結城充考のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
う〜ん( ・ั﹏・ั)
もったいない気がしてしまった
って言うのは、すごく読みづらかったんよね
意図した読みづらさだとは思うんだけど
日本人の名前をカタカナ表記するところとか、ハードボイルド風(あくまで風)なぶつ切りの文章とか、頑なに神奈川県って言わないところとか
いやもう神奈川県でええやん!いちいちクロハ(主人公)の住む県ってめんどくさいわ!
横浜港でええやん!本牧ふ頭でええやん!
分かる!分かるよ!
硬質でバーチャルな世界観を表現したかったんでしょ
そこがこの物語の肝なんですわってのは分かる
でも、せっかく面白いストーリーなのに、その読みづらさが邪魔でしゃーない
他のやり方あった -
Posted by ブクログ
クロハは県警本部から所轄署へ移動して交通課員になって、警察音楽隊のイベントを担当していた。そのイベントの場に、瀕死の少女が乱入してくる。全身打撲で歯もすべて、折れており、まもなく死亡してしまう。それから次々と痩せ劣った少年少女の死体が発見されるが、奇妙なことにRPGのゲームにその場所が事件ごとにマーキングされていく。一方、所轄署ではどうやら不祥事が起こっているようで、異分子のクロハは冷たい目にさらされることになる。県警本部のスパイと疑われているのではとクロハは疑心暗鬼になる。
なかなか出だしは快調なのだが、所轄署の不祥事の辺りでごとごちゃしてきてたるんでしまう。人間関係のぎくしゃくした感じがち -
Posted by ブクログ
集団冷凍自殺が立て続けに起こる。その一方で首を切り裂いた連続殺人事件も起こっていた。小説の世界なので、これが関係ないわけがないのだが、ある共通点にあとで気付くことになる。機動捜査隊の女性隊員クロハは集団自殺の捜査に当たるが、捜査主任のカガといきなりぶつかることになって仕舞う。クロハが訪れるインターネット上の仮想空間が事件の鍵を握っているのだが、登場人物の名前がのきなみカタカナになっているのは、仮想空間の雰囲気を小説全体に漂わせるためかもしれない。さて成功しているか。
主人公のクロハは、同じ作者の別シリーズのイルマほど強烈ではないが、活力があって結構魅力的だ。ストーリーも後半になるにつれ盛り上が -
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
そんなに好きなシリーズではないのだけど、今作は最初から文庫で刊行されたこともあり、つい読んでしまった。
前作から結構経っているので、内容は覚えてないが、多分1作目で対峙した毒殺魔・蜘蛛が脱走し、再度イルマの前に現れ、イルマの命と引き換えにある取引を行う。
蜘蛛による連続殺人事件と、イルマの単独捜査が並行して描かれるが、それがテンポよく展開し、今までのシリーズの中で一番面白い。
何より、孤独を好んでおり、捜査一課の中では一匹狼だったはずのイルマがいつの間にかいろんな人を味方につけており、その魅力も伝わる内容だったのが、何とも言えない。
「プラ・バロック」を読んだ時と同じような衝