おとないちあきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこんな温泉あったらいいなぁ。
ファンタジーだとしても、こんな温泉があるかもっていう気持ちで学校生活を送れたら楽しいだろうなぁ!
佐藤まえみこと「サーマ」は小学校時代を新潟で過ごし、親の転勤で中学校からは東京で新しい生活をスタートさせることに。彼女は持ち前のキャラクターで小学校では人気を博していたが、中学校ではどうにも上手くいかず、挙句の果てに同じグループの女子から「サーマって、ちょっとしんどい」と言われ無視されるようになってしまう…
まえみは学校に通うのがしんどいものの、兄慈恵も東京で不登校になってしまい、親の悩みの種を増やさないように踏ん張って学校に行くことに。しかし教室に着いて、同じグループだった彼女たちからの視線を感じると腹痛が彼女を襲い、保健室に行くことに…。
そして保健室に向かうまえみだったが、通常の保健室の戸を開けようとすると、見た事のない第二保健室から山姥のような先生に声をかけられそちらに向かう。そこは異臭が漂い、ベットのカーテンを開けると床下の世界に繋がる入口が存在していた。山姥こと銀山先生はまえみに休息が必要だといい、床下世界に行くことを勧める。
まえみも意を決して床下世界の入口飛び込むと、そこはなんと旅館だった!!その旅館にはおかしな温泉たちと、優しい人々、そして変わったルールがあった…
果たしてまえみは直面している問題を解決できるのか。そしてこの旅館は一体??
この本を読んで、休息や自分を見つめる時間の大切さをつくづく感じた。自分を客観的に見せてくれる温泉の効能は、まえみだけでなく読者にも問題提起をしてくれている気がして、自分自身を見つめ直すきっかけになった。
そして好きなシーンは、やっぱりラスト!
床下の旅館よりも美しい結末を見せてくれた本作は、現実も捨てたもんじゃないよ!!と読者を励ましてくれること間違いなし。
シリーズ作品なので、読み進めていきたいなぁ。 -
Posted by ブクログ
毎日に疲れてしまった中学生専用の湯治場「かねやま本館」。
2巻の主人公は、お笑いが好きなチバとアツ。
「かねやま本館」の約束を破って消えてしまったアツを探す、
チバの邂逅と、チバ自身の悩みを乗り越える物語。
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2人の心情がよく描かれている。
「かねやま本館」のあたたかさと、
さよさん、銀山先生の優しさに、胸が熱くなる。
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誰も本当に「悪い」人はいない(と私は思う)。
だけど、それぞれの思いがぶつかることによって、
誰かを傷つけてしまったり、
トラブルになってしまったりする。
もちろんそれは、大人になっても同じこと。
だからこそ、中学時代の壁を乗り越える強さは必要だ。
ただ、まだまだ年齢的に危うい中学生には、
「かねやま本館」のような場所が必要なのだろう。
この1学期にいろいろあって学校を休みがちだった娘が
出会えたらよかったなぁと思ってしまった。
次の巻も楽しみだ。