慎泰俊のレビュー一覧
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親の虐待や貧困、犯罪などで面倒を見てもらえなくなった子どもたちは児童相談所が管理する「一時保護所」で保護されることになる。その名の通り一時保護であるが、身寄りのない子どもにとって、すがるべき施設であり、重要な教育の場でもある。その保護期間中に子どもの自宅や親戚宅、里親など受入先が決められる。
著者はいくつかの一時保護所を訪問し、時に宿泊もして、日本の一時保護所の実態と親と離れた子どもたちの生活について記す。
本書を読んで一時保護所の一番の問題点は子どもの人権を無視した運用だろう。1人の人間を隔離し、衣食住を制限し、その終了日も明確にされない。しかも、その強制力の法律的根拠も薄い。逆らわない -
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「児童養護施設でボランティア・実習をするんですが
事前学習として何を読んだらいいですか?」
と聞かれたら、この本をおススメする。
第2部「分析」を読めば、
児童養護施設に入所するに至ってしまう社会状況、
虐待をうけた児童の特徴や
児童養護施設の運営や職員の奮闘について
平易な言葉で書かれている。
また、児童養護施設「内部」の描写だけではなく、
「外部」状況と上述の問題との関係性についての
説明・分析も詳しい。
そして、他の人の感想・レビュー・書評に
児童養護施設の現状を知るための良本である
といった趣旨の記載が多いことも、
おススメできる理由である。
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『働きながら、社会 -
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ネタバレタイトル通りexcel効率化のための本。
メモ
・クイックアクセスツールバーでalt+矢印キーのみで実行できるショートカットを作成できる。
・加重平均するときはsumproduct関数で!
・モデルの作り方
前提条件を書き出す
予測表の枠をつくる
予測表を計算式だけで埋めていく
・ハイレベル編
財務三表を連動させ、実績値が整合しているか確認する
実績値からKPIを求め経営分析をする
KPIを前提条件として将来財務諸表を作成する
・感度分析はwhatif分析でデータテーブル設定して行う。
・text関数を用い、ひとセルに2つの情報を表示 -
Posted by ブクログ
カテゴリの分類に少し迷った。というのも本書には二つのテーマがあって、一つはタイトルにある通り「働きながら」パートタイムで社会を変えることの可能性、もう一つは彼らの活動の具体的な内容。その内容が児童福祉に関するものなので、福祉にカテゴライズしたけれども、社会学的側面があるのは本書の特徴だと思う。
まず、児童養護施設の現状が私が認識していたものとかけ離れていて驚いた。もっと余裕があるものだと思っていたが、経済的、物理的人員などが足りないのが現状のようだ。
また、子供たちに関わる場合、その継続性がとても重要だ。確かに信頼関係を考えるとそれは子供でなくとも、大人でも一定の時間継続的に関わることがなけ -
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本業とパートタイムと言う二軸で働くことを推奨している本。
本業をしっかりやることによって生活基盤を支えると同時に、なにかもう一つ自分が心の底からやりたいと思える、楽しいことを見つけるのがいいということ。
著者は本業で自分のビジネスを営むと同時に、もう一つの軸はNPO団体を主催している。
ビジネスとNPOというのは全く違う性質を持っていると思われがちだけど、根底に流れる理念みたいなものは同じだと著者は言っています。
どちらも心の底から好きでやっていて、半年後に死ぬことになってもやり続けるだろう。
それだけ自分の好きなことをやることには価値があるのだと。
その好きなことの見つけ方を示唆してくれ -
Posted by ブクログ
慎さんを見習って、もっと頑張ろうと思う
<Excel特集で気になった慎泰俊さん>
ダイヤモンドのExcel特集(以前の統計特集が難しすぎる、という声が多かったのではなかろうか。 「ダイヤモンド」2015年2月28日号)を読んで気になった方の本をよみました。しかもExcelとは全然関係のない本を手に取りました。
「本は自分と社会にとって意義があるものを書き、かつその分野の定番を目指すと決めている。」
という文章を慎さんのブログで発見して、敢えてExcel以外のこの方の本を読みたいと思いました。
おそらくは慎さんと同年代の自分ではなく、もっと若い人たちをターゲットとした本だとは思うのです -
Posted by ブクログ
本業とパートタイムの二軸で働く事の可能性を提示している。前著「働きながら社会を変える」をより噛み砕いてわかりやすくコンパクトに纏めた印象。
1、2時間もあればサクッと読める。が、平易な言葉の中に、著者のパッションが伺える。
個人的には、二軸を上手く駆使することで、個人としての振れ幅を拡げる可能性がある事はとても意義ある事であると感じた。
それが、「個人の思想は原体験に基づくけれど、思想そのものは原体験の枠を飛び越えることができる。自分にとって大切なことを見つけられたら、それに関連する様々な問題に目をむけることもできる。(p50)」に繋がるのだと思う。それは他者を認めるであったり、他者を愛