結城充考のレビュー一覧

  • プラ・バロック

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    結城充考の長篇ミステリ作品『プラ・バロック』を読みました。
    結城充考の作品を読むのは初めてですね。

    -----story-------------
    雨の降りしきる港湾地区。
    埋め立て地に置かれた冷凍コンテナから、十四人の男女の凍死体が発見された! 
    睡眠薬を飲んだ上での集団自殺と判明するが、それは始まりに過ぎなかった――。
    機捜所属の女性刑事クロハは、想像を絶する悪意が巣喰う、事件の深部へと迫っていく。
    斬新な着想と圧倒的な構成 力! 
    全選考委員の絶賛を浴びた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

    ★全選考委員絶賛!
    有栖川有栖氏「今書かれ、今読まれるべき新感覚のミステリー」
    田中芳樹氏

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    2025年10月14日
  • アルゴリズム・キル

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    ネタバレ

    面白いけどどこかスッキリしないクロハシリーズ(笑)。
    子供を操り子供に暴力を振るわせ殺す犯人が自殺で終える…エグい。
    回を重ねるごとにカガとのやり取りが好きになっていくが。
    もう続きは書かないんだろうか?

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    2024年08月18日
  • エコイック・メモリ

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    ネタバレ

    正直どれもこれもおいていかれた感…。
    アイのことも、アサクラのことも、閃光舎のこともすべての取っ掛かりはワクワクしたのだけど、着地点がそれかぁ~…って感じで。
    文章は読みやすいから読めるんだけどもうちょっと気持ちの良い決着を期待してしまった。
    続編で何かしら提示してくれると嬉しい。

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    2024年06月29日
  • アルゴリズム・キル

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    シリーズ第四弾。警察署の不祥事と未成年者変死事件を追う孤高の女性警官・クロハ。前3作を読んでいたので読んだが、イマイチだった。情景描写が多すぎて、読むのに疲れてしまう。幻想的な感じにはなるが、話のテンポが良くない。

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    2024年05月30日
  • 捜査一課殺人班イルマ ファイアスターター(祥伝社文庫)

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    孤島ともいうべき場所で人が死んだ。

    事故か事件か、を確認するだけが、次々と大変な事に。
    犯人からすれば、必要な処置、なだけですが
    誰が主犯で、誰か手を貸しているのかいないのか。
    それすらも分からない状態で一人頑張るのは
    かなりストレスと緊張があるかと。

    少々人が多すぎるような気もしますが
    最後になってようやく犯人が分かりました。
    消去法で、というだけですがw

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    2024年02月15日
  • エコイック・メモリ

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    若い女性機動捜査隊員・クロハこと黒葉佑の話、シリーズ第二弾。538ページ、長かった。前半はなかなか進みません。400ページを過ぎてから、ようやくスピードアップ。前作と同じく、仮想空間やらが出てきて、何か不思議感覚あり。しかし、若い女性警察官がたった一人で修羅場に乗り込むのって、アリなのかな。甥っ子・アイとはこれで決着?

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    2024年01月18日
  • プラ・バロック

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    意図して無機質な雰囲気を作品全体に与えたような乾いた世界観。降りしきる雨だけがこの物語に与えられる水分。暗い雨。
    カタカナで表記される登場人物も読者の感情移入を敢えてさせない効果を狙ったものなのか?どこまでが現実なのかバーチャルなのか錯覚さえ覚えてしまうような、どこか遠くから眺めているような、そんな雰囲気を感じる作品。独特の世界観に惹き込まれた。カガをもう少し掘り下げて描いて欲しかったと個人的には……。

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    2023年12月06日
  • プラ・バロック

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    発見された死体の数が、尋常ではなかった。
    冷凍コンテナから発見されるのは、私の中では斬新だった。

    気づけばまた、女性刑事が主人公。
    残念な出来事もいくつかあったけど、今後の活躍も期待!

    内容については、ネタバレになりそうなことばかりで、上手く書けませんでした…

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    2023年11月23日
  • アルゴリズム・キル

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    クロハシリーズの第4作目である本作は、MMORPGに存在する「kilu」という謎のアカウントと複数の未成年者の殺人事件がリンクしていると気付いた所から、クロハならではの独自捜査が始まっていく。

    連作短編集の『衛星を使い、私に』でクロハの過去を知りつつ、これまでの作品の登場人物達が再集結する本作は懐かしさを感じつつも程良い緊迫感で読み進めることは出来たのですが、1作目の『プラ・バロック』の衝撃を越えることは無かったのが少し残念でした。

    1作目で逃亡した真犯人との対峙を描く続編に期待したい所です。

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    2023年10月28日
  • 衛星を使い、私に

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    本作『衛星を使い、私に』の概要と感想になります。

    『プラ・バロック』で一気にクロハの世界観に引き込まれた私ですが、前作『エコイック・メモリ』で挫折しそうになりつつも本作『衛星を使い、私に』で次回作への読書欲を取り戻しました。

    本作は6編からなる連作短編集ですが、いずれもクロハが機動捜査隊に入隊する以前の話であり、自動車警邏隊のスギが上司であった時期を描いています。

    警察官であったクロハの父と同僚であったスギは、クロハの正義感の強さと父親と似た刑事の勘の鋭さに期待と不安を抱えながら、クロハの上司でありつつ父親代わりとしても事件に同行する日々は、なんとも言い難い気持ちだなと同調します。

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    2023年10月07日
  • 捜査一課殺人班イルマ ファイアスターター(祥伝社文庫)

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    東京湾にある天然ガス掘削プラントでの事故にイルマが乗り込んで…。映画的なストーリーだけど、限られた空間での話で少し物足りなかったかな。

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    2023年07月17日
  • プラ・バロック

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    女刑事の話である。でも普通の警察モノとは違う。抽象的? ファンタジック? 何故、登場人物の名前がカタカナ表記なのか? 不思議な作品でした。

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    2022年06月15日
  • プラ・バロック

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    所々このエピソードの詳細は?と感じてしまった箇所がありました。

    ただ、とてもスムーズに読むことができました。

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    2021年09月24日
  • 衛星を使い、私に

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    クロハシリーズの原点となる短編集。確かに短編集なのだが、全体でひとつの物語を形作っている。時系列的に読むのであればクロハシリーズの最初に読むべきなのかもしれない。ところで物語の中にイルマを連想させる人物が登場していた。なにかこの後の展開に繋がるのだろうか?

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    2020年05月24日
  • 躯体上の翼

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    ネタバレ

    SF好きの琴線をビンビンかき鳴らすワードに世界設定と前置きは最高なんだけど、戦闘、道士怖い、戦闘、道士怖いの繰り返しでその設定があまり活かされておらずすごく勿体なさを感じてしまう。
    300pに満たない内容なのでそうした設定はあくまでも添え物なのかもしれないけれど、もっとボリュームを持たせたスケールの大きい話で読みたかった。

    死体に意識をダウンロードすると言うとんでもない方法で降臨する道士の不気味さとパワハラを通り越した粗暴さにこりゃすげえのが出て来たとワクワクしたものの、再び目覚めるまでの100年の間に大きく衰退した共和国の状況を目の当たりにし、さらに明らかな負け戦を強いられるこの状況でもな

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    2020年02月10日
  • プラ・バロック

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    いつの積ん読だかわからないくらい昔の積ん読。
    煽り文句の割にはイマイチだったかな?なんとなくすべてがスッキリしないかんじ。人物像が掴みづらく、もっとガッツリ来るかと思ったカガも気がつけばフェイドアウト。ちょっと意図が分かりづらかった。

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    2020年01月06日
  • プラ・バロック

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    ネタバレ

    淡白な文章でテンポよく物語は進んでいく。
    後半からの話の締め方には少々走りすぎでは?とも感じた。「プラ・バロック」というタイトルと14人の凍死体、集団自殺という設定に惹かれたもののミステリーというよりは主人公である機捜の女刑事・クロハの成長物語だ。

    また、このクロハの造形がやや在り来りである。
    孤独で美人な女刑事というのは擦り切れるほど使われてきたものであり、それが物語においてプラスに働いているようには思えなかった。終始クロハの像が定まらないのは何だろう。

    姉が死んでしまう点については無理矢理話を進めようとした感じが否めない。現実的ではないな…。
    仮想世界については現実への示唆的表現が散り

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    2019年10月11日
  • 捜査一課殺人班 狼のようなイルマ(祥伝社文庫)

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    警察小説。オーバードライブを先にジャケ買いし、この話はシリーズ化していると思い第1段を購入。本の3分の2くらいから一気に事件が進む。そこまでは少々退屈で、読むのに時間がかかってしまった。特に、大陸の話は…うーん。女性警察官イルマ、カッコいいし、これでもかと生き延びて帰ってくる。宇野との絡みも気になるところ。後半の事件の派手さが読み手を爽快にさせてくれる、後味がいい小説である。

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    2019年09月12日
  • 捜査一課殺人班イルマ エクスプロード

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    結城充考『捜査一課殺人班イルマ エクスプロード』祥伝社文庫。

    アマゾネス系の女性刑事イルマを主人公にした警察小説。4ヶ月連続刊行の新シリーズ第3弾。

    常温核融合を研究する大学教授が何者かに送られた小包爆弾により爆死する。その直後に超高層ビルで立て籠り事件が発生し、4人が惨殺される。女性刑事イルマと爆弾テロリスト『ex』の闘いの行方は……

    今一つのめり込めないストーリー。少しマンネリ気味だろうか。

    本体価格720円
    ★★★

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    2019年05月20日
  • クロム・ジョウ

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    硬質な世界の構築には成功してると思うけど、主人公の魅力は今ひとつ。全体的に感情を抑制した人が多いので、ストーリーを追うだけになってしまったのかも。

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    2019年03月18日