木元哉多のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
閻魔堂沙羅シリーズ第二弾。今回は仕事熱心だが暴力を辞さず息子にも暴力を振るって妻に離婚された刑事、探偵の皮を被ったゆすり屋、成功するための努力は惜しまないがそれ故に他者に対しても厳しい、というより当たりが強く、他者を慮る気持ちが皆無な会社社長の三人が「自分が死んだ事件」の推理ゲームに挑戦していく。三人とも「殺されるほどではないけど痛い目にあってもまぁ納得するよなぁ。(二人目はそうではなく悲劇的な最期を遂げても当然)」という感じで読み、前回よりも謎解きの難易度が上がっていて楽しく読めた。地獄の住人だからこそ説得力がある沙羅の話も魅力だと思った。
-
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルから入って手にとったものの著者が若そうで世代ギャップで楽しめるか不安に思いながら読み始めたけれど面白かった。本格ミステリというには簡単に殺人が起きたりするのでタッチは軽いけれどそれがかえって読みやすくそして最後のオチも納得できるものだったので読後感も悪くなかった。前半は景子の身になって俊彦にイライラさせられてばかりで景子を応援したくもなったけれど殺人まで犯してこのまま逃げ通せても腑に落ちないしと思ったまま後半へ。第4章で凛の視点で結末が語られているが母親の死の真相までも分かっているのか曖昧だけれど。竹中刑事は20年前の殺人までも迫っているがそこは闇に葬るというこれも読者にも味方につけた
-
Posted by ブクログ
ネタバレ23/9/1〜9/7
『虚構推理』短編目当てだったけれど、面白い作品が読めてよかった
城平京さんと芦沢央さんが特に面白かった
23/9/1 ★★★
辻堂ゆめ『十四時間の空の旅』
初読み作家さん
思春期のこだわりやうるささがしんどい
そう言えば、『魔女の宅急便』の2巻以後も思春期描写が苦手だったな
理不尽にイライラして、周りに当たり散らすタイプの思春期描写が苦手
些細なことで色々悩むタイプなら大丈夫なんだけど、、
最後はお父さんの気持ちが通じてよかったな
23/9/1〜9/7 ★★
凪良ゆう『表面張力』
『流浪の月』しか読んだことがなかった
軽い感じで不倫が出てきてげんなり
ピリッと -
Posted by ブクログ
面白かった!
人が死なないミステリーを求めて勧められて読んでみたけど、確かに人が死なないミステリーになっててよかったです。大抵死んじゃうんですよね、ミステリーって。
特に好みだったのは凪良ゆうさんのお話。
城平京さんは、リアタイで虚構推理見てた自分としてはニヤニヤしちゃったけど、原作知らない人からしたらいまいち腑に落ちないうまく言いくるめられた話になっちゃうのかも知れない。
でも一番面白かったのは、表紙のイラストです。
大量の食パンやおにぎりやら鳥までいて、思惑が渋滞しております。紫のはブルーベリージャムかなぁ、ベーコンエッグも美味しいよね!