松原始のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カラス研究の第一人者である著者の、いきもの体験エッセイ。
双眼鏡事始め 振り返れば奴がいる 仄暗い水の底から
裏山探検 夜間飛行 台風の夜 空飛ぶものへの憧憬
悪ガキの足もと ムシムシ大行進
あとがきにそえて 我が故郷は緑なりき
カラス先生の日常(マンガ)①~⑩
著者によるモノクロのイラストも多数。
カラス大好き動物行動学者の、幼少期から身近に存在していた、
多くのいきものとの出会いと体験を綴った、エッセイ集です。
カラス探索や研究の合間に甦る、豊かな自然の中で培われた体験。
双眼鏡で始まり、図鑑、釣り、探検、生物部、台風、凧、
飛行機、ビーチサンダル、虫取り・・・それらは著者の原 -
Posted by ブクログ
大都市の街中に多数のカラスがのさばっているのは日本だけらしい。
そのカラスとは主に大型のハシブトガラスだ。
街中でのさばっているのはなぜなのか説明されていたが "日本だけ" の理由は捨てられる生ごみの多さなのか?と思った。
東京は近年ムクドリやヒヨドリが多くなった気がする。
糞害に見舞われる場所も増えているので、数が減るようにハシブトガラスやオオタカの頑張りに期待している。
ヒヨドリは漢字だと鵯、「卑しい鳥」だそうだ。
見た目は可愛いらしさもあるが、木の実や果実を食い荒らし、鳴き声も汚らしいので個人的には好きな鳥ではない。
あまり見かけないのがハシボソガラスだ。
東京都 -
Posted by ブクログ
まず、著者の専門である「動物行動学」って何?と思ったので調べてみた。
大辞林によると、「生理学・心理学・遺伝学など、さまざまな方法論を用いて動物の行動を研究し、行動の総合的理解をめざす学問。」とのこと。
他に「行動生態学」や「社会生物学」といった似たような分野もあるらしいが、違いはよくわからない。
人間は組織論やリーダー論が好きで、動物の世界にも人間社会のモデルを当てはめた解釈をしがちだ。
かつて、ニホンザルはボスザルを中心とした社会システムがあると考えられていた。
今でも「ボスザルは群れに君臨してメスと子どもを守っている」「ワカモノはボスの命令によって集団を守る」という説を信じている人が大 -
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本書を開いて最初に見る「まえがき」
そこでいきなり「最初にまず、お断りしておかなくてはならない。」と始まる。
何だ何だ、と続きを読むと「『カラス屋、カラスを食べる』は内容の一部ではあるが、一冊丸ごとカラスを調理して食っている内容の本ではない」
なるほど、それは確かにそうだろう(しかし『本当においしいカラス料理の本』(塚原直樹著/SPP出版)なる本があることも同時にまえがきで教えてくれるのだが)
しかし、まあカラスの研究者によるカラスをめぐる話が読めるのだろう、と思っているとこれも裏切られる。
なぜなら「本書は『カラス屋の大ぼうけん』というタイトルで企画されていた」ように、著者がフィールドワーク