道満晴明のレビュー一覧

  • ビバリウムで朝食を 3

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    道満晴明らしく、いろんな伏線が絡みまくって話が進むので新刊出るたびに以前のを読み直す必要がある。凄いのは、それを抜きにしても(氏の作品群としては珍しいかもしれないが)純粋な青春ジュブナイルとして、読むことが出来ることだ。
    にしても「ヒーリング出刃包丁」のアイデアは笑った。道満晴明らしいガジェットともいえるし、個人的にもほしい。スッキリするだろうなあ。

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    2024年11月12日
  • 冒険者絶対殺すダンジョン 1

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    ネタバレ

    物語開始2ページ目、
    空から落ちてきた鉄くずに潰されて死んでしまったアイネとナハトの2人。
    彼女たちは異世界ダンジョンのフロアスタッフとして転生し、
    勤務中にダンジョン内のモンスターや様々なトラップで何度も命を落とすものの
    リポップ機能で即蘇生され
    後任が現れるまで仕事を続けなければならない。という事態に。

    主な仕事は冒険者たちが汚していったフロアの跡片付け(死体処理)や
    便所掃除といった雑務から
    冒険者たちが程々に手こずり、満足するローグライク風ダンジョンの運営・管理等
    やらなければならないことは山積みであり
    ダンジョン側のモンスターの意見や悩み相談にも乗らなければならず前途は多難。

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    2024年11月10日
  • ニッケルオデオン 緑

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    設定とか普通じゃなくてテイストも色々なんだけど、なんか好き。初めて読んだ時に「そういうことかー」ってなって、(3冊通して)また読み返したくなる。あと、絵が好き。
    緑が一番好きかもしれないです。特に、
    ・コロンバインで給食を
    ・遊星より愛をこめて
    ・ヒッキー&ガッキー
    短いけどドラマがあって、人を大切に思う気持ちとか優しさを感じて、印象に残ってます。

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    2024年08月31日
  • 冒険者絶対殺すダンジョン 1

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    タイトル通り

    画風はポップ。しかし実際の内容はえぐいのが多い。タイトル通りの作品で、冒険者に対する殺意が強すぎるw w w

    #シュール #ダーク #ほのぼの

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    2024年04月09日
  • ぱら★いぞ(2)

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    シモネタ全開の4コマ漫画です
    長年シモネタだけ考えているせいなのか、どのギャグも垢抜けています
    ひとつのパロディとっても、考え抜かれています

    下品さがないとは言いませんが、青春と洒脱なシモネタの取り合わせがブルアカ感があります
    シャーレの先生が変態なノリしてるときが平常運転だったら、みたいな感じです

    ツッコミ役の人も世界観に毒されており、よく読んでみるとマトモな人がいません
    そのため、読んでくと作品の世界観が分かってきて、それもまた楽しかったです

    あずまんが大王のパロもヨミだけ隠す気なくて笑いました
    そして先方の許可は取っているといいますが、取ればいいものではないと思いました
    パロディと

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    2024年02月27日
  • ビバリウムで朝食を 1

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    ネタバレ

    道満晴明さんの作品としては極めて珍しくジュブナイル調の作品で
    ヨキ、ミコト、キクリの小6少女たちが
    夏休みの自由研究として町の七不思議を探索中に出会った
    未来からやってきた、鼠が嫌いな自立型AIロボットのライモン
    と共に繰り広げる青春冒険譚。

    冒険のお供には
    道具が何でも入る「異次元ポシェット」
    異なる言語間での会話が可能になる「対話こんにゃく」
    扉型の出入り口からどこへでも行ける「ポータル」
    これら未来のナイショ道具と呼ばれる便利な道具を駆使して・・・うーん
    道満晴明さんは一度小学館の偉い人から怒られた方がいいわ。

    1巻は捉えどころがなく、盛り上がりに欠ける展開が続き
    道満晴明さんお得意

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    2023年11月10日
  • ビバリウムで朝食を 2

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    色々動いているはずなのに、この淡々と静かな空気感を出せるのは、やはり道満晴明という特異な作家の持ち味なのだろう。そこが昔から好きで堪らないのだが。
    次刊で完結かなあ。

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    2023年09月23日
  • ヴォイニッチホテル(1)

    無料版購入済み

    独特な世界と人々

    良くあるホテル物かな、と安易な考えで読みましたがこれが意外性に満ちていて面白かった。
    何となーくキューバっぽい国にあるホテルに宿泊する客と一癖どころか癖ありすぎな従業員が織り成す人生ショー。
    従業員には島に伝わる神話に関係ありそうな女の子や、明らかに人外なメイド、島に住む人は連続殺人鬼?やこれまた機械じゃねーかっていう刑事など。
    これだけでも面白くないわけがない。
    自分は合間に入るギャグも好きです。でも結構なグロ要素、描写もありますが、ソフトな絵柄なので苦手な人も大丈夫かな~と思います。
    まあ、自己責任ってことで。
    面白かったですよ。

    #ダーク #笑える #怖い

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    2022年12月05日
  • バビロンまでは何光年?

    無料版購入済み

    面白い!

    星新一をほんのり感じるショートショート形式の一話完結マンガ。
    サクサクと話が進むので、いつの間にか世界観に引き込まれてしまう。
    ただ一人生き残った地球人と仲間達で宇宙旅行、という珍しくも何ともない話をここまで読ませるのは作者さんの力量なんでしょうね。
    様々な星を巡っていくのですが、ちゃんと所々に重力と時間の関係とか、原住星人の生態とかSF要素も分かりやすく散りばめられているので、何となーく読んでみたマンガでしたが、得した気持ちになりました。
    お勧めですよ。

    #笑える #シュール

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    2022年12月05日
  • ぱら★いぞ(1)

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    とんでもなく下品
    ただ萌4コマの体をとっているため、脳内再生余裕ですごく読みやすいです
    アニメ化するなら某日常系アニメをオマージュしてほしいです
    そのレベルでCV再生できます
    ポプテピピックを鼻息で飛ばす、現代版ソドムの市的なメディアミックスになるのでしょうか

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    2022年10月14日
  • ビバリウムで朝食を 1

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    ネタバレ

    街の七不思議を調査する主人公が、未来から来た探偵と出会い、『ドラえもん』を彷彿とさせる不思議な道具を使いながら冒険する、といった筋。なのだけど、未来から来た人々を抜きにしても、そもそも街には「オバケ」が闊歩していたり、ツチノコならぬ「ツチネコ」という奇妙な動物が棲息していたり、もしくは、「銃」というものの概念が存在しなかったり、と、現実世界とよく似ているけれど、不穏さを隠した舞台であることが少しずつ明らかにされていくのが面白い。テンポの良さや小ネタのキレもいつも通り素晴らしい。
    次巻以降にも期待。

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    2022年08月07日
  • ビバリウムで朝食を 1

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    道満晴明にしては大人しい導入(当社比)。
    ただそれ故に無気味さを感じる。ようするに、いつもの道満晴明である。
    相変わらず、作品の空気を作るのがうまい。

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    2022年08月06日
  • オッドマン11

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    道満晴明さんらしい不思議で変態な個性派キャラクターがたくさん出てくる話。
    主人公のセツが11人のオッドマン(変態)が持つ悩みを解決し、関係を深めていくのが物語の主軸。
    各キャラそれぞれ個性があり、癖がとても強い。
    下ネタはとても多く、苦手な人もいると思うが、クスっと笑わせてくれる点が自分は好み。
    基本1話完結でまとまっており、さらさらっと読める。

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    2021年06月08日
  • ユリトラジャンプ~ウルトラジャンプ百合アンソロジー~ vol.2

    購入済み

    おたき先生の漫画好き

    第一集からは、全体的に雰囲気が変わったかなという感じがします。
    かなりエロ押しになった感じ。
    個人的には第一集の方が好きでしたが、おたき先生の漫画は好きです。

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    2020年07月27日
  • オッドマン11

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    人外×変態×百合×道満先生のなんかクセになる漫画。
    語尾が"ゲソ"のイカちゃんもいる(嘘はついていない)

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    2020年04月20日
  • ヴォイニッチホテル(3)

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    『ヴォイニッチホテル』全3巻
    読んだ。

    南の島のホテルで過ごすことになった日本人の主人公。

    ホテルに泊まる変な人たち、ホテルで働く不思議な女性2人、島で起きる連続殺人、主人公が島に来た理由。全てが重なって描かれる愛のドラマ。




    物語の中ででてくる一つ一つの要素が、少しずつ絡み合うの良いなあ。読んでて楽しかった。人物それぞれに事情があって、濃い。多様性を描く作品とも捉えられるけど、やっぱり一番のテーマは“愛”だと感じた。

    不思議な出来事を当たり前のように描く漫画って、良いよね。

    エレナの最強感、かっけえ。

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    2020年03月14日
  • バビロンまでは何光年?

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    唯一生き残った地球人バブと愉快な仲間たちのドタバタ珍道中を描くSF。宇宙人のナンセンスな造形や生態など、印象はガーディアンオブギャラクシーに近い。ここに育児要素がプラスされる……というか、それまで交流のなかった双子(しかも発達障害持ち)を引き取った新米パパの試行錯誤が笑いを交えて展開される。
    TS、ショタ、同性愛、人外など、道満作品ではお馴染みの要素がてんこもり。しょっぱなから主人公が宇宙人の風俗に出かけていくのだが、セックスの仕方が斬新。まさしく人類には早すぎる。
    惑星ソラリスやアカシックレコードをもじった造語やケビン・ベーコンゲームといい、B級映画やSFへの愛が随所に散りばめられたマニアッ

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    2020年01月13日
  • バビロンまでは何光年?

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    読んで楽しい作品だった
    散りばめられたネタやギャグにニヤニヤしながら読んで、家族愛なんかにホロリもしてS(少し)F(不思議)で、もちろん下ネタも満載だ
    満腹

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    2019年11月22日
  • バビロンまでは何光年?

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    ネタバレ

    タイトルの付け方と回収方法が実に見事。
    やられた!と思う事でしょう。
    藤子不二雄先生の少し不思議を軸に
    道満晴明さんがスペースオペラ風に味付けをすると
    この作品が出来上がると思います。
    カバー下がモロにそんな感じのお遊びになってますしね。

    地球が消滅し、地球人最後の生き残りである記憶喪失状態の男バブが
    種の保存の本能のまま後輩相手を求め宇宙を旅する序盤。
    バビロンという場所に行かなければならない事を思い出し
    バビロンを求めて情報を集める中盤。
    オーバーロード人と地球人のハーフである双子と共に
    最終目的地を目指す終盤。
    全編を通し、少年時代に持っていた冒険心を刺激してきて
    全1巻ながらも読み応

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    2019年11月09日
  • バビロンまでは何光年?

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    ネタバレ

    混沌とした筋の中、下ネタとパロディとドライなユーモアに流されていたら、いつの間にか鮮やかにオチがつけられているという、緻密な構成が楽しいSF漫画。

    題材はSFだけれど、洒落たタイトルのモチーフはマザーグース。
    「バビロンまではなんマイル?
    六十プラス十マイル
    ろうそくともしていけるかな?
    いってかえってこられるさ
    あしがはやくてかるければ
    ろうそくともしていけるとも」(谷川俊太郎訳)
    という古い歌は、作中で紹介すらされないけれど、読み終えて改めてこの歌詞を思えば、単に洒落たタイトルというだけじゃないんだなと納得させられる。

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    2019年09月27日