慎泰俊のレビュー一覧
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ネタバレ意外かもしれませんが、この本を読む時には手袋をしなくてはなりません。 著者の熱い思いに火傷します! 熱意をもって挑む姿勢に、心が震えて一気に読みすすめました。
内容の柱は自分が今まで悶々と考えてきた内容とほぼ一致。 意気込みの部分。子供への思いや社会の役割についての部分などが。 同じように考えている人が存在することに喜びを感じました~~ でも同時に、行動力とかいろいろなものに嫉妬しました。 行動って大切!!
子供に興味がある人、社会的な暴力に断固反対の人、日本変えたろやないかいって思っている人、優しさは兼ね備えているけど熱意に着火されていない人。 読んでみ!!
なんで児童養護施設 -
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ネタバレ自分なりのアンテナでひっかかった部分を。
「行動のないところには何の変化もないし、行動を何もせずに現状を批判するのは虚しい。本当に世の中をよりよい場所にしたいのなら、自分自身を見つめなおして、まず自分自身から、次に自分の身のまわりから変化を起こすことだ。一人の行動はそれきりで終わらないようにすることができる。一人の行動を見た10人が新しく行動を始める場合がある。だから、自分の行動がもたらすインパクトが小さいとはじめからあきらめずに、行動を起こすとよいと思う。」
「当たり前のことかもしれないが、本業を持っている人は、本業でしかるべき成果をあげてから他人のための活動を始めるべきだと思う。自分の -
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これも、実際には1年半ぶりの再読。
やっぱり名著だと思います。
この本は、金融に興味のない人にもかなりお薦めです。
「自己啓発系」のジャンルとしても読めるからです。
慎秦俊さんが、たとえ話を駆使して
ファイナンス理論の本質の部分を、
まったくといっていいほど数式を使わずに説明しています。
書いてあることはシンプルです。
1.リスクとリターン
2.リスク分散
3.現在価値(と将来価値)
さらに突き詰めると、
「不確実なこととどう付き合うか」
ということです。
これは、単にファイナンス理論というより、
人生をよりよく生きるために知っておくといい知識を
分かりやすく述べた、
ある意味で -
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児童相談所の一時保護所の実態を、筆者が実際に過ごし、関係者にインタビューし、明らかになった一保による格差を目の当たりにした。年々増加する虐待件数、それ以上に保護される子どもも増加の一途を辿っているにも関わらず、増えない児相職員の数、繁忙感に駆られる職員の精神的疲弊、子どもへの苛立ち不十分なケア事情など、課題は山積み。都道府県でも格差、一保間でも格差があること自体問題であるし、心の傷を負った子どもをさらに追い込む現状はあってはならない。地域が児童擁護の役割を果たすことが重要とする筆者の考えは、至極ごもっともで、地域の住民が子どもを育てる思想を持つことが、親の負担を減らし、そもそも虐待を減らせる一
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ネタバレ私の業務は、会社では計数管理とかって言われています。
何をするかっていえば、その名の通りで、フロント部署がどれくらい程度どんな商品で収益を稼ぎ(かつどんな要素で経費を使い)、ボトムでどの程度稼いでいるのか、を管理する、といえば端的な表現になるでしょうか。システムでそれくらい対応してほしいですが。
でこんなのはまあ定型作業で付加価値はほとんどないのですが、親会社から増資してもらうとか、三か年の業績予想を本社から求められるとか、そういう話をされると途端に固まってしまうんです。
そんな時に役に立つのが、こうした財務モデリングの本だと思います。
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改めて本作の内容を、誤解を恐れずにざくっと -
Posted by ブクログ
前半は、Excelで表を作るときのお作法について。
中盤以降は財務モデルをExcelで作成する手法をに非常に丁寧に段階を追って解説している。
重要なのは、Excelでこのように財務モデルを組むのは、組織がとるべきアクションを明らかにするため、である。
単に売り上げを上げましょう。ではなく、どの指標を改善すべきなのかと言うのを導き出すために、数百行ときには1千行に及ぶようなExcelを組んで、その解析にも時間を当てるということを紹介している。
財務モデルを組むことが、多くの人にとって一般的なスキルではないとしても、Excelを使ってシミュレーションしてみるのは、汎用的で大事なスキルである -
Posted by ブクログ
タイトルから想像するのとは違い、
児童養護施設の直面する現実について、著者の施設での実体験と統計等の客観的な情報の両面から語られる、興味深い内容だった。
10年前の著作なので社会状況や制度等は変わっている(良くなっていると良いが…)とは思うが、一読の価値はあると思う。
福祉や保育に直接従事していない普通の人、かつ優秀なビジネスパーソンだからこのような本が書けたのではないか。
自分も会社勤めをしながら、何か社会にできることはないかと手に取った一冊だったが、良い意味で、それはとても難しく甘い考えだったのかなと思った。
まずは知る、そして周囲とそういう話をする、何かしら関わりを持つことから始めたい -
Posted by ブクログ
正しい判断(直感)は濃密な経験によってのみもたらされる。濃密な経験の背景には、アウトプット(自分の考えを出すこと)を前提とした意識的なインプットが求められる。他の本でも自分の中に自分なりの意見を生成する工場を持ちそのレベルアップを図り続けることが大事というような趣旨の言葉があったが、やはりただ目的意識なく漫然と学習するだけではダメだということを再認識した。
著者が学生の時に書いた「感性を磨くために」という文章は、今の自分では絶対かけない文章であり、素直にこれを学生の時に書くことができる著者の思考の深さに驚きと尊敬を感じた。たまに読み返したいと思う。