ケン・ブランチャードのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ベストセラー作家のケン・ブランチャード博士と、「チーズはどこへ消えた?」の著者、スペンサー・ジョンソン氏によるベストセラー本。
マネージャーがとるべき秘策として、1分間目標、1分間称賛、1分間修正の3つを提言する。マネージャーの最終目的は、部下自身が自分のマネージャーとなり、そのことに喜びを覚えて、マネージャーがいなくても成功できるようにすることと説く。
終盤に「新1分間マネージャーのゲームプラン」としてマネージャーがとるべき上記の秘策が簡潔にまとめられている。本書のエッセンスを忘れかけたときに見返して、日常のマネジメントに役立てることができそう。
リーダーと、若い利き手の対話形式で書かれているのでか読みやすい点も特徴である。
リーダーの大切な心得として、「悪いのはパフォーマンスであって、人間そのものではない」、というように、部下の「行動」と「人間としての価値」を別のものとして扱うことを肝に銘じるべき、という記述が印象に残った。
たいていの組織では、この2つが一緒に扱われて、部下がミスをして注意されると、上司に人間性そのものを批判された気になってしまい、上司に対する怒りがこみあげてしまうというのが一般的ではなかろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエンパワーメントには、社員がオーナーシップの感覚を持つことが必要。そのためには社員を信頼すること。
社員の経験や知識を解き放ち、目標達成のために発揮させること。
第1の鍵
全社員と正確な情報を共有すること。タイムリーな情報、すべての情報。
第2の鍵
境界線を引いて、自律的な働き方を促すこと。
何を話すか、だけでなくどう話すかも大事。一方的に支持するのではなく、パートナーとして扱う。
階層を減らすだけでは、新たな官僚組織ができるだけ。
自律的な働き方に移行するためには、境界線の明確化と方向づけが必要
第3の鍵
階層思考をセルフマネジメントチームで置き換える。
レジ担当者に小切手の受け入れの権限を与えると、自尊心が高まり親切に対応するようになる。
バランスシートが読めなければ昇給しない仕組み。
失敗は責めない。自分の身を守るのに忙しい社員にはイノベーションは起こせない。誰の責任か、ではなくこの失敗から何を学べるか、を問う。
失敗を許したら無責任になる、のではなく強い責任感を持つ。
組織が定めた境界線と枠組みで、行動に縛りをかけてリスクを取らせない仕組みだった。新しい境界線と枠組みは責任を引き受けること、オーナー意識を持つこと、にある。
意識の転換の最初は、安心して働くためのルールや枠組みが必要。新しい境界線とは、すべての社員が責任感と自律心をもって行動することを助けるもの。
顧客満足を高めることは利益に繋がるか。
会社の方向性を定義することは、第2の鍵につながる。
収益を公開することで、顧客満足につながる活動を自分たちで選択することにつながる。その結果、社員のコミットメントが高まり達成への意欲が増加する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ確かに本の中であるエンパワーメントが確立できたら理想の組織に出来上がると思います。
会社は従業員が主役であることや、ピラミッドを逆に、など共感する事がすごく多かったです。
スタッフ全員が経営者的感覚をもち、行動できるようになれば天国のような会社になることは間違いないでしょうし、できればそうありたいと思いました。
ただ、この本の内容を100%を実行する自信が無いのも事実で、会社スタッフ全ての人間に全てを共有する事はなかなか難しいのかなぁと思いますが、全てを知らずに経営者感覚を持てるかと持てないと思いますし… 難しい…
スタッフと経営者で業務での齟齬のチェックはハッとさせられました。これは試してみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
いい本だと思いますが、自社の規模的に、参考にできるところが少ないという印象を受けました。
その中でも、情報共有は素晴らしいと思いますし、それをエンパワーメントの小さな第一歩にしたいと思います。
自社の経営理念は「情熱的な経営にもっと利益を。」です。
経営にはそもそも「道徳」と「経済」の両方が必要だと思っています。
理想ばかり言っていても利益が伴っていなければ何も達成できない。
逆に、利益が出ていても理念がなければただの拝金主義にしか思えない・・・。
(少林寺拳法の、力と優しさ、の共存みたいな感じ)
世の中の中小企業の社長は、どうしても前者が多いです。
そんな素敵な社長達の夢を実現するために、自社のサービスで利益アップのお手伝いをしたい!
そのような理念を掲げていますが、その意図の周知や、それを受けて、自分たちがどのように仕事に臨んだらよいのか?という理解が圧倒的に足りていません。
まずはそこからですね!!
そして、地域の業界において自社がどのような立ち位置にいるのか、そこから5年後にどのようなステージまで到達する必要があるのか、そこを理解してもらい、そこに到達するための仲間であって欲しいと思っています。
↓以下、メモ
・エンパワーメントとは、自立した社員が自らの力で仕事を進めていける環境づくり
・エンパワーされた行動を進めても、自分で意思決定したことの社員はどうすればよいかわからない。だから順序がある
・この会社で働いている人は、職位にかかわらず全員が同僚
☆正確な情報共有、社員に会社の現況をはっきりと理解させる
☆社員が企業のビジョンを共有し、そのなかで自分の役割は何かを理解する
経営理念→地域に幸せなお客様を増やす→集客、しっかりとした仕事、細かな改善
・ミスへの対応→利益度外視でとことんまで支援→そのお客様を失わずに済む→そのお客様が次々に新しい取引先を紹介してくれる
☆会社が自分を信頼し、知恵と能力を発揮してほしいということがわかれば、社員の中にある責任感がその人を突き動かす
→ついに自分の会社だと思えるときが到来する!!
→会議の中で、一人ひとり会社が求めることを話す -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んで、下記の3つを実践しようと思う。
・安易に部下のサルを引き受けない
・資料は口頭で説明をうけてその場で分からないことは質問して理解する
・責任を持ってもらうために、我慢する
気になる文章を引用する
本来なら部下がやるべき仕事をふたつ引き受けたことになる。
ひとつは問題への対応、もうひとつは進捗状況の管理
部下のために仕事をするのであって、部下の仕事をするのではない。
責任感を育てるには責任を与えるしかない。
提出物関連のサルにかける手間を省くことに成功した。企画書などを部下に提出させるとき、デスクの上に置くのではなく 持参させることにしたのだ。
第一条 サルを特定する 上司と部下は〝次の対応〟を具体的に決めるまで、話し合いを切り上げてはいけない。
第二条 サルの担当者を決める 各サルに善処するには現場の人間に託すのがいちばんである。
第三条 サルに保険をかける サルを部下に託すときは、どちらかの保険をかけなくてはいけない。
●Aタイプ 上司の承認を得てから着手する
●Bタイプ 着手してから上司に報告する
第四条 サルの健康診断を実施する 現状確認はサルの健康管理に不可欠。どのサルにも定期健診を受ける -
Posted by ブクログ
タスクをサルに置き換えることで、可視化した状態でマネジメントを語る。玉を持つという言葉で表現される通り、持つ人が転がしてこそ案件は進んでいく。では、やることは何か。サルを特定して、サルの担当を決めて、サルに保険をかけ、健康診断を実施。保険をかけるとは、行動する前に報告を求めることで、事故を防ぐ方法。健康診断は、定期的にレポートさせる。
こうした部下へのアサインと管理で効率よく開けた時間を、上司との時間、自分への時間に当てれば良いと説く。
至極当たり前だが、日本企業のような阿吽の呼吸で仕事をしている関係性において、とにかくボールをもたず、やらせては指導するというスタイルは難しい面もあると感じる。
ある一定の指導やメンタルの強化が必要で、そこにはサルを受け取らないことだけでは、信頼関係は生まれなかったりするはずだ。