眉村卓のレビュー一覧

  • ねらわれた学園

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    ねらわれた学園は2012年11月にアニメ化し、全国ロードショーをしたのですが、本編は見ていません。
    不思議な力を持った学級委員になり損ねた女の子から始まる「超能力で学校を占拠する」という同小説は読んでいるうちにこの不思議な力がどこから来ているのか?何のために学園を不思議な力で占拠するのか?
    その答えは未来にあった?

    学校をテーマにした学園ドラマ?というよりSFですが本当にあったら怖いと自分たちはどうしようと思える作品だと思います。

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    2017年12月31日
  • なぞの転校生

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    再読。1967年の作品
    中編「侵された都市」を収録。

    NHK少年ドラマシリーズ、懐かしい。
    タイトルどおり謎の転校生の話。

    主人公の少年は正義感が強くまっすぐで、母親は子ども思いで心配性、父親は子どもの意思を尊重し頼もしい存在というのは「ねらわれた学園」と同じ。

    「侵された都市」は1960年代から1999年の世界に飛行機がタイムスリップした話。
    こちらは新聞記者が主人公。
    面白かったのは1999年の東京。
    本書に書かれていたような未来都市にはなっていないし、宇宙人からの侵略もない。
    もう一つ敵に立ち向かう際の隊長が女性。
    「女が隊長だといえばいかにも妙に感じられるが、この時代の人びとは、

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    2016年03月31日
  • なぞの転校生

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    懐かしくて、つい手が出て久しぶりに読んだ。核の恐怖とか全滅戦争とか穏やかでない設定があってもどこかのんびりというか淡々としている感じがするのは、70年代のジュブナイル故か、こちらが大人になってしまった故なのか。

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    2015年02月24日
  • なぞの転校生

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    時代の流れを感じた作品でした。それだけ、現代は複雑で、かつ、一捻りもふた捻りもしたものでないともの足りなく感じてしまう時代なんだと改めて思いめした。

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    2014年03月24日
  • なぞの転校生

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    ネタバレ

    ドラマ観て原作が読みたくなったので読みました。
    やっぱりドラマとは設定がちょっと違う。たしかに原作通りだとあっという間に終わってしまいそう。
    ストーリーとしては異次元を放浪する人間との関わりを描いたSF作品。SFは好きなのでこういった設定はすごく楽しめる。でもちょっと物足りなさが残った。
    異次元から来た人間たちが現次元の人間たちに素性を知られて普通に生活していけるとは思えない。すごく爽やかな青春ストーリーのように描かれているけど、もっと違う終わり方があっても良いかも。
    主人公は広一だけど、典夫の異次元を放浪するストーリーがあったら面白そう。

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    2014年03月10日
  • ねらわれた学園

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    一見理屈に合っているようなことを押しつけてくるものに対する短期的抵抗。
    エンディングの耕児の父親の言葉が印象的ですね。

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    2013年06月29日
  • ねらわれた学園

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    『アイドル映画の原作』というイメージが強く、また、薬師丸ひろ子があまり好きではなかったことから、触れる機会がなかった本。朝日新聞の書評をきっかけに読む。
    非常に奥深い小説。正義とは何か、正義を守る行動とは何か、考えさせられる。

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    2013年04月27日
  • ねらわれた学園

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    1976年発行。昔の生徒会は校則を決めて生徒に守らせたり「自治」の勉強をする場だったんだなぁ。悪いルールや体制には時にレジスタンスも必要となる。今回はそれでうまくいったけれど、勢いだけのレジスタンスではダメで、継続することの重要性も説く。

    超能力という絶対的な力で生徒を押さえつけようとする「体制」への抵抗がテーマなあたり、1970年代という時代を感じる。

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    2013年03月04日
  • ねらわれた学園

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    今の時代、ストーリーを追うだけで終えてしまうとこの作品はかなり古びたものに映る事でしょう。それこそ本来の対象読者層である10代前半の世代には、このままではあまり受け入れられないと思います。ですが、青い鳥文庫版の著者による前書き(この文庫版でも解説に収録されています)にある言葉「また読み直したりする場合、できれば、主人公の反対側の敵対者とか、直接かかわりがなさそうな人物の身になって、そうした目から見ればどうなるか、という読み方もして欲しいのです」を実践すると、むしろ今だからこそ響いてくるものが見えてきます。

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    2013年02月12日
  • ショートショート ぼくの砂時計

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    ネタバレ

    学生の頃読んで、内容はすっかり忘れてしまったけど 切れ味がよくて面白かったぞ、という記憶が強く残っていた本。どの話も2頁か3頁のショートショート。たった一つだけ覚えていたのは「定年後」という話。当時はまだ就職もしていなかったので遠い未来の話だったが、今読むと また違う感じがする。



     今は絶版のようで、本の寿命というのもサラリーマンの働き盛りのようなものかなと感じたりする。一度本になってしまえば、その本は永遠にいつでも買えるものだと、学生時代は思っていた。




    しゃぼん玉とんだ



     歩行者天国

     

     

     屋上

     さまよい

     階段をあがると・・・

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    2013年01月29日
  • ねらわれた学園

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    ☆3.6
    文章が古い感じだなーと思ったら、なんと1976年の作品でした。内容は難しくないよ、SFの走りって感じ。私はお父さんのセリフが一番心に残った。
    実は作者が一番伝えたかったことってこれなんじゃ・・・SF小説のふりして・・・とか考えてしまう。深読みしすぎ?

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    2013年01月25日
  • ねらわれた学園

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    アニメ映画が公開してるってことで、
    気になり読んで見ました!

    恋愛要素が多いのかな?って思っていましたが、小説はそうでもないんですね。

    気になったことは、
    耕児の父親と母親の存在感。
    出番は少ないのに印象が強い。
    母親の子思いなところと、父親の達観した感じがすごい印象強いです。
    この話はSFですが、この二人の現実味あふれる感じがすぐ側でいままさに起こってるのではないかと思わせてくれます。

    語るべき要素がたくさんつまっていて、それが長年愛されてる秘訣なんですかね?

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    2012年11月30日
  • ねらわれた学園

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    ネタバレ

    映画化に伴い読んでみました。
    とりあえず帯を見る限りでは原作と映画は結構違うものになるんだろうな、っていう印象ですね。
    それはおいておいて、原作の感想としてはまあちょっと古い小説であることを考えれば面白いものだったと思います。
    ちょっと「!」の多用が私には読んでいてつらかったですが…。
    「!」が入ると脳内でどうしても音量拡大で再生されてしまうので、読む分には少しつらい。

    話の筋としては比較的予想が付きやすいシンプルな筋です。そこにファシズムの考え方とか絡めてあるのは結構驚きですね。

    あとこの本、かなり薄いです。そこそこのスピードで読む人なら2時間で十分でしょう。
    私は平均なのでだいたい3時

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    2012年11月16日
  • 司政官 全短編 【完全版】 《司政官》シリーズ

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    物語を年代順に配し、"司政官"の通読が容易になった好編集。ロジックを優先させつつ、最後の最後で肉体へ戻る作者の皮肉な歴史感が、浮き彫りになった。じっくりと書き込みながら、それぞれの短編世界を深く横へ掘り進めない。そんな贅沢なアイディアの使い方が、改めて素晴らしい。続編とは違う、シリーズの重みを感じた。読み応えある一冊。

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    2009年10月04日
  • 六枚の切符

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    会社とか、仕事とか、日常的な場面から入って不思議なことが起こるというような形のSFの短編が6つ入っている。
    例えば最初の「員数外要因」は主人公が面接を受けて採用になった会計事務所が実はタイムパトロールの支部で、偶然秘密を知った主人公は歴史を正しく守る仕事に協力させられ・・・というもの。
    どれも、「世にも奇妙な物語」とかに出てきそうなちょっと怖いような不思議な感じの話でした。

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    2009年10月04日
  • 二次会のあと

    購入済み

    サラリーマンの慣性の法則

    サラリーマンとして生きるレールを一度選んでしまったら、どんな面白いことが起きようとサラリーマンでしかならないという話
    面白くはない

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    2021年07月23日