しい現実が描写されるとともに、そっと背中を押してくれる、そんな応援メッセージのような小説です。

    個人的には解説の彩瀬まるさんの闘わずに誤魔化すのか、という言葉にも考えさせられました。

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    2022年09月29日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    ココ・ハウスというコミュニティハウスでの生活を通して、年代や境遇様々な事情を抱えた居住者たちのお話。
    住み始めた時は隣人の存在に馴染めなかったり、苦戦した様子もあったけど、隣人という存在だから救われることがたくさんあって、心地も良くて。遠すぎず、近すぎずの関係性が温かく描かれたお話だった。
    登場人物が予想だに多く、章を進むごとに脳内の人物相関図が個人的に難解になったため、評価は星3つ。

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    2026年05月23日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    ネタバレ

    初めて読む作家さんです。
    小説推理の書評を見て読んでみました。
    コーポラティブハウスに住む人々のそれぞれの視点によるオムニバス連作短編集です。
    各章ごとに物語が進んで、それぞれの家族の背景や、子供達の成長など淡々と語られていきます。描写は細やかで読みやすいです。
    実際にはこんなにコーポラティブハウスがうまくいくとは思えないのですが、物語としては破綻なく、あったらいいねという世界なのかもしれません。

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    2026年05月13日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    ココ・アパートメント。多世代の住人が協働するコミュニティ型マンションが、今回の小説の舞台です。イメージでしかありませんが、昔の長屋暮らしのようなものでしょうか。様々な世代、家族構成、背景のあるひとたちが集まってきます。

    都会寄りに住んでいると、隣人の顔さえ知らないことが当たり前になっている世の中で、このアパートメントはかなり特殊に思えました。私自身は、正直に言うとこのコミュニティに魅力を感じられませんでした。休みの日は、ひとりで最低限の家事だけして家に籠もっていたいと思ってしまう。。

    でも、家族とまではいかないけれど、お互いに付かず離れず寄り添い合っているような、そんな関係は素敵だなと思い

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    2026年05月08日
  • ゴールドサンセット

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    第五幕と終幕の章は、登場人物の言動が読んでいて非常に憤りを感じ、拒否感を覚えました。

    どのように話が落ち着くのか、落ち着かないままなのか、不穏な気持ちで読み進めました。ハッピーエンドではないかもしれませんが、希望は感じられる結末だと思いました。

    演者にも観客にも表立ってはわからない、それぞれの事情があって、それらの人々が1つの空間に集っているというイメージが広がって、物語に奥行きを感じました。

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    2026年05月08日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    シェアハウス『ココ・アパートメント』に住む人々、それぞれ何か抱えてこのシェアハウスに住んでいる。
    父親の海外転勤でひとりになるためここに住むことになった賢斗、最初は隣人の老女を極力避けようとするが、一緒に暮らすうちに変わってくる。彼にとっては今までの生活の中にいなかったタイプの隣人、しかしその人物がいい影響を与える。
    他の人々も全てそんな感じ。しかしちょっと綺麗ごとすぎない?なんて斜めに見てしまうのは私の悪い癖かな?
    一番のキーポイントのような康子さんの設定が曖昧、多分私ぐらいの年齢のはずなんだけど、ちょっと違和感ありだ。生きてきた経緯の設定もちょっと不自然に思うのは私が知らないだけ?
    最後に

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    2026年03月27日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    いい人ばっかりで、いろいろ悩みを抱えているけど、みんなで協力してやっていく…お互いの生き方がヒントになる…でみたいな話、苦手。
    「隣人の涙は」はよかった。「隣人の花は」はほぼ一人語りで、説明っぽくて好きじゃない。
    震災やLGBTQとか安易に入れてくるのも、狙っている感じがして、いや。

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    2026年03月10日
  • サード・キッチン

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    主人公が物語の中での困惑や疑問、問題などに、
    同じようにドキッとすることが多々あり、気づきが多かった。

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    2026年01月31日
  • サード・キッチン

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    主人公は19歳の日本人ナオミ。
    アメリカの大学へ留学する。
    決して英語が得意ではなく、言葉の壁や疎外感に悩む。
    そんなナオミが出会うのがサードキッチン。大学内にある協同食堂として多様なマイノリティ学生が集い自分達で運営する居場所。
    ナオミはそこで居場所を得るが、自分自身の偏見や差別意識と向き合って行く。
    友情や信頼、葛藤や和解などナオミの成長が描かれている。
    読者も同じく考えさせながら読み進めるハズ。
    ちなみに、久子さんとの手紙のやりとりも印象的。

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    2025年11月20日
  • 魔法を描くひと

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    レベッカも真琴も性別や時代に影響を受けて生きづらい人生だけど、信頼できる人たちに会えて、それが財産だなと思う。
    女性だからすごいじゃなくて、属性に捉われず生み出されたものがすごいって評価されるべきって件に同意。
    でも結局「未来を切り開いた女性たちがいた」って括られちゃうんだよね。それが悪いとも思わないけど、少し居心地の悪さは感じる。

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    2025年11月16日
  • 魔法を描くひと

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    1940年代のアメリカで性差別と戦い乍ら、自分たちの作品を手がける女性アニメーター。伝説の彼女らに憧れる派遣のアニメーター真琴。
    過去と現代の二つのストーリーをディズニーで働くアニメーターの目を通して描いている。アメリカの物語が凄く良かった。

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    2025年10月21日
  • 魔法を描くひと

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    ネタバレ

    一応別名にしているが、ディズニーで働く女性たちの2つの時間軸の物語。

    一つは20世紀初頭、ディズニー勃興期にアニメータやイラストレイターとして働いたレベッカとその仲間達が、女性ゆえの地位的差別や、世界恐慌第二次世界大戦などの激動の中で働き生きた物語。

    もう一つはコロナ期つまり現代日本の契約社員真琴が、展覧会の企画に携わる中でディズニー勃興期に活躍した女性たち(つまり一つ目の物語)を知ることになり、その世界を探る物語。

    いつ仕事がなくなるか、いつ首になるか、分からないなか、男性や正社員より安い給料で単純労働を優先的にさせられる、能力ある女性たちの苦闘。男である俺が読んでも本当の辛さは分かっ

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    2025年09月27日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    ココ・アパートメント、寄宿舎に近いアパートってとこかねぇ。それも会社や学校が提供する共同生活施設ではなくて、不特定多世代の人たちのコミュニティ施設なわけでしょ。隣人ばっかしは選べんからはてさてどんなもんだろう。康子さんみたいな波乱万丈に生きた方から人生訓を授けていただけるならばありがたいかなぁ。俺自身から他者に授けられるもんはないわけだし。たまに会って語るぶんには薄っぺらい語りでも繕えるけど、日々顔を合わせるとなるとそうもいかん。酔っておだをあげるさもしい自分が浮かぶ。と、己をココに置いて悩みながら読む。

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    2025年09月13日
  • サード・キッチン

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    留学していた時を思い出す、若々しく苦々しい小説。

    最初は青春小説のように読めた。「周りを恨んで巡りが悪い時って何もかもだめ」というあるあるとか「人と出会って成長、好転していく様」とかは小説として面白かった。

    ただ、中盤から主人公があまりに内省的すぎて「めんどくさ!」となってしまった。考えすぎている思考をトレースされる感じで、読み飛ばしてしまった。
    頭で考えるより、目の前の景色を見なさいよ、と思っていたら、最後はそういう着地点に落ち着いていた。とりあえず、主観と自分の考えを鍛えるのが大事だなぁという感想に至った。

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    2025年08月15日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    ・自分を大切にすることで家族や周りの人を大切にできる。自分の環境を自分でより良くできる人。自立って、本当はこういう事なのではないのかなぁと感じる。
    ・康子さんの、周囲との距離のとり方が素敵。近すぎず遠すぎず、相手を尊重できる人。

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    2025年07月22日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    コミュニティ型マンションってなんだろう?
    そんな思いを持ちながら読んだこの本

    部屋は独立しているけれど、共同の場所もあったり、当番が食事を用意したり、掃除をしたり
    そんなマンションの住人たちのお話

    こんな共同生活もいいのかもしれないと思いつつ、私にはハードルが高いかなぁと思ってみたり

    案外慣れれば住みやすいかも?
    完全に一人ではないし、それぞれの暮らしを尊重し合えればきっと楽しい

    お隣さんと仲良くしましょう

    そんな時代ではない今だからこそ、新鮮で人との繋がりってやっぱり大事だよなぁと思う、そんな作品でした

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    2025年07月20日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    人が人を思う気持ちには色々な種類がある。
    大事にしたい人が何を考えているのか、どうしたらより幸せなのかを考えること。
    時には周りを頼っていいと知っておくこと。

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    2025年05月22日
  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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    様々な事情を抱えた多世代が協働するコミュニティ型マンション。
    適度な距離感で関わり合って、助け合う暮らし。
    繋がりが少しずつ積み重ねられていつの間にか信頼関係が生まれていく。
    ほんの少しの優しさが誰かの力になれるのかもしれない。
    もちろんいいところだけじゃなくて、合わない人もいるっていう部分も描かれていて、そこもよかった。

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    2025年05月13日
  • ゴールドサンセット

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    舞台劇のお話なので
    文章読んでるよりも、実写化はとても迫力があって見ごたえもあった。
    内野聖陽さんの演技は圧巻でした。

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    2025年05月05日