三國青葉のレビュー一覧

  • 福猫屋 お佐和のねこかし

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    楽しみにしていたシリーズ第2巻。今回も出てくる猫たちの愛いこと!そして常連客や新しい客、福猫屋で紡がれていく人同士のご縁にもほっこり癒されながら読書時間を存分に満喫できて大満足。ほくほく幸せ気分に包まれたい時にぜひ!

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    2023年03月22日
  • 福猫屋 お佐和のねこだすけ

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    ネタバレ

    時代小説だと思わなければ、楽しい。時代小説に、医療が乏しかった人が簡単に死んだ時代の感覚を想定したりとかしない。すごく、今っぽい江戸時代。こういうのもありなのだろう。

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    2023年03月02日
  • 福猫屋 お佐和のねこだすけ

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    江戸が舞台の猫だすけ物語。

    まったり、ゆっくりと進んでいくお話。
    里親探しの場として商いを営むこととし、人と猫の縁結びを行うお佐和。少しずつ紡がれていく、多方面との繋がりがほっこり読み手の心を温めてくれる一冊。

    猫好きさんにオススメ。
    初回限定で表紙の猫たちの可愛いしおりがついてくるので、是非ゲットしてもらいたい!

    ☆4.0

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    2023年01月07日
  • 損料屋見鬼控え 1

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    あやかしもので、今まで読んだことがない作品を探していて見つけました。
    時代小説&あやかし、大好物です‼️
    ファンタジーに振り切っていないところも、私は好きです。
    「幽霊」が見える体質の兄と「物に遺された思念」が聞こえる義理の妹のバディ。
    江戸の長家の生活が垣間見えるところも、好きです。
    ちょっと空回りしちゃうけど、真っ直ぐな兄と、無口だけど優しい心根の義理の妹、これからの活躍を見守っていきたいと思える1冊です。

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    2022年01月04日
  • 学園ゴーストバスターズ

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    中学校の入学式の朝、主人公の一色恭夜は、霊に取り憑かれます。その時、同じく中学1年生の望月冴子が現れ、呪文を唱えて刀を出し、霊と対峙します。一色恭夜と望月冴子は霊が見える中学生で、それぞれ霊を成仏させる役目を持つ家系の子供だったのです。このファンタジーな設定の3つの霊障解決物語です。第3話の「カーネーションの押し花」は、最後にちょっと涙しました。最後におまけ的な感じで、各家庭の朝食エピソードが書かれています。

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    2019年03月22日
  • 学園ゴーストバスターズ

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    徳島在住作家さんによるヘタレ男子と男前女子が互いを補い、あの世に旅立てない魂と向き合い、ご飯とお菓子とパンを沢山食べるゴーストストーリー。同級生男女が○○○○○○ってどうなっちゃうのー的な展開も予感しつつ二巻も楽しみ。

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    2018年05月27日
  • 母上は別式女 2

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    雨城藩の奥向きを守る女武芸者『別式女』筆頭を務める万理村巴の奮闘とその家族との日々を描くシリーズ2作目。

    前の筆頭で今は菓子屋の主人に嫁いだ世津に招待され、月見の宴で菓子屋に出向いた巴。
    遅い結婚で周囲から様々な声があった世津と語り合い、自分の愚痴も話して少しスッキリした巴。だがそんな二人の前に不穏な殺気を帯びた浪人が現れ…「月見」

    別式女たちとの女子会を万理村家で行うことになった。覗くなといってもあの手この手でやって来る万理村家の男たち。
    だが今年は結婚を機に別式女を止める初音の送別会も兼ねていて…「後の雛」

    この二話に関しては働く女性の取り巻く環境というのが現代に通じるものとして描か

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    2025年10月28日
  • 母上は別式女

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    とても読みやすかった。

    タイトルは『母上は』となっているが、主人公はその母上である万里村巴。
    「別式女」とは大名家の奥を守る女武芸者のことで、巴はその別式女たちをまとめる筆頭。
    その夫の音次郎は上屋敷の賂い方助という料理人、巴の父は元勘定方組頭の源蔵。この二人は相性が悪く源蔵が音次郎に小言を言えば音次郎は皮肉で返すという言い合いが繰り返される。
    息子で9歳の誠四郎は食いしん坊だが料理人になるには不器用で、武芸を習っているが巴のように強くはなく、とどちらの血を強く引いているのかはまだ分からない。

    家族の個性がぶつかり合っているようで上手くバランスが取れている。
    巴は武芸は得意だが料理はからき

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    2025年09月23日
  • 五分後にホロリと江戸人情

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    神田講談町にある保呂里(ほろり)長屋。
    そこに住まう店子たちの日常を描いたアンソロジー。
    特に何か大きな事件が起きたりするわけではないけど、それぞれが懸命に生きている様子が楽しい一冊。
    古傘治しを生業としている男の元にきた恋模様、
    財布を拾ったことから困った事になる湯屋好きな男の結末、捨て子を拾った事でヤクザ稼業から足を洗った男。
    様々な出来事が暖かな筆致で描かれている。
    短編だし、優しい人情噺ばかりなので気持ちよく読める。

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    2025年09月03日
  • 母上は別式女 2

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    別シリーズの『福猫屋』が登場したのも嬉しいです。

    巴の部下が結婚するため職を退くことになり、巴は家に同僚を招いてお祝いします。部下の結婚は喜ばしいことですが、女が仕事を続けることは難しく、致し方無いと思っていたのですが…。
    別式女の仕事を辞めたくないという初音たちに、ご都合主義の面は否めないのですが、巴を敬い目標にしている真摯さがあってほっこりしました。

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    2025年04月04日
  • 母上は別式女

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    ネタバレ

    「別式女(べっしきめ)」とは大名家の奥を守る女武芸者のことだそうです。初めて知りました。

    雨城藩で別式女筆頭をつとめる万里村巴。
    婿入りした夫の音次郎は上屋敷の賄い方助で料理上手で、いつも美味しいものを食べさせてくれます。
    父の源蔵と一人息子の誠之助の四人暮らしです。

    一人息子の誠之助のことを心配する巴ですが、実は誠之助は巴が思っているよりずっとしっかりしているのかもしれません。
    音次郎や源蔵に比べ巴の人物像が大人しすぎる気がします。女だてらに武芸者であり、目立ってしまうことを敬遠している、それは息子の誠之助に不利益がないようにとのことでしょうけれど、物足りなさを感じてしまいます。
    続きが

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    2025年02月21日
  • 福猫屋 お佐和のねこかし

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    猫攫い、が近所で発生し始めた。

    猫カフェ、状態の家の中。
    今と違ってガラスもないですし、これはちょっと
    管理が大変そうだな、と。
    しかし猫。
    そして美味しいもの。
    けれど攫いがでて恐怖としか言いようがない状態。

    人の方は不穏な感じも見え隠れしていますが
    そちらはどうにかなりましたし、攫いの方も
    付け加えのようにさらっと解決。
    大事に発展しなくてよかったです。

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    2024年10月01日
  • 福猫屋 お佐和のねこだすけ

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    ネタバレ

    錺職人の夫が急逝し、子どももいないお佐和は生きる気力を失っていました。それを救ったのは一匹の野良猫。元々猫好きだったお佐和は家の前で野良犬に威嚇されている猫を助けました。お佐和はお腹が大きかったその猫を福と名付けて飼うことにしました。福が仔猫を生んでお佐和も猫たちの世話にてんやわんや。福がネズミ捕りが得意なことからお佐和は猫の新商売を思いつきますが ――。

    猫好きとしてはこのタイトルに素通りできません(笑)

    夫の弟子だったお佐和の甥の亮太がお佐和を心配するのは普通だと思いますが、夫の弟子達を引き取ってくれた政吉(夫が修行していた親方の息子)がそれを禁止するのは何故なのかよく分かりませんでし

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    2024年07月31日
  • 福猫屋 お佐和のねこだすけ

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    猫+江戸モノ=好物。
    ということで、“我ながらチョロイ奴だなー・・(´▽`;)ゞ”と思いつつも手に取ってしまいました。

    夫を亡くして、塞ぎ込んでいたお佐和の家に、お腹の大きい野良猫が迷い込んできます。
    “福”と名付けたその猫と、生まれた仔猫たちの面倒を見るうちに、心癒されて立ち直っていくお佐和。
    福に“ネズミ捕り”の依頼が舞い込んだのをきっかけに、お佐和は猫がらみの商売をしようと、思い立ちますが・・・。

    シリーズ第一弾となるこの巻は、お佐和がお江戸版・保護猫センター&保護猫カフェ(猫グッズも売ってるよ!)の「福猫屋」を始めていくまでお話。
    とにかく猫がわんさか登場するので、その可愛らしさに

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    2024年03月14日
  • 損料屋見鬼控え 1

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    損料屋を営む巴屋の跡取り息子、又十郎は幽霊の姿が見える。そして義理の妹天音は幽霊の声が聞こえる。そんな二人の元に幽霊が出て困っている人達から助けてほしいと頼まれるようになる。
    二人の活躍を描いた作品。
    又十郎と天音のコンビが、怖がりながらもなぜ幽霊が化けて出るようになったのかを推測し成仏させてあげる。 
    ほんのり心温まる話。

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    2023年11月28日
  • 福猫屋 お佐和のねこだすけ

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    これは…猫好きにはたまらない作品ですね。
    TVの保護犬猫番組を時々観ますが、まさにその江戸時代版。
    可愛さもあり、命の責任もあり、商売として成り立たせる難しさもあり。

    さらりと楽しく読めました。

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    2023年08月06日
  • 福猫屋 お佐和のねこだすけ

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    ネタバレ

    保護猫活動、猫カフェ(猫グッズも販売)江戸時代ver

    普通に考えてこの時代では無理だと思うけど

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    2023年05月08日
  • 損料屋見鬼控え 1

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    新・ご贔屓作家開拓中で手に取る。
    妖怪系でも食べ物系でもチャンバラ系でもない本を探していた。
    幽霊というのでホラーかと思いきや人情ミステリーだった。
    次作もあるので読んでみる。

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    2022年11月28日
  • 損料屋見鬼控え 1

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    主人公の又十郎が「幽霊が見える兄と幽霊の声が聞こえる妹」という前情報から勝手に想像していた兄像と大分違っていたのですが、「優しい子」というのは当たっていて、「幽霊の心残りを探って成仏に導く」という、幽霊は出てくるけれどまったく怖くない、仕事疲れにも読みやすいハートウォーミングなシリーズです。

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    2022年10月12日
  • 損料屋見鬼控え 1

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    ネタバレ

    【収録作品】第一話 犬張り子/第二話 菖蒲打ち/第三話 朝顔/余話 天音の本音
     幽霊が見える17歳の兄と、幽霊の声が聞こえる10歳の妹(養女)が、町の幽霊騒ぎの解決に駆り出される連作。
     見える・聞こえるだけなので、彼らを頼ってくる大人たちが支えてもくれて、安心して読める。

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    2021年09月07日