眉村卓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公の広一が住んでいる団地に同年代の典夫が引っ越してきた。広一はその典夫がレーザーを使う所を見てしまう。
やけに美形で勉強もスポーツもできる典夫だが、学校のクラスにも馴染まず、何らかのきっかけで核戦争が起きるなどの発言をして周囲を困惑させる。
さらには各地の学校で典夫と似たような天才少年少女が同時期に転向してきているらしい。いったい彼らは何者なのか。という内容。
内容はやや子供向けで、ドラマっぽいなと思ったが、実際にドラマ化されていたらしい。
広一の行動や発言が随分大人びてるなと思った。特にマスコミのあしらいなど。
そういえば団地という単語をあまり最近聞かない。何なら屋上も開放されている -
ネタバレ 購入済み
泣けました。
淡々とした中に、愛はあって、
それは一人一人の心が、見つける旅をしているんだろうと、感じさせて頂きました。
また一緒になりましょうと言われて死にたいです。 -
Posted by ブクログ
タイトルから分かるように、
妻が余命宣告を受けた日から、夫である作者が妻が亡くなるまで毎日短編ストーリーを書き続けた話だ。
内容はそのいくつかの短編ストーリーとエッセイで、読んでるとエッセイなのに小説を読んでるような不思議な気持ちになった。
また、文体だったり使う言葉・漢字で作者の年齢を感じて、本を読むとこういうところの面白さも感じれるのかと感心した。
どんどん短編ストーリーを読み進めて、最後の1778話を読んだときにはグッとこみ上げてくるものがあった。
最後のあとがきの終わりでもグッときた。
初めて本を読んでしっかり感動した。よかった。 -
Posted by ブクログ
小1時間程度でサクッと読める、ちょうどよかった。
舞台設定としては一昔前のものではあったが、まあそこまで違和感なく読めた。
前半は全く未知のものに襲われる恐怖でだいぶ不快感が高かった(褒めてる)し、SFとして読み進めていったが、未知のウイルスに生活を狂わされている現在のことを考えるとどんどん他人事として読めなくなっていった。和美の最後の「またこんなことがある気がする…」台詞が本当にそうだな、、と思ってしまった。
主人公の父の「君たちの行動は短略的なものであり、ああいう熱は長続きしない(端折ってます)」はめちゃくちゃ的を得ているし現実にものすごく通じるなと思った。
現在のコロナ禍なのにも関