カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

1,485円 (税込)

7pt

じつは私たちは、動物のことをぜんぜん知らない――。
私たちが無意識に抱いている生き物への偏見を取り払い、真剣で切実で、ちょっと適当だったりもする彼らの生きざまを紹介。動物行動学者が綴る爆笑必至の科学エッセイ!

『天地創造デザイン部』原作者、蛇蔵氏、驚愕!
「待ってた! ヘンで終わらない、動物のワケがわかる本!」

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当???
鏡を見せると、ハトは自分が映っているとわかるが、カラスはわからず速攻ケンカを売る(鏡像認知という動物の認知能力を測る方法のひとつ)。
他にも、サメはカメと間違えて人を襲うことが多い、イルカの交尾はめちゃくちゃ乱暴なこともわかっている。
じつは私たちは、動物のことをぜんぜん知らない――。

本書では、ベストセラー『カラスの教科書』の著者・松原始氏が動物行動学の視点から、
人が無意識に生き物に抱いている〈かわいい〉〈狂暴〉〈やさしい〉〈ずるい〉などのイメージを取り払い、真実の姿と生きざまを紹介します。
身近な生きものを見る目が変わるとともに、生物学の奥行きと面白さが感じられる一冊です。

〈「はじめに」より〉
動物行動学の目を通した動物は、決して世間で思われている通りの姿をしていない。
動物行動学とは「動物はどういう行動をし、その行動にはどんな意味があるのか」を観察し、研究する学問だ。
本書では「きれい」「かわいい」といった見た目の誤解、それから「賢い」「やさしい」といった性格の誤解、そして「亭主関白」「子煩悩」といった生き方の誤解について、生き物の実例を紹介する。


〈もくじ〉
PART1 見た目の誤解
#1 「かわいい」と「怖い」~カモメはカラスと同じ、ゴミ漁りの常習犯
#2 「美しい」と「醜い」~ハゲタカはハゲだから清潔に生きられるのだ
#3 「きれい」と「汚い」~チョウは花だけじゃなく糞にもとまる

PART2 性格の誤解
#4 「賢い」と「頭が悪い」~鏡像認知できるハトとできないカラス、賢いのはどっち?
#5 「やさしい」と「ずるい」~カッコウの托卵は信じられないほどリスキー
#6 「怠けもの」と「働きもの」~ナマケモノは背中でせっせと苔を育てている
#7 「強い」と「弱い」~コウモリの飛行能力は戦闘機並みに高い

PART3 生き方の誤解
#8 「群れる」と「孤独」~一匹狼は孤独を好んでるわけじゃない
#9 「亭主関白」と「恐妻家」~ライオンのオスはトロフィー・ハズバンド
#10 「子煩悩」と「放任主義」~カラスの夫婦だって子育てに苦労する

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か? のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    シマエナガ、かわいい(*´ω`*)←とか言ってるわたしにツッコミ入れてくれる内容で、とっても面白かった

    カラスを専門に研究されている方の書籍で、
    動物は見た目が100%
    とか
    ペンギンの目って、実は鋭くて
    リヴァイ兵士長のように決して近づきやすいとは言えない(リヴァイ兵士長は好きなキャラクターです

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    見た目や先入観で判断してはいけない。
    動物行動学からの観察では、姿だって行動だって、
    生物たちの生き残るための子孫を残すための理由がある。
    ・はじめに
    PART1 見た目の誤解 PART2 性格の誤解 PART3 生き方の誤解
    ・おわりに

    暴走する「カワイイ」と映画「ジョーズ」の影響。
    「美しさ」

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    かっこ書きでいろんな補足がありながら読みやすくて面白かった!タイトルほど鳥以外の動物についての文章は少ないけど、松原さんが書いてる時点でカラスとか鳥に関する文章が多いことを期待してたからむしろ満足。

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    動物好きにはたまらなく、面白い。中のイラストもすごく上手。(木原未沙紀さん)

    長ったらしく、キャッチーなタイトルだが、著者はカラスを専門に研究されている動物行動学者の松原さん。
    従ってカラスを筆頭に鳥に関する話題が多いが、昆虫から爬虫類、魚類、哺乳類まで、知らなかったことが面白おかしく書かれてある

    0
    2023年05月01日

    Posted by ブクログ

    タイトルが長い!ラノベか?ってぐらい長い。
    略して「カラスは本当か?」(全く意味をなしてない)
    オビの煽りがまた面白くなさそうだが、なんせ松原先生の語は肌に合うので外れがない(好みに合う)。知ってる話だろうが、知らない話だろうが、とても面白く読めるので躊躇なく手に取った。ということで、やたらと長いラ

    0
    2020年06月25日

    Posted by ブクログ

     著者は、動物行動学の先生。本書のタイトルは、我々が抱く動物へのイメージである。実はそれが勘違いだと教えさせられる本である。

     タイトルのようなイメージは、人間を基準として見てしまっているために、そのように思われてしまうのだという。動物には、その生存のために必要な行動がある。それらを人間の基準に当

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    言い回しの面白さよ笑
    カッコウ、そんな子やったんや

    コモリガエル検索してしまった
    閲覧注意って書いてあるやん

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    動物達の行動を、人間中心に考えたら、そりゃあ誤解と偏見が入りますよね〜ってことを、イラストも交え、わかりやすく書かれていて、楽しく読ませてもらった。
    スマホ片手に画像検索すると、さらに楽しい。ただ、ピパ(コモリガエル)と昆虫はちょっと無理でした、、、。
    でも、このビジュアルも生き残ってなんぼの動物た

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    動物について(特にその生態について)興味のある人なら存分に楽しむことができると思います。

    「ざんねんないきもの事典」と書かれている方向性は似ていますが、筆者が動物行動学の(特にカラスの)研究者として自身のこれまでの研究をふまえてしっかりと解説してくれているので、大人でも楽しめる読み物になっています

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    動物の生存戦略に想いを馳せる
    簡単なルールで種としての生存を追い求める
    個として見た場合は有効でないと思われる戦略も種として見た場合は有効に機能する

    0
    2021年01月07日

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か? の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

松原始 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す