あらすじ
ネズミ捕りの猫を手配したり、猫をあしらった小物を作ったり、さらには子猫と遊びたい客が存分に楽しめる猫茶屋を開いたりして、福猫屋の経営もやっと軌道に乗りかけてきた。そんな矢先、突然猫が消える「猫さらい」の噂が伝わってくる。すでに地元の両国界隈で発生しているらしい。三味線に使う目的のためにトラ猫と白猫が売り飛ばされているという噂まで上っていた。果たして福猫屋では白猫のユキが行方不明になった。犯人は客の中にいるのだろうか。そしてこの「猫さらい」をきっかけに、お佐和が思いついた新たな商売とは……。
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Posted by ブクログ
お佐和さんのねこかしや、みるみる進化していくのが素晴らしい。
お客さんを大事に思っているから、お客さんもお佐和さんを大事に思ってくれる。
権兵衛さんもナイスキャラだけど、何より大殿様が素敵。
お城でもみんなに好かれているんだろうな。
で、猫グッズはついつい大人買いしちゃうよねってところに、うんうんってなるw
繁蔵の件、あんなに素敵なことになって本当に嬉しい。
亮太も頑張ってるね。
ねこさらいの一件も、みんなが優しくて。
権兵衛の母上様ともお会いできて、商売はますます進化していきそうで、先が楽しみでならない。
Posted by ブクログ
福猫屋さんに常連もついて安定してきている印象です。
猫好きの話は読んでいてニマニマしてしまいます。猫ちゃんたちが幸せで周囲の人達も幸せで嬉しい。
唯一気がかりなのは松五郎の兄弟子、政吉のこと。今回も猫の簪で嫌がらせなんて器が小さい。次からも何か絡んでくるとしたら嫌だなぁ。
Posted by ブクログ
楽しみにしていたシリーズ第2巻。今回も出てくる猫たちの愛いこと!そして常連客や新しい客、福猫屋で紡がれていく人同士のご縁にもほっこり癒されながら読書時間を存分に満喫できて大満足。ほくほく幸せ気分に包まれたい時にぜひ!