道満晴明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
各話タイトルがアルファベットのAから始まり、B.C.D・・・と続き
1巻は13話が収録されているのでMで終わり。
という事は次巻はN~Zの13話で、全2巻ですかね。
でももしかしたら、Zの次はギリシャ文字が控えているかもしれない。
道満晴明さんの作風を考えると、なきにしもあらずなので油断大敵。
作品名にあるように、基本的には全ての話がメランコリック。
そして13の話があちこちで繋がりを見せたり、見せなかったり
更には過去作のキャラクターや設定まで出てきて
最終話の着地点がこれ程絞りきれない作品もそうはあるまいよ。
悲観的なストーリーの中にも希望を見出したり、あるいは希望が無かったり
もしく -
Posted by ブクログ
全部で11人いるオッドマン、つまり人外の異端児。
その中にいる被虐属性の伊丹君の事を好きになった、普通の人間である逆叉セツさん。
伊丹君と恋仲になるべく、何故か10人のオッドマン達と対決をする事に・・・
癖しかないオッドマン達との辛みが面白いのは勿論の事
オッドマン達そのものがみんな強烈な個性を持っていてとっても素敵。
オッドマンの中にはニッケルオデオンに出てきた蒐集家の一つ目の魔女もいるんだけど
幕間にオッドマン達のデフォルメイラストが挿入されていて
その一つ目魔女さんのデフォルメイラストを見た時の衝撃ったらないね。
センスの塊、センスの根源そのものを見た気がする。
多少理解していたつもり -
Posted by ブクログ
太平洋の南西に存在するブレフスキュ島。
その島にあるホテル・ヴォイニッチがお話の舞台。
人造人間、殺人鬼、ゾンビ、ヤクザ、漫画家、元レスラー、メンヘラ料理人など
様々な癖のある従業員や客や、はたまた島の住人が繰り広げる
オカルトサイココメディ。
島の伝説の魔女であり、現在はメイドのベルナが
日本から逃げてきた訳ありヤクザのクズキくんとのやりとりを中心としつつ
次々とホテルにやってくる殺し屋や、殺人鬼による事件を追う刑事たち。
彼らの物語の顛末がどうなるのか?
ドキドキしながら見守っていたのが第2巻までの事。
最終第3巻は息切れというか勢いが失速した感じがする。
恐らくシリアス率が高まって、2 -
Posted by ブクログ
4コマのイメージが強い道満晴明だから少々不安を感じたけど上手な群像劇でブラックさと下ネタギャグとシンプルでかわいい絵柄が良い感じに作用して夢の中の様な不安定さだしてて良かった。
舞台も南国のホテルや廃墟の遊園地と一貫性の無さが夢の中のようで良い。何気にロマンスが軸なのがとても良い。人がアッサリ死ぬところも良い。物語からキャラを退場させるのに「ホテルをチェックアウトする」という手法が使えるのがヴォイニッチ・ホテルの便利なところ。
クロサワと間宮姉の死に様がやたら心に残る。
昔一つのアパートに住んでいる異常者達のロマンス漫画を描こうとしていたことをこの作品を読んで思い出した。
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