松原始のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
著者はカラスの研究者で、一般向けの本もたくさん出しているが、これはカラス以外の動物も含まれていて、珍しいな、思った。タイトルからこのところよくテーマとなる「人間のモノサシで動物を測ること」によって見えにくくなる動物たちの能力について書いてある本かな、と期待して読んだ。
しかし、そこまで深い内容ではなく、雑学的な寄せ集めの印象。タイトルが面白いので、子どもにも読めるかなと思ったが、軽い書き方の割に文章は(子どもには)難しい。「昆虫はミニマムなハードウェアになるべく単純なプログラムを実装し、いかに複雑な行動を実現するか競っているようなところがあるので」(P108)みたいな文章を難なく理解できるお子 -
Posted by ブクログ
自分もカラスが大好きで、この著者の「カラスの教科書」は面白かった。本書ではカラスに関する記述はほぼ前半だけで、残りは他の動物の野外調査日記。前半は、読むのに没頭してバス停を乗り越してしまうほど面白かったが、中盤以降は失速。これは出てくる動物が自分の興味と違うからか。
文章自体に独特の面白さがあり、カラス関連のものでは遺憾なく発揮されていたが、カラス以外のエピソードでは、それほどでもなかった。
同じカラス好きとして、本書が売れるといいですねと思うが、幻冬舎の企画が先行してて、中盤以降は無理やり書いてる(書かされてる?)ような印象を受けた。この著者なら一冊まるまるカラスエピソードでいける