【感想・ネタバレ】なぞの転校生のレビュー

あらすじ

岩田広一が通う中学に山沢典夫という転校生が入ってきた。典夫はギリシャ彫刻を思わせる美男子であるのに加え、成績優秀でスポーツも万能だったが、なぞめいた雰囲気を持っていた。ある日とんでもない事件を起こした典夫の秘密とは? 1970年代のNHK少年ドラマシリーズシリーズとして映像化され人気を博した眉村卓がおくるSFジュブナイルの傑作。(講談社文庫)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

中学時代、生まれて初めて夢中になった本。
切っ掛けはNHKの「少年ドラマシリーズ」なドラマ化が面白かったから。
原作を読み始めて、ストーリーがわかっているのに面白くて読むのを止められなかった。
久しぶりに読もうか。

0
2023年03月28日

Posted by ブクログ

ドラマ放送を機に、子供達と読みました。
懐かし~。そしてみどりちゃんの想いにじ~んと来ちゃいます。 こうして皆、大人になって行くんですね。

0
2014年02月19日

Posted by ブクログ

主人公の広一が住んでいる団地に同年代の典夫が引っ越してきた。広一はその典夫がレーザーを使う所を見てしまう。
やけに美形で勉強もスポーツもできる典夫だが、学校のクラスにも馴染まず、何らかのきっかけで核戦争が起きるなどの発言をして周囲を困惑させる。
さらには各地の学校で典夫と似たような天才少年少女が同時期に転向してきているらしい。いったい彼らは何者なのか。という内容。

内容はやや子供向けで、ドラマっぽいなと思ったが、実際にドラマ化されていたらしい。
広一の行動や発言が随分大人びてるなと思った。特にマスコミのあしらいなど。

そういえば団地という単語をあまり最近聞かない。何なら屋上も開放されているところは少なくなってるような。などと思った。

0
2025年06月13日

Posted by ブクログ

めずらしく漫画よんでるみたいにワクワクしながらどんどん読み進めることが出来たけどやっぱもうちょい深掘りしてほしかったなあこのページ数で終わらせるのはもったいない気するな

0
2025年02月02日

Posted by ブクログ

歳のせいか、子供の頃ワクワクしたものに無性に触れたくなる。これもそんなひとつ。でもドラマは見たけど原作を読むのは初めて。子供の頃にタイムスリップしたような気持ちになった。

0
2024年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『ねらわれた学園』と比べると、面白さには欠ける。しかし、それも物語られた時代を考えれば、味とも言える。

「理想の世界なんてどこにもないんじゃないでしょうか。」という言葉が、とても印象に残っている。恵まれていれば見えない、恵まれていなければより強く抱くものが「理想」だと思う。典夫たちは、広一たちに出会って、自分たちの本当の目的を見つけたのではないだろうか。

私が抱いている理想も、現実を見れば素晴らしいことばかりで、何でもないものになるかもしれない。

0
2021年02月03日

Posted by ブクログ

古典のジョブナイルSF。核の冬に怯えていた当時と比較して今読むと、作中のSF観の違いに驚かされる。それでも核による終末観はやはり依然として恐怖として残っており、その設定は色褪せてはいない。ネットが発達した今、同じ人間だからといって、果たして別の高次元の存在を受け入れるかと言われれば確かに疑問が残る所ではあるが、ジョブナイルものとしての落とし所は中々のもの。教師が協力的で作品の中にしっかり大人の存在を感じさせたのには非常に好感が持てる。やってきた転校生の一族は、先進的な文明を持っているにしては、ややその馴染み方に抜けがあると感じるが、それが今の人類の愚鈍さに繋がる点は上手いとは思った。

0
2019年05月26日

Posted by ブクログ

岩田広一が通う中学に山沢典夫という転校生が入ってきた。典夫は美男子で成績優秀、スポーツも万能だが、なぞめいた雰囲気を持っていた。ある日とんでもない事件を起こした典夫の秘密とは…。SFジュブナイルの傑作。

初版は1967年という古典的少年少女向けSF。数年前に深夜ドラマ化された時、その映像の美しさには目を見張ったが、ストーリーは把握していなかったので読んでみた。学研の「中一コース」に連載された作品というが、確かに小さな盛り上がりがいくつもあるストーリーで、連載モノの痕跡はあった。ただこれが半世紀前に書かれたということから改めて眉村卓の才能に驚いた。
(B)

0
2016年12月04日

Posted by ブクログ

書庫の整理をしていたら、カバーのないものが出てきた(汗)
もう一本タイムとリップものの短編が収録されていて、手塚治虫氏が巻末で書評を書かれている。
新しく撮り直しされたらしきドラマを深夜にやっていたけれど、結局一話で離脱してしまったので、本なら読めるかもと開いてみたら、こんな面白い話なら全部見てみれば良かったと後悔。
児童文学っぽく堅い言い回しの台詞なので、それが苦手な大人は苦痛かもしれない。ストーリーは深い。何故これが我が家にあったのかは謎のままだけれど……。

0
2014年03月30日

Posted by ブクログ

昭和50年4月20日初版発行の角川文庫版も読んだが2013年12月13日発行のこちらも。文字が大きくレイアウトもゆったりしていて読みやすかった。
角川文庫版では解説が手塚治虫だったので驚いたが、こちらはドラマの企画・脚本の岩井俊二が解説している。中学生の時にNHKの少年ドラマシリーズで「なぞの転校生」を見たそうである。
今回のドラマはあまり真剣に見ていなかったが、最終回で今の世界がD-15ではなくD-12で、原作の39年後の話だという事がわかった。そういえば「時をかける少女」のアニメ映画も原作の何十年後かの話だったのを思い出した。

0
2014年03月29日

Posted by ブクログ

美しいけど得体の知れない転校生がやってきた。しかも同日、地域一帯に複数人の同様な転校生が。全員が運動神経抜群、頭もよし。ただ、閉鎖空間や雨、飛行機の音を異常に嫌がる特性あり。
彼らがどこから何の目的で来たのか、近い将来このような事が起きるのか、はたまたもうすでにその世界が始まっているのか、想像を掻き立てられるSFだった。
薄めの文庫本で読みやすい。

0
2024年05月25日

Posted by ブクログ

普段本を読まない私が、読書にハマるきっかけとなった一冊。

読みやすく、人物像もすぐに形作られる。
飽きることのない展開を追っているうちに読み終わってしまったので、少し物足りなさも感じるほど。

漫画とは異なり、わざわざ情景を思い浮かべる必要がある点が読書の難点だと思っていたけれど、
自由に想像できる点が魅力なのだと気付かされた。またSFということもあり、どこまでも想像が広がり楽しかった。

0
2024年01月09日

Posted by ブクログ

謎めいた美少年の転校生。スポーツ、勉強全てに万能なその中間たち。彼らの行動に少しづつ違和感を感じる。NHK少年ドラマシリーズ!
彼らは次元ジプシー。核戦争で故郷を無くした彼らは、理想郷を探して宇宙を旅していた。
そして、地球にも不信感を持った彼らは、再び旅立つ。

0
2022年06月29日

Posted by ブクログ

SFジュブナイルの傑作。とありますがジュブナイルって何なのでしょう。調べると要は子供向け、と理解しました。
確かに小学生の頃に一度読んでいれば、今になってもこんなにサラッと読み飛ばしてしまうことはなかったろうな、と思う。

0
2019年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもの頃、ワクワクして読んだ記憶がある。複雑な感じが全然しなかった。他の星へ行ったけど逃げ戻ってきて、日本人として生活する。
次元放浪民を受け入れる地球人。だよねー。

0
2018年05月06日

Posted by ブクログ

再読。1967年の作品
中編「侵された都市」を収録。

NHK少年ドラマシリーズ、懐かしい。
タイトルどおり謎の転校生の話。

主人公の少年は正義感が強くまっすぐで、母親は子ども思いで心配性、父親は子どもの意思を尊重し頼もしい存在というのは「ねらわれた学園」と同じ。

「侵された都市」は1960年代から1999年の世界に飛行機がタイムスリップした話。
こちらは新聞記者が主人公。
面白かったのは1999年の東京。
本書に書かれていたような未来都市にはなっていないし、宇宙人からの侵略もない。
もう一つ敵に立ち向かう際の隊長が女性。
「女が隊長だといえばいかにも妙に感じられるが、この時代の人びとは、ひとつの仕事をするのに、いちばん能力のあるものをえらび出すだけで、そうした男とか女とかいうことにこだわらないらしい。」
これも実現していないな。

0
2016年03月31日

Posted by ブクログ

懐かしくて、つい手が出て久しぶりに読んだ。核の恐怖とか全滅戦争とか穏やかでない設定があってもどこかのんびりというか淡々としている感じがするのは、70年代のジュブナイル故か、こちらが大人になってしまった故なのか。

0
2015年02月24日

Posted by ブクログ

時代の流れを感じた作品でした。それだけ、現代は複雑で、かつ、一捻りもふた捻りもしたものでないともの足りなく感じてしまう時代なんだと改めて思いめした。

0
2014年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマ観て原作が読みたくなったので読みました。
やっぱりドラマとは設定がちょっと違う。たしかに原作通りだとあっという間に終わってしまいそう。
ストーリーとしては異次元を放浪する人間との関わりを描いたSF作品。SFは好きなのでこういった設定はすごく楽しめる。でもちょっと物足りなさが残った。
異次元から来た人間たちが現次元の人間たちに素性を知られて普通に生活していけるとは思えない。すごく爽やかな青春ストーリーのように描かれているけど、もっと違う終わり方があっても良いかも。
主人公は広一だけど、典夫の異次元を放浪するストーリーがあったら面白そう。

0
2014年03月10日

「小説」ランキング