菅付雅信のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あまり友人には話してない、大好きなジャンルが私にはある。それはファッションだ。私はなぜか幼い頃からものすごくオシャレをさせられていた。中学の頃、初めて母が買ってきてくれたファッション誌は「ニコラ」で、高校の頃は勉強とピアノの傍ら足繁く図書室に通って毎月欠かさず「VOGUE」を読み、中目に住んでいた頃は仕事終わり、ほぼ毎日代官山蔦屋に寄って「WWD Japan」とファッション誌を数冊読んでいた。
オタクではない。ただ、服が好きなだけだ。ファッションというカルチャーが好きだし、現代アートのように本質を問い直す思想のぶつかり合いが好きで好きでしかたない。仕事のつぎに好きなものがあるとしたらファッシ -
Posted by ブクログ
優れたアイデアを生み出せるクリエイティブな人は、一体何をしているのか。
人間の身体を作っているのは、毎日口にする食事。それと同じように、僕らのアウトプットを作っているのは、日々のインプットです。
僕らはとにかく時間がない。日々色んなことに追われ、「時間がない!」とあたふたしてる。
それでもクリエイティブになりたいと願うなら、「自分を賢くしてくれるものを、自分の目と耳と口から入れる」しかないんですよね。
そして、「いいもの」ではなくて「スゴイもの」をインプットする。
「いいもの」と「スゴイもの」の違いは何か。それを著者の菅付さんは、世に出た時に誰が気持ちよく思えるようなものは「いい」、 -
Posted by ブクログ
恩師の一人である菅付さんの著書。歯に衣着せぬ物言いは、スパルタ編集塾でお世話になった時のまま。菅付さんの声で再生されて、思わず笑ってしまう。整然とした章立てに魅力的な言葉、ゆえにスラスラと読めるのは言わずもがな。
クリエイティブを追求し続けた著者ならではの映画、本、アートのおすすめもズラリ。名作揃いだ(J-POPのおすすめに宇多田ヒカルの1stアルバムも入っていてほしかった笑)。
メディアがあふれる世の中でなにをピックアップし、どこに投資するか。明日には忘れてしまうようなSNSのタイムラインか、深い問いや発見のある展示巡りか。人生の時間は限られている。 -
Posted by ブクログ
「天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。」というタイトルに強く共感しました。
この本は、インプットの質と量がアウトプットに直結することを教えてくれます。
「あなたに足りないのは、圧倒的にインプットだ。」というメッセージは、日々の学びや体験を深めることの重要性を改めて認識させてくれました。
また、トップクリエイターが読書家であることに触れ、意外な組み合わせから生まれる発見が創作の源泉になるという点も刺激的です。
この本を手にしたことで、自分の創作活動にも多くのインプットが必要だと感じ、今後の作品作りに向けて新たな意欲が湧いてきました。 -
Posted by ブクログ
AIに関する動向を丹念に調査して、的確なコメントが満載の好著だ.中国の深圳で一線の研究者との面談が出てきた段階で彼らの動向に圧倒されたが、日本にも鋭い視点を持って研究している多くの人の紹介があり、ほっとした感じだ.シンギュラリティに関して、AIを追及するとどうしても人間の脳の働きとのリンクになるが、脳自体のことは未だ良く分かっていない.従って、汎用型AIはここ数年で出来上がるようなものではないようだ.多くの人が出てきたが、日本人だけをリストしておく.下地貴明、山崎はずむ、山本龍彦、大屋雄裕、成原慧、徳井直生、金井良太、渡辺正峰、松尾豊、稲葉振一郎、井上智洋、東浩紀、山極寿一、森田真生、津田一郎
-
-
Posted by ブクログ
すごくストイックな考え方でびっくりしてしまいました。
努力だけでは成功しないが成功した人はすべからず努力していた的な話に近いです。
ちょっとパターナリズムが強いですが、間違った事を言っている訳ではないとも思いました。
が、私自身は本や絵画や音楽に、何かの目的のためだけで触れている訳ではないと思っているので、いいものもすごいものも、場合によってはダメなものでも良いじゃない。と思っています。
本やアートや音楽などの筆者が考える「すごいもの」リストは、私自身が映画は好きではないと自認している割には、意外と観ていたり、美術館になるべく行こうと思っている割には、知らない作品ばかりだったりと、今後の体験