あらすじ
たった8ページの短編に、愛と勇気とちょっとの毒を。(あとは、BLとかロリとかヤンデレとかフリークスとかヒーローとか邪神とかとか…)。ショートの妙手・道満晴明がおくる、不思議な味わいの短編集。
深夜の動物園で女子高生は虎と出会う…「Heart Food」
命がけのしりとりはいかが…「ファニーゲーム」
乙女心と恋占い。赤い糸の先には…「フェイスハガー」
双子の姉妹、ずっと一緒、ぜんぜん正反対…「ヒールとスニーカー」
…etc.
ささやかで、愛おしくて、バカバカしくって、すこし切ない…色とりどりの13編。あなたの大好きなお話が、きっとあるはず。
感情タグBEST3
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いやー凄いなあ。形態としてはナンセンスでしばしばギャグなのに、静かな情感の豊かさたるや。それこそ劇中で言及されている『ドラえもん』に通じるかもしれないい。
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8頁でここまで出来るんだ、という衝撃。
学園やらアメコミヒーローぽいのやらブラック童話調やら、
1話ごとに異なる世界観でこの切れ味。
こんなショートショート今まであったかしら。
バラバラになった先輩の話、好きだなあ。
死ぬかと思った、と首だけで答えるこのシュールさ!
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ドーマンセーマン先生の連作短編集。「ヒコロウさんのお友達」という印象しかなかったんだけど、こんな素晴らしい漫画を描く人だったんですね…。少し不条理な設定を前提に、少し変わったキャラクターたちが動き回ることで生まれる、不思議な空気感が魅力。ただの不条理漫画とは一線を画す。傑作といっていい
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はぁー。
困る…ぐらいにピントが合ってしまった。
JKでケモノでネコ耳でサイエンスでマッドでホラーでバラバラで。
わがままだし、言い切りやがるし、勘違いしてるし。
余韻で語るショートストーリー。
好きです。
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「ヘンなお話あります」が伊達ではない。
これこそが道満ワールド。
強烈な個性があるけど、ぶっとびすぎず好感が持てる短編集。
「赤」があるなら「青」も出ますよね?
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本屋で表紙の絵にひかれて、目をハート型にしたままレジでお会計。
1話が8ページと短いながら、恋や悲しみやギャグや、美少女や血やおたくネタなど、多種多様のパーツと欲求をスッキリとまとめている。
設定も世界観もバラバラな13編は、まったく関係がないように見えて、人物やエピソードがとつぜん繋がったり、叙情的な余韻を残すものが多い。
あるエピソードの後日談のようなものが、別のエピソードでこっそり出てきたり、じつは同じ世界を生きる者たちの変奏曲なのだと思いキュンとした。
ライトノベル、とくに西尾維新などを抵抗なく摂取できるなら、よだれを垂らしながら読めることだろう。
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驚くべき傑作短篇集。収録作に一切外れがありません。四の五の言わずに読むべし、としか言えない。
「HeartFood」と「動物磁気性恋愛主義」がお気に入りです。
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とても面白かった。ちょっとグロかったり不思議だったりするけど、大丈夫な人は全般的に楽しめると思う。短いので何度も見直したりページ戻ったりというのも楽しめる。
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じわじわきいてくるシュールな短篇漫画集
男のカップルの話とか虎に恋した JKとか
占いが気に入らなくて手首切り落としたJKとか
どこへでもトビラだとか、コピ・ルアクとか、
結合双生児だとか、オセロの白いほうだけとか。
この人の言語センス好きかも。
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キャラ同士の距離感やセリフ回しがどストライクで大好き。
別の短編から登場するキャラが相互に影響しあう仕掛けもナイス。
エログロ下ネタは控えめだけどこれはこれで味わい深い。
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安定の道満晴明劇場。『Heart Food』であっさり引き込まれる。
一編が8頁のショートストーリー集だけど、巻を通じて微妙に繋がってる部分もあるので満足感は高い。幕間の一言落書きやカバーを外した表紙の漫画も地味に楽しい。何回も読みたくなる味のある作品群。大満足。
たまに、童話風エロ漫画や日記漫画が恋しくなるがw、こういうの出されるとファンとしてはぐうの音も出ない。
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世界観が繋がっているようで繋がってなく、でもやっぱりどこかで繋がってる13の短編集。
切り落とした手首が街を徘徊するようになる話や
地雷を踏んで四散した女の子の体を集めて復元する話や
自由を得た熊のあやつり人形が自由を求める話など、どれもこれもかなりキてる内容で
ちょっと疲れてる時とか、精神が不安定な時に読んだら心を病む事間違いなし。
道満晴明さんらしさの範囲内に収まってる作品だけど
読後に残る独特のもやもや感はちょっと表現し辛いね。
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装丁も綺麗で面白かったです 話どうしが繋がっていたり、自由でした ただ、森のプー太郎はインパクト強すぎです 怖かったです 表情のない動物であるのが余計怖かったのだと思います あの首を切った、プー太郎が「選ばれた」木は何だったんでしょうか?
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一緒に買ったヴォイニッチホテルよりこっちのが短編集の趣があって読みやすい。ありきたりな狂ったテーマがより狂って自然な感じに描かれてるあたりがこの作者の持ち味です
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短編集。
道満氏の初期の頃を彷彿とさせる、尾を引く&ちょっと切ない短編集。
登場人物が連なっているので群像劇みたいにも見える。
『ヒールとスニーカー』『HeartFood』が良かった。
コトトイさんの漢字は『言問』。
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本当に訳がわからない。
すぐ読めてしまう短い完結した話が13個。
可愛らしくてスタイリッシュな絵で過剰なグロテスクだったり下ネタがあったり、深く考える暇がないようなSF要素が散りばめられていたり、滅茶苦茶な世界観の話。すぐ読めてしまうだけに何度も読みたくなるし、一話完結なのだけど昔の話と少しつながりがあったりして面白い。
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短編は多くのことを表現できないから、行間ならぬコマ間を読む力が求められている気がする。そして、その物語を壮大なものにしていく自分の妄想、結果のない結果に揺れる心を楽しめる。
この作品も、そんな作品である。
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この著者の作風、静かな世界にさらりと流れてくる狂気はやっぱりいいな。表紙もそうだが、目次や奥付なんかが丸ゴシック体でまとめられてるのもいい。それにしても、【赤】とはいかなる意味なのか。
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8Pショートショート13編。
JK、ロリ、ヒーロー、BL、クリーチャー。なんでもあり。
一番最後の女子高の寮生のお話がかなり好き。
BLもロリもよかった。
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変わらずの道満晴明っぷり
同性愛ややりすぎな殺人にやや引く話もあるものの、大概がいい感じに余韻を残すショートストーリーだ
それらの話がどこかゆるくつながってるのもいい
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IKKI本誌で見て気になったのと、レビュー評価が良かったので、まずはこちらの色を購入。
シンプルながらどこかシュールな展開、捻りの効いたオチで綺麗にまとまった話が多く、質の良いミニコントを小劇場で鑑賞しているような気分だった。先輩のパーツを探す話とか好き。
機会があれば緑も読んでみたいんだけど...。少々物足りなさを感じたのは、絵柄の問題か。劇画タッチ好きとしては(笑)
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購入
数ページの読み切りが集まった本。
中にはシリーズになっているものもあるが、基本的に1話だけでも読めるようになっている。
独特の絵柄とストーリーの展開。
切ない、可愛い、グロテスクだけど可笑しい、そんな話の数々で、童話のようだなとも感じた。
手首を切ったり身体がバラバラになったりとグロテスクな描写が多いので、それが苦手な人には向かないかもしれない。
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連作と言っていいのやら、短編集。
この人の、無駄のない絵が好きでしようがない。
同性愛あり、シャム双生児あり、イケメン虎あり、盛りだくさんの、意外と上品でクールで可愛くてちょっと不気味だったりする不思議な漫画。
Posted by ブクログ
一話完結物。なので、どこから読んでも問題ない。絵柄もとっちきやすいと思う。一つ一つのネタで話が進んでいくような感じの話。最初の虎と女子高生の話が好きかな。