眉村卓のレビュー一覧
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再読。1967年の作品
中編「侵された都市」を収録。
NHK少年ドラマシリーズ、懐かしい。
タイトルどおり謎の転校生の話。
主人公の少年は正義感が強くまっすぐで、母親は子ども思いで心配性、父親は子どもの意思を尊重し頼もしい存在というのは「ねらわれた学園」と同じ。
「侵された都市」は1960年代から1999年の世界に飛行機がタイムスリップした話。
こちらは新聞記者が主人公。
面白かったのは1999年の東京。
本書に書かれていたような未来都市にはなっていないし、宇宙人からの侵略もない。
もう一つ敵に立ち向かう際の隊長が女性。
「女が隊長だといえばいかにも妙に感じられるが、この時代の人びとは、 -
Posted by ブクログ
ネタバレドラマ観て原作が読みたくなったので読みました。
やっぱりドラマとは設定がちょっと違う。たしかに原作通りだとあっという間に終わってしまいそう。
ストーリーとしては異次元を放浪する人間との関わりを描いたSF作品。SFは好きなのでこういった設定はすごく楽しめる。でもちょっと物足りなさが残った。
異次元から来た人間たちが現次元の人間たちに素性を知られて普通に生活していけるとは思えない。すごく爽やかな青春ストーリーのように描かれているけど、もっと違う終わり方があっても良いかも。
主人公は広一だけど、典夫の異次元を放浪するストーリーがあったら面白そう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画化に伴い読んでみました。
とりあえず帯を見る限りでは原作と映画は結構違うものになるんだろうな、っていう印象ですね。
それはおいておいて、原作の感想としてはまあちょっと古い小説であることを考えれば面白いものだったと思います。
ちょっと「!」の多用が私には読んでいてつらかったですが…。
「!」が入ると脳内でどうしても音量拡大で再生されてしまうので、読む分には少しつらい。
話の筋としては比較的予想が付きやすいシンプルな筋です。そこにファシズムの考え方とか絡めてあるのは結構驚きですね。
あとこの本、かなり薄いです。そこそこのスピードで読む人なら2時間で十分でしょう。
私は平均なのでだいたい3時 -
購入済み
サラリーマンの慣性の法則
サラリーマンとして生きるレールを一度選んでしまったら、どんな面白いことが起きようとサラリーマンでしかならないという話
面白くはない