松原始のレビュー一覧

  • カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

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    タイトルが長い!ラノベか?ってぐらい長い。
    略して「カラスは本当か?」(全く意味をなしてない)
    オビの煽りがまた面白くなさそうだが、なんせ松原先生の語は肌に合うので外れがない(好みに合う)。知ってる話だろうが、知らない話だろうが、とても面白く読めるので躊躇なく手に取った。ということで、やたらと長いラノベなタイトルの最新作だが、これだけ長いのは、ブラウズ対策なのか?鳥類に限らず、色々な生き物のことを、行動学や人間の目と人間ではない目を意識させる話。ボールドの文字を入れることで、ブログ感というか、ネトで読んでるような気になる。
    やはり面白いのがカラスについてで、カラスに限らずだが、
    >面白いことに

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    2020年06月25日
  • 鳥マニアックス

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    面白かった。やはり非常に読みやすい松原先生本、そしてマニアは素晴らしい。鳥がどうやって飛んでいるのか、簡単に知りたい人は必読。ただし、ネタが”おたく”的なものが多いのでわからない人は置いてけ堀になるかと思われる、そこも魅力。松原先生本、川上先生本を愛読してきた人なら間違いなし、小ネタも満載。標識調査の苦労話もちょっとあって面白い。巻末の映画と本のガイドがここ最近のマイラインナップと被ってて笑える。南米河のオススメではあるんだが、そういう事は多々起こるとはいえ、興味深い。

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    2020年03月23日
  • 鳥マニアックス

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    ネタバレ

    この著者の本、すごく面白いんだけど、
    今回の本は、松原ワールド(少し遠慮しつつ)全開へ!って感じで面白かった!

    人は、知識と知識が繋がる時、知識と経験が繋がる時に、面白いって感じる。

    鳥と新幹線、鳥と戦闘機、鳥とF1マシン(これはないっす)など、つなげて解説されてくのが
    超極面白い。

    著者によるとまだ出力調整してるみたいなので、
    次は、最大出力で望んで頂きたい。
    編集者がついてこなかろうが、周りから何か言われようが、

    読者(一部の好奇心中毒者)はついてきます。

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    2020年02月26日
  • 鳥類学者の目のツケドコロ

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    近所のハシブトガラスが
    ちょっと 一言 ヒトに物申してみようか、
    と 話すと
    きっと こんなふう(このような一冊)に
    なるのでしょう

    身近な鳥たちは
    むろんのこと
    全ての生き物たちに
    親近感と愛情を持っておられる
    松原 始先生の素顔が
    いたるところで見られる(読まれる)
    ことが 何より楽しい

    私たち ヒト も
    身近な鳥たちから見れば
    結構 けったいな 生き物に
    見えているのでしょうね

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    2019年05月30日
  • 鳥類学者の目のツケドコロ

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    非常に楽しかった!松原先生本はハズれないです。もちろんブトとボソを皮切りにスズメやツバメ、トビやサギカモなど人間に近いところで生活する鳥たちのおもしろ話がたっぷり。もちろん、シリアスバーダー的には初耳でもない話でも、話がとても面白いのでグイグイと引き込まれます。頷きながら、大笑いしながらあっという間に読んでしまいました。もっと読みたいです。
    最近少し目に余る”自称・野鳥写真愛好家”の悪行にも言及されていて、「きれいな野鳥の写真を撮影する自分」が好きなだけ、と憤られているのに胸がすく心地です。これがまたロウモデルになるべき年頃の人に多いビヘイビアだったりするわけで。とかくこういう見逃され横行して

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    2018年08月19日
  • にっぽんのカラス

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    ネタバレ

    ともかく写真が多い。これはうれしい。そして、写真がホントによく撮れてる。カラス好きなんだなあ。話がちゃんと多岐にわたるところも相変わらず素晴らしい。ちょっと重複もあるか。ま、しょうがないですね。ともかくこれが一番最初に読みたかったかな。

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    2018年05月13日
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 カラスの話

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    カラスについて、日頃の様子や生涯などを記した1冊。専門用語や概念などが用いられることがなく、平易な言葉で書かれているので理解はしやすいが、言葉遣いがフランクすぎて馴れ馴れしくも感じる(おそらくはハードルを下げて親しみやすさを演出したいのだろうとは思われるが……)。また、内容についても、「〜というカラスもいる、〜というケースも(ある)」などと曖昧なことが多く、「結局どっちなんだ」と少し苛立ちを覚える側面もあった。生物であり個体差があるため多少は仕方ないとは思うのだが……当方がカラス好きで日頃から何とはなくリサーチをしているせいなのかもしれないが、あまり目に見えて新しい内容もなく少し残念に感じる。

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    2025年11月16日
  • カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

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     著者は、動物行動学の先生。本書のタイトルは、我々が抱く動物へのイメージである。実はそれが勘違いだと教えさせられる本である。

     タイトルのようなイメージは、人間を基準として見てしまっているために、そのように思われてしまうのだという。動物には、その生存のために必要な行動がある。それらを人間の基準に当てはめて見ることで、誤解が生ずるのだ。その動物の「生存戦略」に基づく行動は人間の基準に当てはまらない。

     うちにもペットのネコがいるが、擬人化して見てはいけないと思った。

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    2025年10月16日
  • 君たちはなぜ、そんなことしてるのか? 東大准教授のひそやかな動物行動学講義

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    カラスの本でおなじみの松原先生の動物行動学についての本!
    簡単に断言しないところがすごく研究者が書いた本だな~と感じました。
    生物の話だけではなく、大きく科学とはなんなのか?について結構なページを割いて書かれてあり、興味深いなと思った。科学のポイントは「みんなが確認できる」、つまり再現性があることが重要である。(でもこのポイントは、動物という生き物についての話となると地域差、個体差が大きく、科学するのが非常に難しいだろうな、とも思った。そして実際ややこしい。)
    科学では「確からしい」ことがわかるだけで、真理がわかるわけではない。常にデタラメ真理の間で、できるだけ真理ににじりよる行為が科学なのだ

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    2025年09月30日
  • 君たちはなぜ、そんなことしてるのか? 東大准教授のひそやかな動物行動学講義

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    動物行動学についてとその歴史、先駆者たちについての説明と、
    科学とは何ぞや、理科とはどう違うのか?にも話が至る、
    楽しく面白い松原解説、大全開!もちろんカラスも。
    ・はじめに
    1章 人間は、説明したがる生き物である 2章 科学とは何か
    3章 原始、人は観察者であった 4章 動物行動学という学問
    5章 動物行動学の始祖たち 6章 行動学の三博士
    7章 生き残ることを認めない――繁殖の戦略
    8章 食うほうも食われるほうも大変だ――捕食の戦略
    9章 動くヤツらと動かないヤツら――移動の戦略
    10章 科学の作法をすこし 11章 はみだしものたちの生物学
    12章 客観性とか再現性とかいうもの
    終章 今日

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    2025年09月17日
  • 君たちはなぜ、そんなことしてるのか? 東大准教授のひそやかな動物行動学講義

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    「動物行動学」とは何かを分かりやすく説明。
    最後まで面白く読むことができた。

    理科と科学の違い、原始、ヒトは誰もが観察者で
    あったから始まり、「繁殖」「補食」「移動」という
    テーマごとに説き、その中でシートンとファーブルの違いや(シートンは自然観察記録ではなく小説の
    一種、ファーブルは科学者)オッカムの剃刀とヒッカムの格言など、全く知らなかった言葉なども知ることができて、とても勉強になった。
    もし、松原始先生がテレビに出演されたら、
    テレビの前で釘付けになりそう。

    動物行動学を築いた3人のうちの一人、コンラート・ローレンツの『ソロモンの指輪』をぜひ読んで
    みたい。

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    2025年09月01日
  • カラスは飼えるか(新潮文庫)

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    文や段落の繋がりがやや飛んでいるように見える箇所もあるものの、カラスや他動物に関する知識はおもしろく読んだ。もうちょっと上手い転がし方はあった気がする。
    ふとした景色から仮説を思いつき、簡単な方法でも実験してみるところはやはり研究者だと思った。

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    2025年06月02日
  • カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

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    言い回しの面白さよ笑
    カッコウ、そんな子やったんや

    コモリガエル検索してしまった
    閲覧注意って書いてあるやん

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    2025年04月13日
  • カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

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    動物達の行動を、人間中心に考えたら、そりゃあ誤解と偏見が入りますよね〜ってことを、イラストも交え、わかりやすく書かれていて、楽しく読ませてもらった。
    スマホ片手に画像検索すると、さらに楽しい。ただ、ピパ(コモリガエル)と昆虫はちょっと無理でした、、、。
    でも、このビジュアルも生き残ってなんぼの動物たちには合理的かつ機能的で大切なこと。
    そりゃあそうだ。

    動物たちの行動をことごとく人間の行動とその理由のように考えるのではなくて、動物の目から見た世界はどんなものか、という視点を持つことは、悪いことではない。
    楽しく学ばせてもらいました。

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    2025年03月03日
  • カラスは飼えるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    カラスや鳥、猿などの生態がユーモアあふれる語り口で語られる。著者が言っている通り、『カラスは飼えるか』は表題のためのタイトルで、中身はもう少し多彩。また、軽い感じで読めるので、酒の肴という比喩がピッタリ合う。

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    2024年06月29日
  • カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

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    動物について(特にその生態について)興味のある人なら存分に楽しむことができると思います。

    「ざんねんないきもの事典」と書かれている方向性は似ていますが、筆者が動物行動学の(特にカラスの)研究者として自身のこれまでの研究をふまえてしっかりと解説してくれているので、大人でも楽しめる読み物になっています。

    ところどころに散りばめられた皮肉な物言いにも、筆者の(ヒトを含めた)動物への愛を感じます。

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    2024年06月16日
  • にっぽんカラス遊戯 スーパービジュアル版

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    ハシブトとハシボソがいるのは知っていたけど、そこそこの都会のそこらへんで見かけるのはハシボソだと思い込んでました。
    この本を読んでから駅前で観察してみたら、ハシブトの特徴ありまくり。なんでハシボソだと思い込んでたんだろう…。

    すごろくでカラスライフ追体験(?)ができますが、結構ふりだしに戻らされるようになってて、でも実際のサバイバル具合を知ったらそれも納得。
    ドバトよりも絶対可愛いと思っていたカラスがより愛おしくなりました。

    「異世界転生したらなぜかカラスだったんだけど『にっぽんカラス遊戯』を読んでたから余裕で無双できる自分に死角はない」には爆笑したけど、余裕で無双っていうのはやっぱり無理

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    2024年01月05日
  • カラスは飼えるか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    思ったよりカラス以外のことが多かったです。ですが、どのエッセイも面白く、著者のカラス愛と博識、研究者としての経験の深さが伝わってきました。カラス好きでなくとも、鳥好きの人には是非とも読んでいただきたいです。

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    2023年10月07日
  • カラス屋の双眼鏡

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    カラスだけではなく、屋久島のサル、河原のチドリ、ハエトリグモ、ヘビなど取り上げられた生物は多彩だ。中でも印象的なのは生態調査の時の二つの話。屋久島の森での遭難一歩手前のエピソードと、林道奥のキャンプ地での幽霊の話だった。『カラスは飼えるか』で書かれた内容と重複するような話もあったが、それはそれで嫌ではない。ただ、ムツゴロウさんこと畑正憲氏の動物エッセイが、いかにバラエティに富んでいたことかを思わずにはいられなかった。

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    2023年10月01日
  • カラスは飼えるか(新潮文庫)

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    書店で、帯の「カラスの肉って美味しいの?」を見て、答えを知りたくて購入。 読後はカラスの好感度が少し上がった。

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    2023年09月12日