三國青葉のレビュー一覧
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あぁ、働く女性の悩みはいつの世も、、、
でも、巴の周囲には、それを助け合える仲間がいる。
なんて素晴らしいことだろう。
部下の縁談を機に色んなことが起こって、仲間も同じ悩みを抱えることを知ることができて本当によかった。
そして、彼女たちの相手が、また、なんてできぶつなんだろう。この時代で、職業婦人、中でも別式女を好きになるっていうのは、そういうことも受け入れる度量がある、ということかな。たぶん、ものすごく少数派なんだろうな。
由利姫も大好き。わがまま放題でない、ひたむきで健気な姿が素敵。
なのに、あの、数馬ってのは、本当にどうしようもない男だ。もっとひどい目に合えばいいのに、なんて思っちゃった -
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ネタバレついにあの権兵衛様にも春が!と喜んだのも束の間、「花津どのっ!私と夫婦になってくだされ!」速攻の権兵衛の求婚に対し、「権兵衛様と夫婦になる気は毛頭ございませぬ」と即座にお断りされました…。これは駄目かなと思っていたら、亮太が良い仕事をしました。花津が断った理由を聞きだしたのです。なんとお仕えしている家で飼われている猫と離れたくないから、なのでした。祝言のお祝いにその猫“美月さま”を賜り、祝言を挙げることが出来た権兵衛様と花津。猫愛が止まらないお似合いの二人です。
そして亮太にも春が訪れました。
まだ幼いお民ちゃんと将来の約束が出来たのです。
良い事づくめの福猫屋。
まさに大団円…という感じ -
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今回も最高だった。
高齢になって、飼い猫の行く末を気に掛ける話は、現代でも他人事でない人がたくさんいる話だし。
ああいう結末になって本当によかった。
あの人たち、なかなかに相性がよろしいものと思われるw
権兵衛様ー、ちょいとにぶすぎる、その割に唐突なのに笑ってしまった。いや、ご本人は必死なのに笑っては申し訳ないかw
大殿様、素敵だなぁ。でも、権兵衛様をいじるのはほどほどにして差し上げてくださいまし
亮太とお民ちゃんの今後も楽しみ。
長毛淡雪ちゃんの件、どきどきしたけど、うん、猫好きに悪い人はいない!(はず、たぶん。)
さて、次はどんな猫ちゃんが登場するのか、楽しみでたまらない♪ -
購入済み
宝箱
7人の作家の小品集で、江戸人情小話が、いっぱい。どれも、ちょっぴり切なく、ホロリとさせられる。次々と色々な話が、ポンポン出てくる宝箱のようだった。
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又十郎くん、がんばってるね。
幽霊が怖くても頑張る姿が健気。
天音への溺愛ぶりも微笑ましいし。
あいかわらずデレデレで、天音に恋人ができたりしたらどうなることやらw
天音も、優しいいい子だね。
弟ができて喜ぶ姿の微笑ましさときたら。
さたろうくんの一件、母親のことは切ないけど、それをのぞけば、ものすごくいい形に決着がついたと思う。
夫婦、嫁姑、親子。
色んな形があって、この世を去った時に心残りがあって成仏できない人にとっては、又十郎と天音がどれほどありがたいことか。2人にとっては、ものすごい負担だろうけれど、、、
それでも、誰かのために一生懸命な2人。
2人が幸せでありますように。 -
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今回は、お勝さんの活躍が素晴しかった!
特に、天音の一件でのあの啖呵の迫力は最高!
あんなにかっこいいおっかさんはそうはいない。
辛い事件で引き取られた天音だけど、素晴しいおっかさんに出会えてよかったね。
でも、あいつらには本当に腹が立った。
いつまでもビクビクしているがいいわ。
お勝さんは、天音と清ちゃんが簪をさした時のあのエピソードも好き。
そこ?みたいな、ね。素敵だわ。
和音のことで天音とお勝さんが出掛けたあの話も素敵だった。
又十郎も、色々がんばっていたんだけど、今回は女性2人の活躍がめざましい。両手に飴を持ってしょんぼりの姿は想像すると笑ってしまう。ごめんねw
又十郎よりもさらに影が -
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『福猫屋』 〜お佐和のねこだすけ〜
著者 三國青葉(みくにあおば)
にゃんとも可愛らしい装丁画。笑(=^ェ^=)
久しぶりに立ち寄ったBOOK OF◯で目にとまり、一目惚れ購入した本です。
お話の方もあまり大きな波風は立たず、お佐和さんと猫達にほっこりさせて貰えます。(*´ω`*)
はじまりに、錺(かざり)職人だったお佐和さんの夫の松五郎さんが突然に亡くなってしまいます。(心の臓の発作ということですが、ちょっとすっきりしないところもあるような、、。←松五郎さんのことを妬んでいたところのある、政吉の仕打ちが嫌で勝手な勘ぐりです。m(._.)m)
すっかり気落ちして痩せてしまったお佐和さんを気