リュウジのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一言でいうと、主婦の心を軽くしてくれる本。
友人からおすすめされ、
「今話題のリュウジってどんな人なんだろう?と興味を持ち、手に取った。
本書は文章がなめらかなので、さくさく進め面白く読めた。
イメージ通り文面でも毒舌。
ただ、そこに信念や想いがあるから共感できる。
本書の中で特に印象深かった言葉を紹介する。
「毎日料理をして家族に愛情を注いでいると、自分のなかの愛情が減ってくる。愛情は、気持ちのゆとりや余裕という言葉に置き換えられる。」
私も一主婦として、毎日ご飯の献立を考えると、家族から「何でもいい」と言われ、ストレスを感じることもあるし、作ることが億劫だなと感じることがある。
そしてSNSで、凝った料理や品数の多い食事の投稿を見ると、「自分はダメなんじゃないか」と思うこともある。
それを著者のリュウジさんは、「それでもいい」と肯定してくれるところが救われた気持ちになる。
リュウジ、信じてるからな! -
Posted by ブクログ
この方が料理系人気YouTuberになるまでの半生と、ネットで話題になった出来事についてなど、料理研究家としての料理や物事への考え方が書かれたもの。
彼の動画は、料理の後に、スタッフに試食してもらうところまでが入っている構成が多い。この構成は、食べる側一人以上に対し作る側は一人。相対的に作る側の孤独感が出るのだ。その孤独感は、この動画を視聴する世の中のたくさんの台所料理人に共通するもので、動画を通じてその孤独感を共有しているのではないだろうか。そこが彼の動画の人気の秘密ではないかと思った。
彼が自分にできることは、料理のハードルを下げて、自炊できる人を増やすということなのだそう。孤独の台所は終わりにしましょう、手抜き料理でいいじゃんと。昔と違い、家事は主婦の仕事とは限らない。台所で料理をするのは、主婦一人ではなくなってきているという点では、孤独の台所は減っているか。とはいえ、少子非婚化が続けば一人暮らし世帯が減ることはないだろうし、彼の動画の需要がなくなることはない。おそらく今後も彼の動画で難しい料理はしないでしょう。彼の動画を見る人が求めているのはそういうものではないし、そういう需要は世の中にたくさんありますからね。そういう私も手抜き料理ばっかりだし。
今後も頑張って欲しいけど、ネタ切れが近い気もする。最近は企業コラボが多いが、この先どうなるのかな。料理のレシピが古くなってしまうことはそんなにないのが幸いか。 -
Posted by ブクログ
私の中で2025年最高の一冊です!!まだ九月ではありますが、多分これが2025年最高。それくらいよかったです!!
タイトルからして”料理研究家は辛いよ”的なメニュー開発の裏側とか、料理研究家としての孤独とかが書かれているのかな?と思いました。それは面白そう。あの楽しい動画の裏側見て見たい。と手に取りましたが、違いました。台所で誰かのため辛い思いをしながら料理をする人たちに寄り添ってくださった一冊だったのです。
私は一人暮らしで料理をします。一人暮らしだからと言って、むしろ一人暮らしだからこそ孤独を感じません。いつもわくわくに満ちています。これはどんな味になるかな。早く食べたいなとか考えるの最高に楽しい。この本で言うと言う所の5%の料理好きの方に入るかもしれません。まぁ、ものすごく凝った料理とかはしませんが。
リュウジさんのレシピ本はその他95%の料理がしたくない人たちへ向けて書かれています。だからこその虚無レシピの本も生まれました。ありがとうございます。料理をする私も虚無レシピ最高。と思っています。その虚無レシピが生まれた背景にも触れられています。
それだけではなく料理研究家になったいきさつなども載っているので、その辺りも楽しく読めます。料理だけではなくYouTubeでのマーケティング的なお話も、経営についてのお話も。
この本を読んで、リュウジさんに今後もついていきます!!と雷に打たれたように思ったのがあとがきです。
「うまい」こそが、人にとんでもない力を与えてくれます
「おいしい」は人を幸せにする言葉であり、幸せを分かち合う素敵な言葉です。
この二つの文章は、私の”料理をする理由”をまるっとどんぴしゃり表していてくれていました。これがあるから私は料理をしている。本当に、本当にです!
いままでなんとなく感じていたこれを言語化してくださって本当にありがとうございました!!
私にとって2025年最高にアツイ言葉を乗せてくださった最高の一冊でした!
まだ九月ですけど -
Posted by ブクログ
私事ですが…一人暮らし時代を含めて炊事をするようになってから足掛け15、6年。その間に‘ちゃんと’料理を勉強した事はほぼ無くって完全なる我流・目分量・フィーリングと勘に頼った調理でもって自らはもとい、子供達の胃袋も満たしてきたアタクシ。
元々リュウジさんのSNSは追っかけていましたので、ものは試しにと読んでみたら超絶感動。まさか料理本で笑えるとは思いもよりませんでしたよ。
まず共感したのは「安い食材を、調味料と調理法でウマくする」(p5)の思想。これを待っていた。
もちろん、突き抜けて虚無すぎて言葉が出ない料理(?)も載っている。《虚無ツナごはん》(p42)とか、自分はいいけど人に出すには抵抗を覚えるものもちらほら。いや、旨いには違いないと思うんだけどあまりにも虚無。
けど、それはこの本のほんの一面にしか過ぎない!
読んだ直後からすぐに役立つレシピ…というか調味法が山の様に載っているので、私の様に目分量と勘だけでやってきたような人間にはまさにようやく手に入れた教科書のような感じ。とりあえずかつお節粉を作る習慣は既に身に付きました。《虚無リタン》(p26)や《豆腐の照り焼きステーキ》(p58)、《秒殺ハヤシライス》(p70)あたりは見ないで作れるくらい覚えたい。
プラスポイントはたくさんある一方で、難点としては本が固くて開きにくいのとちょっと子供には味濃い目・トゥーオイリー過ぎる料理が多いので、その辺は調整しないとならないかな。
また、既に料理が得意な方からしたら確かに一言申し上げたくなるであろう気持ちもわかります。
料理初心者だけどとりあえず何か作ってみたいな、くらいの方には強く薦めたい一冊。
1刷
2024.7.21