北野唯我のレビュー一覧
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人間の特徴を、大胆に3つに分けてみる。
天才=創造性・独創性。
秀才=論理性・再現性。
凡人=共感性、感情。
誰でも、3つの特徴をそれぞれ併せ持っており、その割合の違いがタイプを決める。
自分で自分を見立てるならば、天才&秀才の雑種だと思う。
コミュニケーションや根回しは、どちらかといえば苦手だもの。
大きな組織でイノベーションが起こりにくいのは、天才の独創を秀才が論理で否定してしまったり、創造力の説明が機能せず、凡人から共感が得られないから。
この障害を乗り越えるには、コミュニケーションしかないんだってば。
対話の重要性を再認識する一冊でした。
個人的に印象に残ったのは -
Posted by ブクログ
この先の人生について、漠然とした不安やこのままでいいのかという気持ちを持ちながら読んだ本。
自分が感じている違和感を客観的に社会の一つの事象のように解説していてとても、腹落ちした。
同時に今自分が感じている違和感やそれに向き合う苦労をこれからするかどうかで今後の人生が変わっていくとさえ感じた。
よくよく考えてみれば社会人になって5〜6年。
様々な違和感に対して、些細な抵抗はしてきたが、その感性を徹底的に磨いて自分の生き方を見つけようとまでは思えていなかった。
それに今20代後半で気付かされたことをありがたいと感じ、立ち向かっていこうと後押しされた本だった。 -
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一般的な転職について書かれているビジネス書だと思いきや、ほぼ小説に近い内容となっていた。話の途中では半沢直樹を思わせるような場面も。
本書はまさにタイトル通りで転職活動をどう言った考えで行うのかが書かれており、転職のノウハウを期待して読むものではない。
個人的に刺さったのは、自分には「他の人には褒められるが自分ではピンとこないもの」が自分が自分の強みで適職の可能性があるというもの。確かに考えてみれば自分にもそういったものがあるかもしれないと言う気づきを得ることができた。
書籍の要点は巻末にまとめてあり、全てを読み直さなくても復習できるようになっており、復習のしやすさの観点でありがたいまとめ方と -
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面白かった。
企業にも寿命があって、新陳代謝が必要なんだろうし、それを円滑にやるなら、人的リソースの流動化も必要だろう。
それを前提として、人的リソースの構成要素たる個人の「思考法」を説くなら、この本の内容は適当だと思う。
しかし、沈み滅びる組織と共に溺れる人はいるだろうし、新陳代謝のない場合に比べて、生活に困る人の割合は増えざるを得ないだろう。
それを社会でどう包摂していくのか。治安の悪化や社会不安の増大をどう飲み込んでいくのか。
そんなことも、少し気になった。
税・社会保険負担の増大となって跳ね返るのだろうか。
個人的には、勤続三十数年。
いろいろあったような気も。
今大学を出て -
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【学びだったこと】
・マーケットバリューの高め方
・being型はやりたいことは無くてもいい、状態が大切
【なぜ学びだったのか】
マーケットバリューを高めるためには「専門性」が不可欠だと感じました。将来、女性としてキャリアを築いていく上で、専門性の有無が選択肢の幅を左右するという記載は、今の時間をより濃いものにしたい、という意識を強めてくれました。現職で得られる専門性を見極めて、習得していきたいと思います。
また、ずっと「やりたいことがない」という悩みを抱えていましたが、being型という考え方を知り、少し心が軽くなりました。やりたいことがなくてもいい、まずは仕事を楽しめる状態を目指すとい -
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ネタバレ現在公務員から民間企業への未経験転職を考えているため、何か転職する上で参考になるような思考法を学びたくて購入しました。本書は、転職をする際に自分のマーケットバリューを重要視しており、マーケットバリューを軸に転職することを心がけるようにといった内容が書かれている。
個人的に、未経験転職をする上での、後押しをしてくれるような本を望んでいたが、本書は民間で転職する際に心がけることを説明しているため、現時点での自分のステージに若干そぐわない内容ではあったが、転職を決断し、実際に動いている方にとってはとても参考になる内容であると思う。また、後半部分では、being型の人間(仕事をする上で、どういう状態で