中山可穂のレビュー一覧

  • 猫背の王子

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    読み始めはそうでもないのだけど、一旦物語に引きずり込まれると、あっという間に終わってしまう。
    何となく中途半端に終わった様な気がする反面、
    綺麗なラストだったとも思ってしまう。
    まぁ、続編を読んでみよう。

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    2017年05月06日
  • 悲歌

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    鈍感な私でも作品として纏まりに欠けるように感じたが、スランプと聞けば頷ける。
    とはいえ、作品全体、あとがきに至るまで狂気のようなものがちょくちょく顔を出し、それが凄みとなって突き刺さってくる。多少のアラもその勢いに搔き消える。

    あ、表紙には騙されないように。

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    2016年05月30日
  • サグラダ・ファミリア[聖家族]

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    自暴自棄から立ち直っての復活コンサートという流れは感動的だが、直後の大喧嘩に唖然。「余韻ってものがあなたにはわからないの?」ほんとそれ。
    他にもそういう流れが多いのは、読者の気持ちを掻き回すにはもってこいのやり口なんだろうけど、私には合わない。性描写の多さや登場人物の放蕩ぶりもちょっと引く。

    そういう人達の偽装結婚って結構メジャーなことだと思ってたけどそうでもないのかな。

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    2016年05月28日
  • 弱法師

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    ネタバレ

    「弱法師」「卒塔婆小町」「浮舟」という、能楽をモチーフにした3編からなる作品。
    私にとって初の中山作品で、彼女が主に女性同士の恋愛を描く作品を書いている作家さんだと知らずに読んだ。
    標題作はふ~んという感じで終わったが、卒塔婆小町を読み始めてからは周りの音が耳に入らないくらい完全に作品に引き込まれた。
    今は墓地に住むホームレスとなったある敏腕編集者と、ある夭逝した天才作家との激しい関係を描いた作品。
    女性にしか恋愛感情を持たない女性編集者を愛し、彼女に愛を受け入れてもらうためだけに自らの命を削り100冊の作品を書き上げていく作家。
    その狂気ともいえる創作活動をたどるうち、作家の編集者への狂おし

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    2016年02月20日
  • 熱帯感傷紀行 -アジア・センチメンタル・ロード-

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    著者の旅行記。
    中山可穂さんが女1人でアジアを渡り歩く様は、逞しさと危なっかしさが混在してて、まさに失恋から逃げているよう。
    たかのてるこさんとかとは全然違った旅行記です。

    以前、何度も何度も読み返した本だったんですが、久しぶりに読んだから以前と印象が違いました。
    危なっかしさにセンチメンタルを感じ、どっぷりつかれてたのが今ではもっと自分を大事にしてあげて〜、と心配するようになってました!

    でも、こんな旅は自分では絶対できないし、しない気がするので、憧れは変わらず抱きました。

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    2015年08月26日
  • ケッヘル 下

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    作者の中山さんは、苦しいシーンは本当に苦しそうに書き、ほんわかするシーンはくすぐられているように書き、情熱的なシーンはノリノリで書いているように感じられる。文章に作者の気持ちが色濃く反映されてしまうあたりが本作でも表れていて、楽しめた。
    鍵人の過去話や、濡れた獣のようなアンナのエピソードは楽しく読めたが、本筋の殺人事件の解決編が長々とした会話で説明されているあたりは、着地点を誤ったような気がしてしまう。周囲の人間に翻弄され続けた鍵人の人生を思うと悲しくなってしまう。
    過去に卑劣な罪を犯した人間が罰されるのには心底スッキリした。ただ、千秋と篤之を不幸のドン底に突き落としたのは伽耶にも責任があるは

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    2015年07月05日
  • ケッヘル 上

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    アマデウス旅行社を経営する鍵人の話と、そこに勤めることになった伽耶の話と、アマデウス旅行社にやってきた客の謎の死が描かれている。ミステリーというよりは、孤立した寄る辺ない人々がモーツァルトで結び付けられていく恋愛譚といったおもむきがある。鍵人も伽耶もヨーロッパや日本をふわふわと漂っていて、意気投合するのもわかる。2人の人生について細々とした描写を積み重ねてきたので、下巻でどう話が転がっていくのか気になる。

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    2015年06月30日
  • 白い薔薇の淵まで

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    私は同姓愛に偏見を持っていません。
    でも、身近にいないので実感というものがありません。
    中山さんは女性同士の恋愛を書かれる方です。

    最初に読んだのがこの本で、興味を持ち「猫背の王子」「天使の骨」も読みました。
    こんなにすんなりと読めると思ってませんでした。
    喜八朗ってとてもいい人。こーゆー男性が私の側にいたらいいのに。
    塁とクーチも素敵です。
    塁は魅力的だけど、クーチはもっと魅力的なんだろう。
    最後はハッピーであって欲しい。

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    2014年06月15日
  • 熱帯感傷紀行 -アジア・センチメンタル・ロード-

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    ネタバレ

    著者が仕事の行き詰まりや失恋のショックから逃避するためアジア各国を巡った時のエッセイ。

    著者の破滅的な行動とアジアの煩雑な雰囲気があいまって面白かった。

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    2013年12月23日
  • 天使の骨

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    前作ほどの痛みはない…それはもちろん、この物語が過去の痛みを癒すための彼女の旅記録だからだ。
    展開がはやく、それゆえ主人公の感情の起伏がはげしいように見えるが、読み終えて見るとおだやかなひとつの川の流れだったことがわかる。
    素敵だ。

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    2013年01月08日
  • 白い薔薇の淵まで

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    「それでも、胸がぎしぎし鳴るの。髪なんか真っ白になっちゃって。わたしのせいだわ」
    2012/10/10-10/24

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    2012年11月03日
  • ジゴロ

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    これも「さらっと読める中山可穂」。カイという名の「ジゴロ」のレズビアンを中心にした短編集。ラタトゥイユが食べたくなる。

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    2012年08月25日
  • 天使の骨

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    ネタバレ

    この作家さんの本は初めてかな。
    なかなかおもしろかった。

    劇団で女優をしていたミチル。
    ぼろぼろの天使がミチルの目に映るようになり、ミチルは旅に出ることを決意する。

    旅先での様々な出会い、別れを繰り返し、天使は徐々に数を減らしていく。
    そして運命の出会いがあり、再会があり、ミチルは生気を取り戻すのだった。


    いろいろな国をミチルと一緒に旅したような気になれるし、ミチルの独特の絶望感、喪失感も伝わってきた。
    女性同士の恋愛は理解できないけど、違和感なく読むことができたのは、この作家さんの表現力が素晴らしいということかな。

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    2012年07月12日
  • 深爪

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    ジャンル人妻らしい作品。正直主人公の恋人だった人妻より、その旦那のほうに感情移入してしまった。主人公でなく新しい恋人と出て行った妻を憎むでなく残された息子のために動く旦那と主人公の交流が面白い。

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    2012年06月30日
  • 天使の骨

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    気楽には決して読めないけど、ついパラパラとページを捲ってしまう。

    王寺ミチルの過去にはあまり興味がないけど、未来には興味がある。

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    2012年05月14日
  • ケッヘル 下

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    最後はうまい。

    作中にあった、アンコールだけ絶品の演奏をしたアンナのコンサートみたいな終わり方をしている。
    泣いた。ずるい。

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    2012年03月30日
  • ケッヘル 上

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    これまでの小説の二番煎じといった気持ちがそこはかとなく感じられて、素直に読めない。

    言葉はうまく、安定していて、安心して読むことはできる。
    短編と比べて勢いが少ない気がする

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    2012年03月30日
  • 白い薔薇の淵まで

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    同じ女として共感はできなかったけど、普通の男女の恋愛のように思えて、いやらしさはあまり感じなかった。

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    2012年03月10日
  • 深爪

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    久しぶりに読んだ恋愛小説が、ビアン物。性別は関係なく恋愛は恋愛だよねと思う。登場人物3人のそれぞれの視点で書かれた連作短編集。
    1番振り回された子供視点はない。大人は勝手だと責められても仕方がない内容。
    恋愛とは不条理なものだ。いい人が幸せになるとは限らないのだから。
    本もドラマも映画も恋愛物を見ると、必ず思うことがある。『みんが幸せになることは不可能である』。

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    2012年02月08日
  • サグラダ・ファミリア[聖家族]

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    読み終わって、最初の感覚より面白かったという印象。
    女同士なのに・・・だから?なんか清々しい気がした。

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    2011年11月19日