リュウジのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この方が料理系人気YouTuberになるまでの半生と、ネットで話題になった出来事についてなど、料理研究家としての料理や物事への考え方が書かれたもの。
彼の動画は、料理の後に、スタッフに試食してもらうところまでが入っている構成が多い。この構成は、食べる側一人以上に対し作る側は一人。相対的に作る側の孤独感が出るのだ。その孤独感は、この動画を視聴する世の中のたくさんの台所料理人に共通するもので、動画を通じてその孤独感を共有しているのではないだろうか。そこが彼の動画の人気の秘密ではないかと思った。
彼が自分にできることは、料理のハードルを下げて、自炊できる人を増やすということなのだそう。孤独の台所は終 -
Posted by ブクログ
私の中で2025年最高の一冊です!!まだ九月ではありますが、多分これが2025年最高。それくらいよかったです!!
タイトルからして”料理研究家は辛いよ”的なメニュー開発の裏側とか、料理研究家としての孤独とかが書かれているのかな?と思いました。それは面白そう。あの楽しい動画の裏側見て見たい。と手に取りましたが、違いました。台所で誰かのため辛い思いをしながら料理をする人たちに寄り添ってくださった一冊だったのです。
私は一人暮らしで料理をします。一人暮らしだからと言って、むしろ一人暮らしだからこそ孤独を感じません。いつもわくわくに満ちています。これはどんな味になるかな。早く食べたいなとか考えるの -
Posted by ブクログ
私事ですが…一人暮らし時代を含めて炊事をするようになってから足掛け15、6年。その間に‘ちゃんと’料理を勉強した事はほぼ無くって完全なる我流・目分量・フィーリングと勘に頼った調理でもって自らはもとい、子供達の胃袋も満たしてきたアタクシ。
元々リュウジさんのSNSは追っかけていましたので、ものは試しにと読んでみたら超絶感動。まさか料理本で笑えるとは思いもよりませんでしたよ。
まず共感したのは「安い食材を、調味料と調理法でウマくする」(p5)の思想。これを待っていた。
もちろん、突き抜けて虚無すぎて言葉が出ない料理(?)も載っている。《虚無ツナごはん》(p42)とか、自分はいいけど人に出すには -
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Posted by ブクログ
最低限の食材で、どの調味料を使って、どこでどう最低限の手間をかけるか。私が料理したくない時、それでも何か最低限でいいから食べたい…という時に作る料理みたいだ。YouTubeはよく見ているから虚無レシピが何のことなのかわかってるんだが、改めてそう思ってしまった。
こういうレシピの最大の欠点は食材が全く足りてないこと。大半が食事としては失格なレシピだし、わざわざ作るようなものではないから、このレシピを見てこの通りに作りたいとはあまり思えず…。だが、ふと気がついた。このレシピをベースにして自分でプラスアルファをすればいいのだ。食材を追加すればそれなりになる。この本の主旨とは違う使い方になるが、そう考