木元哉多のレビュー一覧

  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚

    Posted by ブクログ

    ライトノベルに近い雰囲気のミステリー。
    死んだ人間が、自分を殺した犯人を推理するというなかなか面白いジャンル。(第3話だけは少し趣向が違いますが…)
    読者に対して程よい難易度の謎を与えてくれて、ワクワクしながら読み進める事ができました。
    どのお話も最後はハッピーエンドで読後感も良かったです。

    ただ、最後に主人公が自分語りというか名言ぽい?事を長々と話しているのが少し萎えた。
    作者が伝えたい事、この登場人物に言わせたい台詞を全部詰め込んだ!という感じがして、「みなまで言うな、分かった分かった」と私は思ってしまった。もう少し重みのある事をドカン!と一言二言言って締めてたら、読者側も色々考察できる

    0
    2021年05月15日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱ私は凪良ゆう好きなのかな…と思った。一番良かった〜
    阿津川辰海のも苦くて良い。
    芦沢央のは小説だからできるなあって思ったけど微妙。
    虚構推理読ませたいのは分かったけどこういう時は独立短編読みたかったなあと思った(個人の好み)

    0
    2021年05月12日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    手放しに面白い!と思う小説はなく。
    ただ、凪良ゆうの小説は淡々としている描写が嫌に恐ろしく、現実をつきつけてきて印象的。あと阿津川辰海が好きだと再認識した。ちょっとスレてるラノベっぽいキャラも受け入れるようになりました。
    しかしアンソロジーって、作者の筆力差が顕著に出るなあ…。

    0
    2021年05月11日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ/「表面張力」凪良ゆう/「これは運命ではない」城平 京/「どっち?」木元哉多/「成人式とタイムカプセル」阿津川辰海/「この世界には間違いが七つある」芦沢 央
     「表面張力」は不穏な雰囲気のまま終わるので、この先を読んでみたい気になる。『すみれ荘ファミリア』の番外編らしい。「これは運命ではない」は、「虚構推理」の番外編。本編を知らないと設定に戸惑うのではないか。知っていると楽しい。「成人式と…」は、優秀な兄にひがむ弟の構図。著者はこの関係にこだわりがあるように感じられる。「この世界には…」は、ちょっとひねった世界で面白い。

    0
    2021年04月28日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎

    Posted by ブクログ

    【収録作品】澤木夏帆 23歳 元バドミントン選手 死因・轢死/相楽大地 17歳 高校生 死因・圧死/土橋昇 39歳 子会社社長 死因・渇え死に

    0
    2021年02月23日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム

    Posted by ブクログ

    【収録作品】向井由芽 13歳 中学生 死因・撲殺/閻魔堂沙羅の日常/久保達樹 47歳 元ヤクザ 死因・射殺

    0
    2021年02月04日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット

    Posted by ブクログ

    【収録作品】 外園聖蘭 30歳 契約社員 死因・?/仙波虎 78歳 無職 死因・転落死 遠山賢斗 11歳 小学生 死因・溺死/土田裕太 19歳 浪人生 死因・焼死

    0
    2021年01月26日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】第1話 武部建二 43歳 刑事 死因・刺殺/第2話 池谷修 30歳 ゆすり屋 死因?/第3話 浦田俊矢 34歳 会社社長 死因・撲殺

    0
    2021年01月18日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚

    Posted by ブクログ

    登場人物が死んでしまうまでの経緯と閻魔の子孫との出会い、推理パート、エピローグと構成がわかりやすくて読みやすいです。
    お話もそれぞれ独立しているのでさっくりいけます。
    ただ、物語が変わるだけなので構成が単調とも言えなくもないですね。
    10分間に答えを出さなければ地獄行きと言われる中、それぞれ登場人物は推理していきます。みんななんだかんだで頭良い。個人的には三話目が好きでした。

    だいぶ前に観たドラマ、スカイハイを思い出しました。

    0
    2020年12月31日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚

    Posted by ブクログ

    【収録作品】第1話 緒方智子17歳 女子高生 死因・絞殺/第2話 浜本尚太27歳 会社員 死因・凍死/第3話 門井聡子82歳 無職 死因・老衰/第4話 君嶋世志輝20歳 フリーター 死因・撲殺

    0
    2020年12月07日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚

    Posted by ブクログ

    殺人事件の被害者が霊界で自らの事件を推理する、というパターンは古くからある方だと思うけど、ミステリ要素を控えめにして、生き返った被害者のその後の重点を置いて、ハートフル系に仕上げたのが、成功の秘訣かな。前半の2作はフーダニットとしても面白かった。

    0
    2020年09月25日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し

    Posted by ブクログ

    シリーズ6作目にして初の長編。育児放棄のあげく世間を騒がせた殺人犯になった母のせいで厳しい人生を送ってきた律子。過去を隠して仕事には成功したが娘の美久の反抗に悩まされる日々。そこに母の借金回収の為に川澄、さらに母本人までが現れ過去が周りに明かされそうになる。やがて律子は事件を起こし、その繋がりで刺殺される。事件の全容は?母娘関係や過去に苦しむ律子の背景ががっつり描かれていてその点では読み応えあった。しかし肝心の推理パートが何時もの10分設定なのでどうも都合良く繋げた印象。折角の長編だし沙羅の母や秘書官、もう少し出番あっても良かったかなー。

    0
    2020年08月14日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し

    Posted by ブクログ

    閻魔堂沙羅シリーズ、初の長編小説。短編、中編の際には省略されている部分が詳細に書かれている。そのせいでテンポが悪いなと感じてしまったが、最後まで読むと、その部分が必要なかったわけではないとわかったので納得はいった。しかし、短編、中編の方が私の好みには合っているなと感じる。

    0
    2020年06月30日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。
    短編集で、最初の女子高生の話が胸くそ悪くて読むのやめようかと思いました。しかし3話目のおばあさんのお話で泣いちゃいました。年寄りはかわいくないとね。そして東日本大震災が書かれていると必ず涙が出ます。
    謎解き自体はわりと簡単だし、ワンパターンなんですが、いつかドラマ化しそうな気がします。
    沙羅は浜辺美波さんか広瀬すずさんで脳内再生されました。

    0
    2020年06月18日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し

    Posted by ブクログ

    長編。主人公は過去も現在もつらいことばかりなうえに殺されるってわかってるから読んでて楽しくなかった。そのかわり、沙羅ちゃんとお母さんの絡みがほのぼの。

    0
    2020年01月12日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム

    Posted by ブクログ

    今回も楽しく読んだー。
    シリーズ5冊目も読まなくては。

    間にあった沙羅の話はなくても良かった気もしないでもないけども…。

    0
    2019年08月14日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚

    Posted by ブクログ

    初木元。メフィスト賞受賞作。サラッと読めて、なかなか面白かった^^ 第3話の門井聡子さんの章は少しウルっときちゃいましたw 続編も出てるけど、どうしよっかな…。星三つ半。

    0
    2019年03月20日
  • 閻魔堂沙羅の推理奇譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    死後人間の魂は閻魔様と対峙し、天国行きか地獄行きの審判が下される。
    今は閻魔大王の娘・沙羅が代行している。

    今回の4人の死者は日頃の行いで天国に行くことが決定していたが、死ぬ前にどうしても知りたい真実があった。
    沙羅は「死者復活・謎解き推理ゲーム」を提案。
    制限時間10分で、自身の推理で真実を解き明かせば生き返るが、失敗したら地獄行き。
    そんな4人の短編エピソード(つながり一切ナシ)


    「緒方智子17歳女子高生 死因・絞殺」
    夜の部室で隠しカメラを発見し絞殺されるが、犯人を当てて生き返る。
    犯人は部活顧問の先生で、動機は盗撮がバレたから。

    「浜本尚太27歳会社員 死因・凍死」
    会社の冷凍

    0
    2018年12月28日