母上は別式女 2

母上は別式女 2

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

3.5

8月15日の月見の宴の日、巴は前任の別式女筆頭・世津のもとを訪れた。品川の海に近い高輪の邸、老舗菓子屋・大和屋の別邸に。世津は2年前にその大和屋の主人に嫁ぎ、後任の筆頭に巴を推挙してくれたのだった。宴の料理を食べたあと二人で邸の外に出ると、強い殺気を帯びた胡乱な男に出くわす。三十歳半ばの浪人者のようだ。元別式女筆頭と現筆頭は、自然と男のあとを尾けることになった……。

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母上は別式女 の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 母上は別式女
    693円 (税込)
    「別式女」は実在した。大名家の奥を守る女武芸者のことで、御三家や仙台藩などの大藩には置かれていたが、万里村巴が仕えるたった5万石の雨城藩に6人もいるのは珍しい。なかでも巴はその統率者たる「別式女筆頭」なのである。その任務は多岐にわたり、藩主の妻女の護衛のほか、家臣の子女への剣術指南なども行った。だが巴は、剣の腕は立つが料理はからっきし。反対に夫の音次郎は、上屋敷の賄い方助として料理の腕をふるっているのだ。そんな「凸凹夫婦」の万里村家には、皮肉屋の父や楽天化の息子もいて、まったくもって目が離せないのだ……。
  • 母上は別式女 2
    693円 (税込)
    8月15日の月見の宴の日、巴は前任の別式女筆頭・世津のもとを訪れた。品川の海に近い高輪の邸、老舗菓子屋・大和屋の別邸に。世津は2年前にその大和屋の主人に嫁ぎ、後任の筆頭に巴を推挙してくれたのだった。宴の料理を食べたあと二人で邸の外に出ると、強い殺気を帯びた胡乱な男に出くわす。三十歳半ばの浪人者のようだ。元別式女筆頭と現筆頭は、自然と男のあとを尾けることになった……。
  • 母上は別式女 3
    748円 (税込)
    藩主一族の警護を担う馬廻衆。雨城藩にはさらに藩主の子女を守る別式女が設けられていた。双方の筆頭対決とは──書下ろし時代小説!  別式女筆頭の万里村巴は、馬廻役筆頭の村野小平太とともに、藩の行事に備えて警備の下見をしていた。馬廻役は藩主一族の警護を担い、別式女は藩主の子女の護衛を担当する。そんなライバル関係にある小平太から、巴は彼の役宅に招待される。しかも、夫の音次郎や息子の誠之助、祖父・源蔵もいっしょに。いぶかしみながらも承諾する巴。音次郎にいたっては、当日の手土産に自慢の料理を持参することになり……。

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母上は別式女 2 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あぁ、働く女性の悩みはいつの世も、、、
    でも、巴の周囲には、それを助け合える仲間がいる。
    なんて素晴らしいことだろう。
    部下の縁談を機に色んなことが起こって、仲間も同じ悩みを抱えることを知ることができて本当によかった。
    そして、彼女たちの相手が、また、なんてできぶつなんだろう。この時代で、職業婦人、中でも別式女を好きになるっていうのは、そういうことも受け入れる度量がある、ということかな。たぶん、ものすごく少数派なんだろうな。
    由利姫も大好き。わがまま放題でない、ひたむきで健気な姿が素敵。
    なのに、あの、数馬ってのは、本当にどうしようもない男だ。もっとひどい目に合えばいいのに、なんて思っちゃったけど、巴って大きな心を持っている。
    巴の家族もあいかわらずのお騒がせで楽しかった。
    そうそう、別シリーズの方々の話が出たのも嬉しかった。あちらの続編も読めるといいな。欲を言えば、もう1つ、待ってるシリーズがあるのよねー。実現するといいな。

    1
    2024年12月19日

    Posted by ブクログ

    ゆる時代小説という印象を受けた。
    万里村家は妻がバリバリ働き夫は屋敷の料理番(といいつつ金遣いが荒く全体的に頼りない)という、「今っぽい」お武家さん。

    会話劇が微妙。誰が喋っているかわかりづらかった。
    また、内容については、全体的にコミカルで楽しい印象を受けた。
    しかし、別式女として命をかけて主君に仕えるという武家本来の要素のようなものが抜けており、少し物足りなかった。第3話の『紅葉狩り』では命を捨てる覚悟で戦うと涙ながらに言っているが、お役目がある以上当たり前である。「死して屍拾う者なし」と言えないものか。

    まあでも家庭があるし未来があるから死にたくないよねーという気持ちもわかる。だから、ゆる時代小説だ。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    雨城藩の奥向きを守る女武芸者『別式女』筆頭を務める万理村巴の奮闘とその家族との日々を描くシリーズ2作目。

    前の筆頭で今は菓子屋の主人に嫁いだ世津に招待され、月見の宴で菓子屋に出向いた巴。
    遅い結婚で周囲から様々な声があった世津と語り合い、自分の愚痴も話して少しスッキリした巴。だがそんな二人の前に不穏な殺気を帯びた浪人が現れ…「月見」

    別式女たちとの女子会を万理村家で行うことになった。覗くなといってもあの手この手でやって来る万理村家の男たち。
    だが今年は結婚を機に別式女を止める初音の送別会も兼ねていて…「後の雛」

    この二話に関しては働く女性の取り巻く環境というのが現代に通じるものとして描かれている。
    特にこの時代、また別式女という役目は独身を通して一生をお役目に捧げるか、あるいは結婚を機に辞めるかのどちらかという究極の選択が多い。
    そんな中で筆頭を巴に譲って40歳で結婚した世津の半生や、職場に子連れ出勤して誠之助を同僚の別式女たちの手を借りながら育てた巴の経験などが語られる。
    巴の後輩たちもこれに続こうとするが、それ以上に障害となるのが男たちや嫁ぎ先の意識改革だった。

    万理村家の場合は、夫の音次郎がお役目にかこつけたグルメ三昧のために生活費のやりくりが厳しく、巴の別式女筆頭の給金に頼らざるを得ないという情けない事情があるのだが、一般的には武士は貧しくともまず体裁という意識があるから女性を(内職ならともかく)表立って働かせるなんてという抵抗もあっただろう。
    ただこういう小説の中くらい、別式女たちの力業で乗り切ってほしいなと願う。

    第三話の「紅葉狩り」では別式女たちの真骨頂、武芸で闘うシーンが描かれる。
    それもちょっとした不審人物の乱入ではなく、明らかに命のを狙うプロの集団との闘いだ。
    天真爛漫な姫の思い付きが大変な展開になるのだが、由利姫が単なるわがまま姫ではなく、きちんと別式女たちお付きの者たちの命を惜しむ姫で良かった。
    彼女の決死の機転も巴を手助けしてくれた。
    逆に馬廻役の正木数馬の落ち度が酷い。今回のことで退場となるのかどうか。

    今回も巴の父・源蔵と巴の夫・音次郎との皮肉の応酬はあちこちで繰り広げられる。だが結局のところそれだけ二人とも似たり寄ったりの性格だということなのだろう。誠之助が可愛らしくて健気なようで、実は一番ちゃっかりしているというのもご愛敬。

    結構ハードな武芸ものの作品のようにレビューを感じたかも知れないが、ゆるい雰囲気なのでのんびり読める。ご安心を。

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    別シリーズの『福猫屋』が登場したのも嬉しいです。

    巴の部下が結婚するため職を退くことになり、巴は家に同僚を招いてお祝いします。部下の結婚は喜ばしいことですが、女が仕事を続けることは難しく、致し方無いと思っていたのですが…。
    別式女の仕事を辞めたくないという初音たちに、ご都合主義の面は否めないのですが、巴を敬い目標にしている真摯さがあってほっこりしました。

    0
    2025年04月04日

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