損料屋見鬼控え 2

損料屋見鬼控え 2

682円 (税込)

3pt

4.3

ついにその日がやってきた。家族と死別してもらわれてきた天音が、以前住んでいた長屋に行ってみたいと言い出したのだ。義兄の又十郎に拒む理由はない。霊が見える又十郎と声が聞こえる天音の義兄妹が、片方の肉親の霊がいるかもしれない住居を訪れたらどうなるのだろう。恐る恐る2人は長屋に向かってみるが、どうやら何もいない様子。だが安堵も束の間、天音の親戚の家に寄ってみると、又十郎は例の嫌な気持ちに囚われ……。

...続きを読む

損料屋見鬼控え のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 損料屋見鬼控え 1
    660円 (税込)
    文政元年(1818年)、損料屋(江戸時代のレンタルショップ)巴屋の惣領息子・又十郎は17歳になってからも親から丁稚扱いをされていた。損料屋といえばいちばんの得意先は長屋。長屋から長屋への引っ越しなどではわざわざ家財道具は購入せずレンタルで済ますことが、上方ほどではないにせよ江戸でもそれなりにあった。最初の事件は巴屋の店の入っている長屋だった。大家にヘンな物音がする部屋があるので見てほしいと頼まれてついていくと、部屋の隅に見事な幽霊の姿。もともと霊感らしきものが強いとは自覚していたが、あまりに鮮明なそのお姿に又十郎は腰を抜かしてしまう。これが「事故物件」のなせる業なのか!
  • 損料屋見鬼控え 2
    682円 (税込)
    ついにその日がやってきた。家族と死別してもらわれてきた天音が、以前住んでいた長屋に行ってみたいと言い出したのだ。義兄の又十郎に拒む理由はない。霊が見える又十郎と声が聞こえる天音の義兄妹が、片方の肉親の霊がいるかもしれない住居を訪れたらどうなるのだろう。恐る恐る2人は長屋に向かってみるが、どうやら何もいない様子。だが安堵も束の間、天音の親戚の家に寄ってみると、又十郎は例の嫌な気持ちに囚われ……。
  • 損料屋見鬼控え 3
    682円 (税込)
    「霊が見える兄」こと損料屋の又十郎は、困っている霊をほっとけない。そして「聞こえる妹」天音の能力が決め手に。温かい時代小説! 損料屋(レンタルショップ)の巴屋に紙問屋の藤屋から注文が入り、葬儀などに使う善と器を貸し出すことになった。巴屋の跡取り息子・又十郎が届けることになるが、案の定、成仏していないと思われる幽霊がいた。又十郎は霊を見ることができ、物に宿った声が聞こえる妹・天音と二人で「見える兄と聞こえる妹」として、江戸では少し有名なのだ。そして藤屋の幽霊。主人の儀兵衛に尋ねると亡くなったばかりの女将の霊だとわかる。又十郎は成仏させてあげたいと提案するが、儀兵衛は次の女将になるはずの嫁のことが気がかりだったのだろうと言って、そのままにしてほしいと断る。幽霊がいると伝えたことを又十郎は反省をする。だがその後、嫁姑問題に絡む思わぬ真相が……。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

損料屋見鬼控え 2 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    匿名 2023年08月14日

    おっかさん、最強!
    天音の叔父夫婦への啖呵も、天音とのしんさん探しでも、大活躍なおっかさん。
    又十郎はまだまだですね。
    天音もしんさんも前を向けて良かった。

    #ほのぼの #切ない

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月20日

    今回は、お勝さんの活躍が素晴しかった!
    特に、天音の一件でのあの啖呵の迫力は最高!
    あんなにかっこいいおっかさんはそうはいない。
    辛い事件で引き取られた天音だけど、素晴しいおっかさんに出会えてよかったね。
    でも、あいつらには本当に腹が立った。
    いつまでもビクビクしているがいいわ。
    お勝さんは、天音と...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月17日

    家にとりついた霊が見える又十郎とモノにとりついた霊の声が聞こえる義妹の天音。二人は意外な場所で霊を見聞きする。そこはなんと不幸にして亡くなった天音の母・お時の兄・千太郎の家だった。天音の家族5人の幽霊が憤怒の形相でにらみつける理由とは、簪から聞こえるその言葉の意味は。。。 明るくユーモラスな文体で面...続きを読む

    0

損料屋見鬼控え 2 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

三國青葉 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す