妻に捧げた1778話

妻に捧げた1778話

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をした。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張った妻が亡くなった日の最後の原稿、最後の行に夫は書いた──「また一緒に暮らしましょう」。妻のために書かれた1778篇から19篇を選び、妻の闘病生活と夫婦の長かった結婚生活を振り返るエッセイを合わせたちょっと変わった愛妻物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮新書
  • タイトル
    :
    妻に捧げた1778話
  • タイトルID
    :
    133955
  • ページ数
    :
    207ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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妻に捧げた1778話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    素晴らしかった

    私もこんな風に思われたい、とラストで涙した

    1
    2018年02月15日

    Posted by ブクログ

    これはすごい。涙なしには読めない一冊だった。どうか最後まで読んでほしい。言葉を超えたものが確かにあった。同じ経験をどこかでしたと思い返したら、さだまさしさんの小説『眉山』だった。

    内容は作家・眉村卓さんが妻のために書いたショートショートと、それにまつわるエッセイ集。
    余命一年と宣告をされた妻のために僕には何ができるのか———そう考えた眉村卓さんは、毎日ショートショートを書いて妻に聞かせることにした。自分にできること、続けられそうなことを探した結果、そう落ち着いたのだ。それからたった一人の読者のために、毎日物語を拵え、妻の反応を楽しみに毎日を過ごす。初めて三ヶ月が経った頃「しんどかったら、辞めてもええよ」と言われるが、辞めたら病気が悪化してしまうような気がして毎日書き続ける。時には作品が自分の生活に寄り過ぎて、イマイチと言われることもある。なるべく笑えるものを書こうと心がけているつもりだったが、反応が微妙だったり、思わぬ作品に喜ばれたり。この年齢の方の言う、長年寄り添ってもわからないこともあるという言葉の重みと、それをひっくるめた愛と、二人のやりとりに心打たれる。

    書き続けることで、余命一年と宣告されていた奥さんはなんと五年も生き続ける。その間に書かれた1778話のうち、19編が収録されている。特に最後の一編は、亡くなった日に書かれたものだが、凄まじかった。

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    長年連れ添った伴侶を
    見送った後の心境たる
    や。

    喩えるなら最終列車が
    行ってしまったホーム
    でしょうか。

    静かで、すこし寒くて
    だれもいないベンチに
    ぽつんと座るような…。

    立ち尽くす人もいれば
    淋しく微笑む人もいる
    でしょう。

    笑い声の余韻、喧嘩の
    後の湯呑みのぬくもり
    …

    時折、風が吹いて記憶
    をそっと撫でていく。

    愛した分だけ空っぽに
    なると言うけれど、

    それはね、満たされて
    いた証なの。

    ほら、夜空を見上げて
    みれば星が瞬いている。

    もう一度ただただ君の
    名を呼びたいと、

    だれしもいつかきっと
    そう思う日がくるから
    ──

    静かに涙が溢れてくる。

    最終章に溢れる想いは
    言葉にしようとすると
    喉の奥で崩れてしまう。

    だから、もうこの表現
    方法しかなかったのね
    と、何度も頷きました。

    喪失とは、終わりでは
    なく静かに続いていく
    愛のかたち。

    声は届かないかもしれ
    ないけど、ぬくもりを
    間近に感じる。

    その人はもういないの
    ではなく、ここにいる
    のだと。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    読む前から分かっていたけれども切ない。お話やエッセイ自体はいつもの眉村ワールドだけれども、最終章は生の作者の気持ちが強くあらわれていて、やはり強く心を動かされてしまいました。

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    夫婦の絆って素晴らしい!読書芸人カズレーザーが絶賛していた作品。大きな感動を呼ぶ1冊。

    子供の頃、本書の作者眉村卓の学園もののSF作品を読んでいた。数十年ぶりに筆者の作品を手に取る。

    余命1年を宣告された妻。小説家の夫は妻のために毎日1作の短編小説を書くことを妻に約束する。余命宣告を越えて5年間の闘病生活。作品は全部で1778篇。その中から選んだ19篇から成る本書。

    もちろん作品だけでなく筆者自らの作品解説。そしてこちらも感動の妻との思いでを語るエッセイ。妻との数多くの思い出が涙を誘う。

    一日一話。プロの作家とはいえ、相当の苦労があったようである。それでも毎日妻のため出来立ての作品を届ける。そして妻の暖かな視点からの批評。奥さまこそ筆者の一番のファンだったのだろう。

    意識を失った後の最終の三話。筆者の動揺が隠せない作品がまた大きな感動。

    そして奥さまが亡くなった直後に書かれた最終1778話のラスト。

    いかがでしたか?
    長い間、ありがとうございました。
    また一緒に暮らしましょう。

    夫婦の絆を強く感じさせる1冊。妻にもっと優しくしなくてはとく思った感動作でした。

    0
    2021年12月23日

    Posted by ブクログ

    カズレーザーさんが紹介しているのをTVで見て即購入してもう5回は読み直してます!!
    めっちゃおもしろかった!!

    0
    2020年03月10日

    Posted by ブクログ

    しっかり日々を生きよう
    今日一日を生きよう
    大切な人たちとの時間を大切に過ごそう

    時間は有限だということを思い出させてくれる本

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    コルベットさんの本棚から。
    余命1年と宣告された妻のために、1日1篇のお話を書き続けた眉村卓さん。闘病生活は5年だったということは、宣告よりもかなり長く生きられたんだなぁ。
    きっと1日1篇の力も大きかったのでは。
    普段のお二人のやり取りは他愛のないことばかりだけど、そこに愛情、悲しみ…色々な感情が見え隠れして、なんとも切なかった。
    「お葬式の名前は、作家眉村卓夫人、村上悦子にして欲しい」の言葉と最終回では、我慢していた涙が止まらなかった。出先で読むのはダメなやつだったな。

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    内容は、淡々と進む感じ。短い小説と、それを書いたときの心境が綴られている。お涙頂戴的な話でもなく、奥さんへのラブレターというわけでもなく、小説家らしく商業誌に出せるレベルの小説を、奥さんのために書く。というところが、良かった。
    眉村さんの奥さんは、小説家である旦那さんを、きっちり支えてきたんだなぁと思った。
    いろんな方がお勧めしてるのもわかる。

    0
    2021年12月01日

    Posted by ブクログ

    タイトルから分かるように、
    妻が余命宣告を受けた日から、夫である作者が妻が亡くなるまで毎日短編ストーリーを書き続けた話だ。

    内容はそのいくつかの短編ストーリーとエッセイで、読んでるとエッセイなのに小説を読んでるような不思議な気持ちになった。

    また、文体だったり使う言葉・漢字で作者の年齢を感じて、本を読むとこういうところの面白さも感じれるのかと感心した。

    どんどん短編ストーリーを読み進めて、最後の1778話を読んだときにはグッとこみ上げてくるものがあった。
    最後のあとがきの終わりでもグッときた。

    初めて本を読んでしっかり感動した。よかった。

    0
    2021年11月29日

妻に捧げた1778話 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮新書
  • タイトル
    :
    妻に捧げた1778話
  • タイトルID
    :
    133955
  • ページ数
    :
    207ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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